花田菜々子のレビュー一覧
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こうして本を読むようになると、特に読書を普段あまり好んでしていない友人から『おすすめの本ってある?』って聞かれることがよくあります。その度に私が思うことは、この人は今何を求めてるんだろう、今の心情は?恋愛?ホラー?自己啓発etc..きっと聞いた相手は本を読むきっかけとして軽い気持ちで聞いているかもしれないのに、聞かれた私はその人の今置かれてる状況から、普段の話の傾向から、色んなところから一番合う本って何かなぁと悩んでしまうわけです。それは私にとって読書が自分の心の支えになる瞬間を知ってるから、読書の楽しさを知ってるからこの気持ちをこの人にも感じてもらいたい!と躍起になるからなのかなあとずっと思ってました。そんな中この本の存在を知って、読んで、本を介して気持ちの交換ができる喜びを改めて感じることが出来て、私が真剣におすすめの本を考えるのってこう言う気持ちからだよなあと、とってもホクホクしたあったかい気持ちになりました。また読み返したいし、ここで紹介してくれた本を手に取りたいなあと言う気持ちになりました。
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Posted by ブクログ
新しい世界に飛び込む勇気をくれる本。
誰しも現状維持バイアスが働いて、変化を恐れてしまう。
変な人に絡まれたり、嫌な思いをするなら今のままでいいやって思ってしまう。
私もその一人。
著書は夫婦関係の亀裂をきっかけに、やってみたいこと、興味のある方へ行動したからこのような成功があったんだと思う。
本をおすすめすることで、人を幸せにできる、他者貢献になるという部分は、とても興味深い。
人を助けるってことは、介護や医療、弁護士など資格や高度な知識が必要と思ってた。
だけど、自分が少しでも知識がある・得意というだけでも、それが誰かのためになる点は思ってもみないことだった。
また、商売をする人にも参考となる行動・考え方があるので、副業や本業で稼ぎたい方にもおすすめ。
◎プロフィールの書き方
・どんな人でもOK、これという特徴がない人は、会いたいと思う決め手に欠ける。
→具体的に引っかかる方が会いたくなる
◎ペルソナを決めて本をおすすめする
・以前こんな話で盛り上がったなー
・この著者が好きって言ってたなー
・この人の性格なら、この本合いそう
→ノートに書き出す
◎その人がわからなくても本や新聞広告のように、人に本を勧められる。
自分が面白かったという理由は、シンプルで最強。
だけど、その人・本のこと、なぜその人に勧めるのかを把握しないと本当の意味で本を勧められないのでは?
◎人に本を紹介
本の知識、相手の分析、見通す力が必須
→教えてやってるというスタンスだと、自分よりも知識が、ある人となると自分の存在意義はない
本の魅力を伝えることが大切
◎著者がおすすめする時に意識することに
①お話を聞いてあなたはこんな素敵な人
②そんなあなたには、この本がおすすめ
③この本のこんなところが、今のあなたにぴったり寄り添ってくれる
・その人の魅力を伝える
・魅力と本を言葉でツナグ
・その本がその人に何をもたらすか伝える
→まだ読まれてない本も、その人のいつかのお守りになるかも
◎失敗を生かす
本好きな人にはベストセラーや有名な本はおすすめしない。
本をおすすめしても、読まない人がいる。
だったら自分の行動は意味ないのでは?
→ そんなことないと自分でいろいろ考えた -
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今の私の中では1番刺さったといえる本。
社会にはいろんな人がいる。そんなことがよくわかる話。人生に迷った時はこの本を思い出したい。
また、たくさんの本の紹介もあるので、何かしら気になる本が見つかると思います。
(以下ネタバレあり)
私に響いたフレーズは次の3つ。
「『仕事』と『お金』と『好きなところ』の関係性については誰もが悩み、それぞれの答えを持って行動しているのだと思う。」
→この悩みは多くの人が抱えているものだ。私もその1人だが、改めて悩んでいるのは私だけじゃないと気づけ、心が軽くなった。
「このドレスを自分が着ることがなくても、そうやって誰かが『あなたはこのドレスが似合うような素敵な人だよ』と言ってくれたら、そのドレスはガラスの向こう側に存在しただけで私に価値をもたらしてくれる。」p.196
→このフレーズだけ読んでも伝わらないかもしれないが、この前後も含め、かなり響いた。菜々子さんの考え方がとても素敵だと思った。「読まれていない本」もお守りになるというのは目から鱗だった。
「だから人の人生に一瞬でも関わって、その人の中に存在させてほしいとめちゃくちゃな強さで思うのかもしれない。」p.216
→これは私が常々うっすら思っていることだ。だれかの人生の一部になりたい。自分がなくなってもずっととは言わないが、誰かの記憶の中で生き続けたい。 -
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いろんな切り口から、さまざまなことを考えるヒントになるような金言がたくさん飛び出す対談集。
対談する方々は、みんな花田さんが著書を読んで面白いと思った方なので、ブックガイドにもなっている。
対談相手はもちろん、花田さんの言語化に唸らされる部分も多い。
