大学生になった暦。
で、相変わらず巻き込まれる。というか、巻き込まれにいく。
後輩から、友達の妹が行方不明だという話をきいて、探し始める。
…物語シリーズは、ふいに生い立ちがどうしようもなくかわいそうな子がでてくるので、びびる。
でもって、それが子供ゆえに、自分の立場や境遇がひどいっ
...続きを読むてことに気づいてないことが多くて、切ない。もっとも、気づいたところで、子供ゆえの無力さでどうにもできないのだけど。
思えば、羽川ですら、あの家庭環境に甘んじていたわけだ。
そして、それをどうにもできないジレンマに猫になり、打破するしかなかった。
あの、聡明で行動力のある羽川ですらだ。
暦の真っ直ぐさは、家庭の真っ直ぐさであり、そういう意味では、とても皮肉な話なのである。
と、撫子の話。
とりあえず順調に回復(?)してるようでよかったけど、相変わらずあぶなっかしい。
まぁ、どうやらそれをちゃんと見守ろうとする人がいるというか、できたようで、よかった。
って、多分これは、今後への伏線なんだろうな。
ということは、…。
あまり幸せな展開が予想できなくて、なんだか滅入るわ…。
やれやれ。