北野幸伯のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
現代に生きるロシアの傑物、プーチンがもし日本に亡命して安倍晋三(本書では矢部)や石原慎太郎に対して政策を提言したら?という、一風変わった書物。
そこでは、我が国の保守・リベラルともに陥りがちな空想的・ロマン主義的な発想を完全に廃した「リアリズム」の観点から我が国が取るべき対米、対中政策が語られる。
その中で印象深かったのは、「戦後レジームの脱却は、米国支配の脱却であり、歴史観の見直しは米国は許さない。」つまり、歴史観の見直しは、反米政策とみなされる可能性があるので慎重になるべきとのことである。
大東亜戦争の敗因は、国際的孤立であり、米国からの自立は是だが孤立の道に走ればその悲劇を再び繰り -
Posted by ブクログ
令和4年のGW後半の中日、天気も良くどこかへ出かけようかと思いましたが部屋の大掃除が途中でもあり、読み終わった本の整理をすることにしました。レビューを書きたい本が50冊以上部屋の片隅にありますが、半分を目標にしたいと思います。従って、付箋をつけた箇所全てを書いていると処理しきれないので、各々10箇所程度に絞ることにしました。
以下は気になったポイントです。
・世界を良くしたのは、自由と平等の思想である。この二つに日本の「和の思想」を付け加えれば世界はもっと良くなる。日本の現在の元号は「令和」英語訳は、Beautiful Harmony(美しい調和)である(p27)
・歴史の教訓から、1)