迎夏生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
完結しました。30年。これだけ長く続いたシリーズをきちんと完結させたことは、素晴らしいことです。私自身これほど長く読み続け、ちゃんと終わったシリーズは初めてです。
最初のページにお決まりの前書きがありますが、この巻だけは少し違います。そこでまず泣きそうになりました。すべてのことが片付いて、自然とパーティが解けていく瞬間は味わい深いですね。
パステルの物語はいったん幕を閉じましたが、この世界の中での他の登場人物の物語はまだまだ続きます。クレイやトラップのその後とか、ずっと先の時代のルーミィやシロちゃん視点の話もいつか読んでみたいです。
ひとまず、深沢美潮先生、お疲れ様でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレとうとうフォーチュンクエスト完結…!!
連載30年だと…!!!帯見たときびっくりしたわ。
昔の登場人物これでもか…!というくらい目白押しだった。
さすがに王様や王女様方は戦闘シーンには出てこれないけど(当然です)
呪われた城のアンデット達もさすがに出すわけにはいかないから、扉絵に割といい位置で登場させてあげたんだろうか…?
ルーミィを庇ってダークイビルに憑依されたパステル。
ゼンばあさんと、ブラックドラゴンが調べた「エルフの宝」の謎とダークイビルの対処方法は、クレイのもつ伝説の剣で憑依されたパステルを斬るという衝撃的な内容。
しかし、恋の女神メナースによる憑依体験は経験済のパステル。乗っ取 -
Posted by ブクログ
ネタバレ終わったーーーーー!
終わってしまったーーーーー!
いやーでも終わってよかった。
ちゃんと終わらせてくれて、ありがとう!
つーか原画展あったんだー、行きたかったなー。
まあ、どーせ地方には来ないのだろうが泣泣、そして今はコロナやし。
ルーミィ、お母さんとあえてよかったー。
母親から大好きよっていってもらえるのって、こどものしあわせのもとになる気がするから。
戻れてよかったよかった、の時点でしっかし、最終巻に相応しくいつもより厚めなページのまだ真ん中にもいってなかったからまだなんかあるよなーっと思っていたら、ルーミィ拐われる、の報。からの怒涛のバトルシーン。
だけど、大変なんだが、思い出のキャラ -
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読書録「新フォーチュンクエスト20フレンツ・メーロス二世の受難」5
著者 深沢美潮
イラスト 迎夏生
出版 電撃文庫
p82より引用
“「そうです。それはとても些末なことかも
しれません。ちょっとした時の目線だとか、
手の動きとか、そういうことかもしれないん
です。種々雑多な出来事の積み重ねです。わ
たしはキットン族という由緒正しい種族の者
ですが、我々はそのような日々の雑念を無駄
なものとして排除するのではなく、活かすよ
うにしています。無駄でも無意味でもないも
のだからですよ」”
方向音痴のマッパーとその仲間たちの冒険
を描く、ファンタジーライトノベル。
船旅での問題も無事解決で -
Posted by ブクログ
ネタバレ夢中で読んだ一冊。
前回の気になる終わり方から怒涛の展開。
そしてそして遂にの再会。
再会した人物はパステルの気になるあの人。
こんな風に再会することはもうないんじゃないかなって思ってたから、私的にうれしかったな~
パステルとふっついたら嬉しいんだけど、そうならないのかなぁ。。
本物のシロちゃんを助けるために奮闘するパステルたち。
今までにない激しい戦い、パステルたちに似合わない一切のほほんがないストーリー展開(特にラスト近く)。
ラストはとにかく本物のシロちゃんを助け出せて良かったという感じ。
落ち着いた終わり方だったので、次巻を待つのものんびり待てる。 -
Posted by ブクログ
今回は文句なしに面白かった。
最初ののんびりした雰囲気から一変、中盤から始まったルーミィ誘拐事件からのパーティの焦り具合。
必死にルーミィを探す皆にどんどん絶望が押し寄せてきて、それでも見つからなくて泣き出しそうな時に、聖騎士の塔へ一人チャレンジしていたクレイが現れて・・・
クレイー!って読者も叫ぶ気持ちになったかと思う。
それ位あの登場シーンは良かった。
その後も皆でルーミィを探し、色んな人の協力を得て、ついにルーミィをさらった謎の行商人を見つけ、バトルになった時はハラハラ。。
シロちゃんの、『その手を離すデシ』はかっこよかった。
いつものフォーチュンにはない緊迫具合が最後まで読むのを飽き -
Posted by ブクログ
ネタバレいやーおもしろかった♪
不穏な前巻の終わり方にぎゃーっと叫んだものでしたが、
けっこうはやく続きがでてよかったよかった。
人間態(このたいでよかったかしら)になったシロちゃん
めっちゃかわいいんだが、ルーミィが怖がって近寄らない。
まさか、この子はニセモノ??じゃあ本物はどうしたんだ??
とりあええずニセモノか本物かの確認を試みたパステルたち。
そうしてはっきりした事実。
奴の狙いはルーミィなのか?シロちゃんは無事なのか?
不安を覚える中、ルーミィがさらわれて!?
そしてお久しぶりの方々が!
いやーシリーズ長いとほんっといろんな知り合いがいるよなあっとしみじみ。
ドキドキしつつも、楽しませて -
購入済み
敵対人物の不気味さにハラハラ
待っていたクエストシリーズの最終巻。
今回初読了。
一人称の語り口調は目の前に光景が浮ぶかのようで、相変わらず読みやすい。ライトノベルというよりは児童文学のような目線で冒険を楽しむことができた。
内容だが、まさかあのときのが!と驚いた。それと同時に、十何年も前にどんなクエストだったんだ?と考えたことを思い出す。
読み進めるとすぐに終わりそうで終わらないストーリー。話が巡って本巻の結末が訪れるが、敵対人物のやり口はなんとも底知れぬ不気味さがあり、対する主人公たちの懸命さが相対的で歯がゆくも美しく、読み進めずにはいられない。
家族のようなパーティーの絆はますます強固となりこの先もてんやわんや -
購入済み
登場人物の成長を描く
15年振りの再読了。
偽り〜真実の王女シリーズの完結作。
軽快に読み進めることができる文章は変わらないが、内容は新フォーチュンクエスト以前のような冒険一直線の路線ではなく、登場人物たちの心の成長がありありと描かれた読んでいて歯痒さを感じるストーリー仕立てとなっている。
水面下で沈んだり張り切ったりする姿はまさに『居場所』を巡る攻防であり、つい登場人物を励ましたくなる。自分ならこんな行動をとるのに。いや、むしろ自分が物語の中に入り込んで励まして一緒に活躍したい!と考えてしまう。
まだまだ未熟な世にも幸せな冒険者たちが愛おしくてたまらない。一人ひとりが自分の意思で小説の中を冒険しているように感 -
Posted by ブクログ
小学生の時から読んでいるシリーズ、今回発売に気づくのが遅く、18巻〜20巻迄一気読み。この3巻の中では20巻が1番好きだった。ドキドキハラハラのモンスター撃退やダンジョンの話も好きだけど、シティものって、フォーチュンってことをすごく感じる。パーティーの連携プレーは勿論、ほのぼのするやりとり、食事のシーンはいつも美味しそうだし、ルーミィとシロちゃんにはほっこり。パステル達も大人になっていって考えることや言動が変わって行くことも、わかっていてもなんだか寂しく感じてしまうのは、私も大人になったからなんだろうなぁとおもったりして。次からまた新たなシリーズと銘打ってのフォーチュン。また仲良しパーティーの