村瀬幸浩のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
性教育再入門
大学生の生の声も入っていて、やはり新鮮なものだったのがよく分かります。男女の性の仕組み、そもそも性愛とは何か?等々、分かりやすい言葉で述べられていて、大いに勉強になるような本でした。性感染症や避妊方法、お互いで快楽を求めることの良さなども率直に語っていましたし、ジェンダーや性自認、性的少数派の問題等にも触れられていて、中高生とかにも読んでもらいたい本です。
結婚と異文化共生の話、あとがきの赤味噌・白味噌の違い(著者は愛知県出身)が端的な話で、一方的な支配ではどうしようもないですし。
残念ながら男性性の塊でしかなかったような死んだシンタロウとかは、こういう本は絶対に読まなかったでしょう……読みや -
Posted by ブクログ
ライターの三浦ゆえ氏が企画・構成を立案し、村瀬幸浩さんをスーパーバイザーとして、著者5人の各テーマの執筆と村瀬幸浩さんと田嶋陽子さんの対談である。更年期の基礎知識と向き合い方。思い込みによるセックスの誤解解消の気づき。パートナーシップによる相手への尊重と傾聴。性志向と性自認の理解。性暴力加害者にならないための知識。そして、「ジェンダー」と「らしさ」をめぐる重鎮対談。受け身こそ「女性らしさ」という呪縛から脱却し、自己主張をもっと積極的にと女性を励ます。ペニス信仰、勃起・挿入・射精という男根主義に慣らされている男性への痛切な批判。性の歴史と在り方を平易に解説し、50歳から学び直そうと提案するが、
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Posted by ブクログ
これは非常に良い本だった。50才から学んだのでは遅い。全ての人が定期的に学び直すべき。
第4講までは、とても落ち着いた当然のことが書いてあるなあ…令和の時代にこんな当然のことを認識し直さなければならないなんて…と悲しくなった。
私の時代に学校で学んだ性教育は、第二次性徴や、妊娠の仕組みといった内容だった。一方、今の性教育は自分、他人を大切にすることを教えるものだ、と聞いて、いまいち腑に落ちなかったのだが…、
第5講を読んで、それまでの全てがすっと納得できた。性加害は、性欲が抑えられないから起きるんじゃない、人を大切にできないからなんだ、と知って私には目から鱗。
ラジオで斉藤章佳さんが話されて -
Posted by ブクログ
娘はとっくに大人だけど、まだ嫁入り前なので (この表現が古い?) まにあうかと読んでみたら、もっと大人の私も勉強になった。
○性教育は「いのち・からだ・健康」の学問。自分と他者を大切にするため、共に幸せに生きるためのもの。
○更年期にいいイメージがなかったけど、漢字の「更」は、更新、変更など「あたらしくなる」という意味。新しい人生が始まると考えると違った印象になる。
○プライベートパーツに触れるときは同意をとれる人になる。
○付き合ってるなら当たり前?セックスだけが愛情表現ではない。
○性欲をコントロール。マナーを守ってセルフプレジャーもあり。
○性的に親密になってきたら、セックス