評価:☆4.5
物語は臥煙さんに輪切りにされたところから始まる。・・・え、地獄?どゆこと?ww
あまりにも突拍子もない始まりでポカーン状態、そして一番納得いかなかったのが八九寺を連れて帰るってそりゃねーよ。
その後ちゃんと物語の進行上必要だったとは言えこれはタブーだと思う。別れのシーンが台無しだ
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久しぶりのガッツリ登場のガハラさんとのデートは楽しかった。
何より最後の「おねだり」を思いついた瞬間に始まる演技とお願いの内容が可愛すぎて・・・いやたまらんすね。
そしてこの巻では遂に謎の存在であった忍野扇の正体が明かされる。
自らを否定するという存在、それは阿良々木くんだけではなく誰しもが持ちうるものなんだろうな。
青春(に限らずですが)は間違いの繰り返し、その間違いとは別れるものではなく向き合うべきものだとも思うので、そのまま消滅しないでよかった。
自分を犠牲にしてきた他者を助けてきた阿良々木くんが初めて扇ちゃんを、己自身を助けることを選んだ。
「助けて欲しい」という心の声に応えた結果ですね。ホント自分をもうちょっと大切にしないと・・・そうすると阿良々木くんっぽくないんだろうけどw
前向きになった撫子についての描写があったのも良かったね。
綺麗に締まったと思うんだけど、続きに何を書く事があるというのか・・・w
「これまであなたがしてきたことは、間違いじゃあなかった」
「僕は、間違えてない」