渡辺明夫のレビュー一覧
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ああ確かに。"青春は、混ぜたら危険"。
物語シリーズのストーリーテラー・阿良々木暦くんと、可愛くて危険な少女たちとのハーレム…いや素敵な出会いとやり取りが描かれた、西尾信者の信者による信者のための作品です。
※今作は西尾維新作品をある程度読んでからのほうが絶対おすすめ。信者向け☆5!
西尾維新先生の各作品ででてくるキャラクター×阿良々木暦とのクロスオーバー作品。
ほっほぅ、確かに"混"ぜてる。
魔法少女に殺人鬼、策師最終人類最強、メイドに美少年に名探偵。時代を超えてお姫様まで。
(まさか否定姫が来るとは…とがめちゃんではなく!)
個人的には玉藻ち -
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ネタバレ「物語」シリーズの主人公・阿良々木暦が、「戯言」「刀語」「世界」「りすか」「伝説」「忘却探偵」「美少年探偵団」各シリーズの登場人物たちと共演する、という特殊短編集。
もともとは、映画『傷物語』3部作において、一週毎に一編ずつ劇場特典として配布されたもの。3編の書き下ろしが追加されている。
書き下ろしのひとつ「くうインビジブル」で、「伝説」シリーズの主人公・空々空が登場したのは嬉しい。「伝説」シリーズといえば、同シリーズには挿絵がないので、表紙で地濃鑿が描かれたのも新鮮。
敢えて言えば、語り手同士の絡みが殆どなかったのは残念(いーちゃんや創貴との会話を読みたかった)だけれど、そもそも読者が語 -
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本作は〈物語〉シリーズ第25作目の、100%趣味で書かれた混沌である。しかし混沌といっても、忍野扇のような正体不明という意味ではない。その実体は『劇場版「傷物語」の来場特典として書かれた短編の集合体』(混物語『あとがき』より引用)である。以前から〈物語〉本編において度々ネタとして行われていた他作品とのクロスオーバーが、あろうことか一冊の本になってしまったというわけだ。怪異を介さないボーイミーツガールは、生粋の〈物語〉フリークである私にとって新鮮であり、面白かった。書き下ろしの3話以外は全て劇場公開時に回収したので、新鮮というのは語弊があるかもしれないが、まあ。データに注目すると、本作はこれまで
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第忘話 きょうこバランス 浪白公園で眠っていた白髪の美女・掟上今日子の事件忘却を手伝う
第強話 じゅんビルド 哀川潤と学習塾跡の吸血鬼の残滓、暦が死にそう。。。
第法話 のみルール 地濃鑿との教室からの死の脱出ゲーム
第眼話 まゆみレッドアイ 瞳島眉美と存在しないピラニア
第病話 くろねこベッド 病院坂黒猫
第血話 りすかブラッド 水倉りすか
第刀話 ひていクリア 尾張幕府家鳴将軍家内部観察所総監督・否定姫
第殺話 いおりフーガ 無桐伊織とマインドレンテル
第軍話 しおぎレンジャー 三叉路で策師・萩原子萩、曲絃師・紫木一姫、狂戦士・西条玉藻、どのルート選んでも死ぬ
第招話 あかりトリプル 千賀 -
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ネタバレ物語シリーズ番外編
「第忘話 きょうこバランス」
「第強話 じゅんビルド」
「第法話 のみルール」
「第眼話 まゆみレッドアイ」
「第病話 くろねこベッド」
「第血話 りすかブラッド」
「第刀話 ひていクリア」
「第殺話 いおりフーガ」
「第軍話 しおぎレンジャー」
「第招話 あかりトリプル」
「第喰話 りずむロックン」
「第大話 みここコミュニティ」
「第英話 くうインビジブル」
「第騙話 らいルーレット」
「第終話 まごころフィニッシャー」
の15編収録。
最後の3作は書下ろしで時間軸も暦高校卒業後の物語でした。
とにかく、著者の他シリーズのコラボで暦以外の登場人物は絡まないというお約束 -
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劇場版「傷物語」の来場者特典として配られた冊子を一冊にまとめたもの。
異文化コミュニケーションとはよく言ったもので西尾維新先生の他のシリーズのヒロインが阿良々木暦に出会ったらどうなるかというIFのストーリー
最初のシリーズだけあって戯言シリーズから呼び出されているヒロインが一番多い。登場人数も一番多いしね。単話で読むと「もっと」と思うけど連続で読むと胸やけがする。
暦もヒロインズも自分の世界観を譲ろうとしないから世界観の殴り合いみたいになってる。後半は暦の考え方がどうやってお引き取り願おうかという方向にシフトしてて作者の本音もこれだろうなって思ってしまった。
最終話のオチのぶん投げ方はいかにも