迎夏生のレビュー一覧
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“未来の王子様というのは、渋沢拓斗といって、同じ楓陽館に通う男子生徒。六年生だから、未来たちの一個上である。
とはいえ、その整った風貌といい、落ち着いた雰囲気といい、とても小学生には見えない。背も高く、すでに百七十近くある。
ずば抜けた洞察力、推理力がある反面、学校一の変わり者でもあった。
恋する少女である未来の目には、すべてがすてきに見えるのだが、他の人たちから見れば理解しがたい部分も多い。
普通に道を歩いていたのに、ふと立ち止まり、そのままそこにしゃがみこんで、地面に何やら指で書き始めたこともあった。
その時はさすがの未来も驚いて、いったい何を書いてるのか聞いたが、拓斗は「いやぁー、ちょっ -
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ネタバレ海洋冒険編ということで、やっぱり旧の7巻、8巻とくらべてしまう。
思い出補正かもしれないけど、旧のほうがテンポもよくてスピード感もあって、おもしろかったな。
カシアスが美形になって出てきたのにはびっくりしたけど。
しかしなんでこうトラップさんは態度が悪いんだ……。カシアスの不信感は、彼のそれまでの冒険の話を聞けば納得できるけど、トラップさんのは八つ当たりというかなんというか。
安定しちゃったぶん、わくわく先を読ませる展開じゃなくなったなあと思いました。それはわたしが大人になったからかもしれないけど。
たぶんカシアスだってクレイだって生きてるんだろうなと思ってしまった。
次巻も買います。こう -
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“「チーム戦だそうですよ。未来くん、もちろんいっしょに出てくださいね」
「ええええー!?で、でも、わたしなんか戦力にならないですよ」
「いえ、いいんです。だって……」
「だって?」
思いっきり期待して待っていたのに。みんなも拓斗が何を言うんだろう?と注目していたというのに、彼はこう言った。
「だって、他にいないので……」”
迎さんの描いたムーも可愛いなとかなんとか。
タクトとムー以外の出場者の容姿が衣装に似合って無さ過ぎて可哀想なんだけど。
“みんなが口々に感嘆の声をあげ、ため息をつく。
なにしろ、女の子用の楽屋から現れた夢羽は、白い大きな襟が印象的な真っ赤なドレスを着ていたのだから。
髪 -
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毎回思いますが、深沢先生の文章力は凄い。
フォーチュンは子供向けレーベルからも発売されましたが、小説初心者にも
安心してお勧めでき(自分も小説読み始めた頃に読み始めた)、かつそこそこ
色々読むようになっても(ラノベが多いが;)毎回楽しい。
特に今回は久々の1冊もので、楽しかった。
ちょっと表紙はズルいが…トラップはともかく右の少女の出番があんなに少ないとは;
文章力にビックリというのは、今回のような変なダンジョンのからくり。
下手な文章なら意味不明で全然面白くもないんでしょうが、ロールプレイ
できるもんなぁ。
本編でパステルも楽しんでますがこのフォーチュンならではのドキドキは好きです。
し