あらすじ
性を語ったら嫌われる? 伝えたいのに言葉にできない心と体のこと
私立和光高等学校退職後、一橋大学、津田塾大学、東京女子大学非常勤講師として、約3万人の大学生に「人間と性」(ヒューマンセクシュアリティ)をテーマに講義を行った村瀬幸浩氏。本書は、当時学生に話した中身を要約して紹介しながら、学生たちがその講義をどう聴いたのか、学生のリアルなレポートを元にまとめた「恋人とつくる明日」(2006年発行)を、再編集・追加取材を行い1冊にまとめたものです。
大学生たちの声は、今読んでも共感できるものばかり。性のはなしはSEXだけではなく、心と体のことはもちろん、恋人たちにとっては日常と切り離せない自分の思いを語る大切なコミュニケーション。けれどもお互いに性を語る言葉をもっていないのが現状です。
パートナーと一緒にいるのに、いま『嫌なこと、痛いこと、不快なこと、よくわからないなぁな時間』を感じている人に。
コロナ時代のコミュニケーションに悩んでいる人に。
当の本人だって実はほとんどが知らない、複雑なからだ・性の仕組みを学び
性について語る「言葉」を持つことで、大切な人との関係性は変わります。
感情タグBEST3
性教育再入門
大学生の生の声も入っていて、やはり新鮮なものだったのがよく分かります。男女の性の仕組み、そもそも性愛とは何か?等々、分かりやすい言葉で述べられていて、大いに勉強になるような本でした。性感染症や避妊方法、お互いで快楽を求めることの良さなども率直に語っていましたし、ジェンダーや性自認、性的少数派の問題等にも触れられていて、中高生とかにも読んでもらいたい本です。
結婚と異文化共生の話、あとがきの赤味噌・白味噌の違い(著者は愛知県出身)が端的な話で、一方的な支配ではどうしようもないですし。
残念ながら男性性の塊でしかなかったような死んだシンタロウとかは、こういう本は絶対に読まなかったでしょう……読みやすい本です。
Posted by ブクログ
なかなか学ぶことがない性について、大学生に向けて講義をした内容であるが、社会人になり、結婚した今読んでも非常に勉強になりました。
精神的なつながりを大切さがよくわかりました。
Posted by ブクログ
色々な意見をみたくて、この本を読んだが学生の素直な気持ちが書かれていて面白かった。
性で悩みがある人は読んでみるといいかも。
性の知識もつけられるはず。
Posted by ブクログ
小学生や中学生が学ぶのも大切ですが、大学生や社会人がこのようなことを学ぶべきですね。
学習するより体験後に学ぶことで身につくものや振り返りが多くありますから。