猫組長のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
インテリヤクザの代表格と言える一部では有名な『猫組長』。猫組長ですよ、猫組長。名前が素敵過ぎて組長Twitterをいつも覗いておりますが、なんせ株情報が面白い、まんま信じたら馬鹿を見るし、しかし密かに面白案件を出しつつ、それらをどう読み取ってどう売買するか、あ、今回の書評とは違いますね。
元ヤクザやさんの解説だけに今回の山口組分裂の背景もよく分かったし、特に警察vs暴力団が決定的となったきっかけが山口組の関東進出であると、山口組自身が自分の首を絞めている現状であると、成る程感満載の内容。
そして、経済の全てが石油であり、石油が世の中を動かしている事実。そのオイルマネーで儲ける為に日々ヤクザやさ -
Posted by ブクログ
アメリカ合衆国がドル建て取引を禁止するSDN LISTに日本の山口組会長や住吉会会長などの名前が載ったことに関心があった。この本によれば、アメリカが自国の安全保障を脅かすほうに資本を移動させない(テロリスト等に資金を行かせない)意向があり、逆に言うと、アメリカは「自国で取引をやってほしい」と言う意図があり同じタックスヘブン(TH)でもイギリス系THに逃げてしまった自国企業を取り戻したいというアメリカの思慮も働いているそうだ。
(日本のヤクザの海外進出が激しすぎて、米国政府に警戒されたらしい)
パナマ文書もイギリス系THとアメリカ系THの勢力争いでアメリカ系THiによるイギリス系THへの攻撃とい -
Posted by ブクログ
発刊から7年後に読んでみる。色々面白いネタはあるが、読み終わってみると不思議なくらい内容が頭に残っていない。トランプ再選でグローバリズム→インターナショナリズムの流れは変わっていない印象。しかしドイツの中国接近などは状況が変わっている。米朝関係が加速していくような印象を与える対談だったが、基本的に中国の緩衝地帯が存在意義な国なので現状維持が続くだろう。北朝鮮に対する考え方については一般常識と大きな乖離を感じた。
とくに海外進出では自己資本ではなく現地で資本を調達していけるように中小企業の経営を後押ししたいような希望があるようだが、製造業では難しいだろう。