以下、ごく一部だけど、印象に残った箇所の引用。
〈山崎ナオコーラ〉
・(花田菜々子)コロナ禍収束後も企業は当然利益を出すことを掲げるとは思うんですが、社員の人たちは前みたいにそこに乗っていけるのかな、って。他人事みたいですが、もう売上や利益にモチベーションを持てなくなってしまうかも、と思っています。歩みを止めたり、ゆっくりすごしたりと、何かを消費すること以外の良さを知ってしまって。
・逆にスマホゲームって素晴らしいんじゃないかって思えてきました。なんでそこまで、というくらい大勢の人がやっているわけだから、ほんとうは人間に必要なんじゃないかって気がします。
・ありがとう、という言葉は言われるほうはもちろんうれしいけど、ありがとうを言う回数が多いのに言われることは少ないという人もいるわけで、自分だけが一方的に「ありがとう」を言い続けることは、それは負担なんじゃないかと思うときもあって。
〈メレ山メレ子〉
・(花田)男らしさや女らしさを期待されることのかわりに、今度は無害でまっとうな善人であることを期待されているような圧はたしかにあるかも。
〈田房永子〉
・人って多分、どんな小さなことにでも、実は常にショックを受けてる。
・娘からふくよかな体型の女性タレントに似ているとよく言われることにショックを受けていて、でも最初は自分でショックだと気づいていなくて。「かわいくていいじゃない、ありがとう」ってポジティブに受け止めようとしていると自分のショックがわからなくなる。
・ちゃんとショックを受けるということと、何にショックを受けているのか、自分の内面を探すこと。
〈西加奈子〉
・やっぱりしんどいときって、大きなことより、身近な「自分より頑張っていない人」を憎む方がラクですよね。 -
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窪美澄 『ははのれんあい』でも、妻子を残して浮気相手の元に走った智久が悪い、という感想がすごく多くて。智久はたしかに悪いのだけど、そもそも恋って仕方がないものなんじゃないかな、っていうのが大前提としてあって。子育て中の大変な時期でも、人を好きになってしまう瞬間が人生の中にはあるんじゃないかなと思います。
花田 他人が家族に入っていくことで風通しがよくなったらいいですよね。
メレ山メレ子『こいわずらわしい』
花田 まだ買ってないし見てもないのにキャンセル不可とは、っておもっちゃいますよね。
里親もですが、シングルマザーで子どもを産みたいっていう人にはすごく覚悟を問うのに、結婚している男女にはそんなふうに覚悟を問わないじゃないですか。
離婚率は上がっているし、既婚男性の育児放棄は当たり前のように起きているのに、そこに対してはすごく無責任に、子どもを持つっていいことだよとか、結婚したんだから次は子どもだね、っていうのは謎だなって。その人たちにも同じくらい覚悟を問いなさいよって思うんですよね。
ブレイディみかこ『他人の靴を履く』
日本のテレビに出演したとき、イギリスの場合は休業補償がちゃんとでてますし、と言った後日本はまだ出てないらしいですねって言ったら音声がなぜか消えたんですよ。次にその局の別の番組に出たときに笑い話としてプロデューサーに話したら、すごく真顔で「それたぶん偶然じゃないですよって。ほんとうに今の日本って北朝鮮みたいになってしまったのかと思ってゾクっとした。
「こんな社会、組織だめだ、私が私を生きられない」と思ったら逃げていいと思う。これは大事ですよね。
花田 女の子たちは大人になってもどうしてもあの愛想笑いがベースになってしまっていて、嫌なことを言われても、体調が悪くてつらいなと思っても、苦笑い、愛想笑いでなんとか済ませてしまう。上からくる理不尽な要求に、真顔で「は?」と返す練習が必要だと思います。
ひらりさ 誰かを推していることがアイデンティティ
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花田菜々子さんの『出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと』が面白くて、そこからずっと気になっていた本。
花田さんの対談相手に対するリスペクトを端々に感じる。だけど聞き役に徹するのではなく、花田さんらしい切り口で展開していく対談が心地良かった。バランス感覚が抜群で頭の良い人なんだろうなぁ。
一番好きだったのは飯間浩明さんとの対談。
日本語を正しく使おうとするあまり、自分が本当に伝えたいことを伝えられなくなっているのはもったいない!という話。待ち合わせ場所に行くのに服装や持ち物の事ばかり気にしてなかなか出かけられないようなもの、という例えもわかりやすい。
確かに日本語って「正しい」「誤り」で判断されがち。
自分自身も、他人の言葉に「その日本語使い方間違ってない?」という目を向けてしまいがちな事に気がついた。
他人に向けている厳しい目はいつの間にか自分のことも苦しめていて、「この日本語であってるかな?」「失礼だと思われていないかな」「バカにされてないかな」と余計な事ばかり考えてしまって、結局面倒くさくなって伝えること自体をやめてしまったりすることもある。
正しい日本語ではなくても、素直な言葉で気持ちを伝えてもらえる方が嬉しいって頭ではわかってるのになぁ。
この対談を読んで、もっと気楽に自由に言葉を選んで人に伝えられるようになりたいと思った。
「日本語はこわくない」も絶対読む。