花田菜々子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ花田さんの出会い系の本がかなり面白かったから、もう一冊同じ著者の本を読んでみた。
一冊目よりもかなり文章が上手くなっていて引き込まれるように読んだ。
ブレイディさんのエッセイと同じ空気を感じる。
私も1人親家庭に対する偏見を持っていたので、本に出てきた従姉妹の発言を全部否定する気持ちにはなれない。
悲しいけど今後も著者は同じ様な目にあうだろうと思う。
偏見や差別があるのはある意味で仕方のないこと。特にこの国では。
それでも著者の結婚に対する独特な考え方は、すごく腑に落ちる。
私もパートナーに対して特別な好意はあるけど、権利を全て奪いたい独占したいとは思わない。浮気をされたらそれは悲しいけど。
関係が近ければ近いほど、自分の支配下におき、コントールしたいと、つい思ってしまいがちだから、この考えは肝に銘じておかなくてはと思う。
この本で紹介されていた本はどれも魅力的な本ばかりでまた積読本が増えてしまた。この本の執筆時点で、著者は日比谷HMVの店長だったが、2022年2月に閉店が決まったそう。
やはり本屋とCD屋のコラボは難しいのだろう。著者の次の転職先が気になる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者の前作『出会い系サイトで〜』が面白すぎて、2作目もあるなら絶対読みたい!と思い、ようやく読めました。
結婚はもういい、自分の子供も特にいらないと思っている著者が年下シングルファーザーの彼氏とその息子2人と一緒に過ごす中で、家族のあり方とは何か考え実践した日々の記録。
彼らと一緒にいる日々だけでなく、著者の本屋の店長としての新たな挑戦も面白い。「女性のための本屋」をコンセプトにした本屋。本やお客さんと真摯に向き合っているからこそ、ああでもない、こうでもないと妥協をしない姿勢が素晴らしくて。
恋愛、結婚、シングルマザー・ファザーへの偏見や固定観念を置いた、著者の考えが読んでいて心地よかった。沢山の本を読み思考をしてきたからこそ、無闇に人を傷つけないんだろうな。前作『出会い系サイトで〜』に引き続き、著者に影響を与えた本があちこちで登場して、読みたい本も案の定増えました。
本の最後には、著者が日々を進めるためにヒントを得たという「子どもとの関係性や親子問題について考えるための13冊」を紹介してくれている。全部読みたい。
新しい関係を築くのに、100%の家族じゃなくても、新しい母にならなくても、サポートメンバー、30%家族、50%家族でもいいじゃないか。
読んでよかったです。
出会えてよかった。
■メモ:
・暴言は無知から来ている。
・本屋は生きもの。
・好き勝手に生きてやりましょう
・若いときほどまわりの「当たり前」に囚われやすく悩みやすいのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
すごくよかった、一気読み。
結婚、恋愛、そして子育てに関するあらゆる「当たり前」のフィルターを外して、目の前のパートナーや子どもたち、自分の心の動きをつぶさに観察する。まずは受け入れる。(作品中で微細な心の動きを「電流」と表現していて、まさに、という感じ)
そんな花田さんの視点を通して、「自分は?」と問われているような感覚だった。
それから印象的だったのは、花田さんに性教育や暴力構造の知識があり、子どもたちとの関係性の中で慎重になっていたこと。
血の繋がった親子であっても(だからこそ?)このあたりの知識と自覚は、子どもの尊厳を守るためにとても大事だと思った。自分が家族を持つことになったら、もう一度読みたい。
#花田菜々子
#シングルファーザーの年下彼氏の子ども2人と格闘しまくって考えた家族とは何なのか問題のこと
#読書 #読書記録 -
Posted by ブクログ
花田菜々子さんの二作目の作品です。
花田菜々子さんとはヴィレッジヴァンガード、二子玉川蔦屋家電、パン屋の本屋、に勤めて日比谷コテージの本屋の店長を務めている方。
わたしがこの人を知ったのはインスタのおすすめ本で「出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと」て本を読んでからです。
これはほんと題名そのままの内容なんですけど、花田さんの考え方、が世の中の常識と微妙にずれていて面白くて興味を持ちました。
二作目が出てるとは知らず見つけてテンション上がってすぐ読んだところ…
二作目の方が面白い!
というかわたしにハマる感じがしました。
これまた題名そのままの話なのですが、相手の子供の心の機微を、部外者の目から見て考察されていて、勉強になります。
特によく描写されてるな、と思ったのが相手の子供、ミナトが花火大会でなかなか花田さんと合流目できずにイラつくところ。
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もう少し楽しい気持ちでいてくれればいいのに、そんなふうに怒らなくていいのに、と思う気持ちとともに、なんだかミナトの言葉にならない怒りがわかるような気がして、人が多くて進めないミナトがもどかしくもあった。少し前までは不満や不機嫌は父親に泣きつくことで表現していたのに、もう今はそれもできなくて、でも自分の感情をコントロールひたり自分の気持ちを伝えることもできず、行動も制限されて、思うように生きれない。結果的に走れない場所を走ろうとして前に進むこともできなくて。
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なんだか自分の中学2年とかそれくらいの気持ちを思い出して不思議な感覚になりました。
その他、結婚は必要なのか、とか、挨拶をしなさい、と強要することは親のエゴなのでは?とか、世の中で正しいとされていることを本当に?それってわたしの基準だと本当にそうなのか?ということを書かれていて、面白いです。
題名やバックカバーからするとライトなエッセイな印象を受けますが、書いてあることは考えさせられるし深い、素敵な話です。
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Posted by ブクログ
文章が好き ◯
作品全体の雰囲気が好き ◯
内容結末に納得がいった ◯
また読みたい
その他 ◯
お付き合いしている男性にこどもがいて、そのこどもたちとどうやって付き合っていくべきか。
どうしたらこどもたちに気に入られるかという単純な話ではない。
実のこどもではないけれど、その子たちの意思を尊重してきちんと向き合うにはどうすればいいか、手探りで進んでいく過程を描いている。
作中の長男の年齢が、私の息子と同じこともあって、自分のことのように読み進めました。
大人になって心理的に離れていく長男のことを「行ってしまうんだね」ということばで表現されているところがまたぐっとくる。
素晴らしい作品に出会いました。 -
Posted by ブクログ
あらすじはタイトルにある通りの内容。
主人公であり著者の花田氏、ヴィレヴァンの店長経験者とあり紹介する本の内容がディープ。
個人的にもヴィレヴァンはよく行く本屋ですが、潰れない為とはいえ売れ筋路線に乗りポップカルチャーに傾倒している現状を嘆く著者の心情には共感するものがありました。
自分の言葉にできない感情は、どこかの誰かが言葉にして本にしてくれているはずだから、読書という出会いを自分は続ける。という感じの文をどこかの本かネットで読みましたが、その出会いを繋げる著者の発想と知識量は素晴らしいと思います。
読書に対する視野を少し広げてくれる。そんな出会いをしたい人は是非。