【感想・ネタバレ】元経済ヤクザ×エコノミストが読み解く 「安倍以後」の日本 政治・経済から対中戦略まで大激変の裏と表のレビュー

あらすじ

8月28日、17:00、安倍晋三総理が突然辞意を発表――それは総裁選レースの始まりの合図だ。
米中の緊張関係は高まる一方で、南シナ海や尖閣諸島を含む東シナ海など、列島周辺では流血の戦争リスクが現実になろうとしている。
新冷戦構造下の日米英国連邦による連合国と中国の対立は防衛安全保障と経済だけではなく金融、暗号資産、エネルギー、穀物へと広がりを見せているのが現在だ。
アメリカと共同で中国に対するインド・太平洋の安定をリードしてきた安倍政権。
その中心人物を失った「安倍以後」に訪れる日本の政治、経済、安全保障のリアルを、石油取引と国際金融の世界に生きた元経済ヤクザとエコノミストが対談で解き明かす!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

論理的だ。中国嫌悪とか、感情論ではない。扇動もしない。
ただ、猫組長が常に言っている通り、金と暴力をもつアメリカがシステム的に最強だという話だ。ドル建てで原油も金融もやられてしまっている以上、中国に未来はないという帰結を語っている。シンプルだが、それだけに重い事実だ。

1
2020年11月08日

購入済み

ここ1年の国際情勢の整理に

米中関係と日本への影響を軸にここ一年の国際情勢が非常に良くまとまっている。新聞やテレビのニュースのより深い理解の一助になるのはもちろんのこと、表面上の意味の裏にある駆け引きも解説されていて興味深い。対談形式のためあまり堅くなりすぎず読み易い一方で、データの提示や意見表明は硬派というバランスも良い。

1
2020年11月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

猫組長ってどんな著作あるんかいなと調べもせずに選んだら対談本だった。序盤がメールでやり取りしたような「対談」だったのでふーんとか思ってたのだが、中盤から対面してるような風合いになっていた。

時事の先取りが主眼のようなので、旬を逃した今では本書の価値も最高ではなかろう。
経団連とソフトバンクと二階氏に関する知見が得られたので、それでも読んだ価値はあったと思える。

トランプ推しのようだが、知ってのことか否か。
自身の望む相場的局面を創出・維持する人物や状況を推すように見えるのだが、対談本一冊では見極めはつかない。

0
2022年04月18日

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