almaのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
4つの駅を舞台とした、4つの心温まるストーリーが楽しめます。東京、神奈川、愛媛、京都の駅です。私はこの舞台となった駅のうち2つには行ったことがありますが、2つは駅名すら知りませんでした。
そんな私でも4つのストーリーは全て楽しむことができました。知っている駅では「そういえばそんな立地だったな」や「その気持ちわかる」といったような地元あるあるが楽しめましたし、知らない駅では未知の場所、でもそこにいけば確実にある場所の風景を想像して楽しめました。
感動的なストーリーやホッとする結末が中心です。悪く言えば大どんでん返しもない、特別な設定もない平凡なストーリーですが、私はこういったジャンルの本が無性に読みたくなる時期があり、今まさにその時期だったので、個人的には大当たりでした。
誰かのちょっと特別な日常は見ていて楽しくなるものです。年度末から新年度にかけてバタバタとしている方も多いかと思います。私はそんな方にこそ本書をお勧めしたいです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ小学校高学年から。好きな子は4年生でもいけるかな。
ある日、小4のタケルが住む町の空中に銀色に光る巨大な「何か」があらわれる。
夜中にラジオから流れるなぞの音声、友達のことりが大切していた飼い猫ポーの死、公園で美味しいキャラメルミルクとポテトを売るワゴン車、目が白く光る8本足の黒い化け物。
不思議な現象てんこ盛り。児童書としての易しさをキープしつつも、ありありとファンタジーな情景を想像させてくれる描写は読書感想画にはもってこい・・・ですが、ストーリーとしては、もう一歩しっくりくる確かな「なにか」が欲しいような。
両親の不仲とか、ことりの引っ越しとか、喪失感の受容とか、現実的な問題がファンタジーとごちゃまぜになって、曖昧になっている印象。
ネジマキ式の世界において、今はネジがゆるみきってるからネガティブな現象が起きてる?ネジまいたから
OK?うーん・・・。
ついつい、子どもたちが能動的に起こす具体的なアクションが未来を切り開いていくという流れを期待してしまうからか、ファンタジーの流れに飲まれていって着地した地点がもう「めでたし」になっているのが物足りないと感じてしまう。