北野幸伯のレビュー一覧

  • プーチン 最後の聖戦
    大学の教授に「面白い」と紹介された本。アメリカはプーチンによって一極支配体制を壊されたということが主軸。新聞記事の引用もあって客観的、しかし著者が砕けた表現をつかってるために読みやすい。
    アメリカ帝国論を勉強しているから、ロシアの不足していたことを補えてよかった。この本に書かれている事実を知っている...続きを読む
  • プーチン 最後の聖戦
    タイトルを見ると、プーチンの伝記のような作品か、或いは副題の「ロシア最強のリーダーが企むアメリカ崩壊のシナリオとは?」から想像すると、根も葉もない話を書いたドンデモ本かと思ったが、実際には新聞報道や政治家の発言などを裏付けとして示しつつ、米、中、露の現在の関係性を描き出そうとした力作で、とても面白か...続きを読む
  • プーチン 最後の聖戦
     詳しく、しかも分かりやすく書いてあるのが良かった。著者は「読みやすさを犠牲にして……」と書いていたけれど、読みにくいとは全く感じさせない文章だった。
     私がこの本を読もうと思ったのは、プーチン政権の今後、メドヴェージェフがこの4年間に行ったことを知りたかったからだ。2000年からの8年間のことは、...続きを読む
  • プーチン 最後の聖戦
    おそロシア・・・。が、KGB出身のプーチン、政治手腕が凄過ぎます。連載再開したマスターキートンあたりのネタになりそう。最近の映画のMI4でもトム・クルーズがクレムリンを爆発させてましたしね。
  • プーチン 最後の聖戦
     プーチンってすごいよな~と、ウスウス感じてはいたもののここまでの人だったとは・・・。2000年ごろロシアで財閥解体やらなんやらというゴタゴタがあったのはニュースで聴いていたのですが、いかんせん、ロシア人の名前が覚えにくくつい受け流してしまっていました。この本のおかげでかなりすっきり理解することがで...続きを読む
  • プーチン 最後の聖戦
    冷戦終了後のロシアでは何が起きていたのか。日本のマスコミはあまりまともに報道しない。ソ連崩壊から今までのロシアや中央アジアなどの情勢が、非常に分かりやすくまとめられています。プーチンの伝記、ロシアの歴史というよりは、この20年の世界の動きと今後の世界の動きが手に取るように分かる。証拠を示さないとトン...続きを読む
  • プーチン 最後の聖戦
    本書の帯に「あなたの価値観は一変するとの」記載がありますが、人によってはその位の衝撃を受けそうな本です。

    モスクワ在住の筆者は、西側諸国とは全く異なる視点で世界情勢を見ており日本のメディア(特にテレビ)を見ている人にはそんな裏事情があったのかと驚かれる内容が書かれています。

    イラク問題、シリア問...続きを読む
  • プーチン 最後の聖戦
    プーチン大統領の軌跡をたどりながら、世界がいかに国益と実力のせめぎあいで動いているかを赤裸々にし、明確な解釈を示した本。

    アメリカが以下にして一極支配を維持しようと画策しているか。
    プーチンのロシアが、いかにしてアメリカの一極支配を切り崩そうとしているか、また、アメリカからの逆襲に応酬してきたか。...続きを読む
  • プーチン 最後の聖戦
    世界政治感を大きく覆し、如何に自分が行う情報収集精密度が低いかを痛感した。世界や政治に対する見方が大きく変化し、情報収集の仕方が覆りそう。意識を変化させる事が出来る名書です。
  • 日本自立のためのプーチン最強講義(集英社インターナショナル)
    2023年に読んでも過去の出来事の意味を振り返れるため、色褪せない。
    日本は核武装をするべきだと思いますが、その危険性も書かれている。保守派の中でも少し視点が違うため面白い。
  • 黒化する世界 ――民主主義は生き残れるのか?――
    黒化=独裁化していく世界について、今まで発表してきた意見等をまとめたような本。
    アメリカ一極に対抗する欧州やロシア、基軸通貨としての米ドルを守るためのイラク戦争、ユスコ買収阻止やカラー革命の米ロ新冷戦、中ロ同盟。
    次に2020年香港から始まった連鎖黒化。これに対抗する形で白の逆襲が始まる。米中覇権競...続きを読む
  • 日本人の知らない「クレムリン・メソッド」 世界を動かす11の原理(集英社インターナショナル)
    『ケインズ』と『新自由主義』の違いは、『頭痛薬』と『胃薬』の違いと同じ。経済の病状によって使いわければいいだけ。巷では『頭痛薬』と『胃薬』どっちが『万能薬』か?という論争を何十年も続けているけれど
  • 日本の地政学 日本が戦勝国になる方法
    北野さんのメルマガは、かれこれ10年以上の付き合いになりますので、北野さん信者と言っても良いのかも知れません。最初の頃は、胡散臭いとしか思いませんでしたが、これ迄の北野さんのお考えを元に世界情勢がすんなりと理解でき、各国の行動の元になる動機や日本が取るべき態度が理解できるようになりました。
    この本の...続きを読む
  • 新日本人道 この世界の荒波を私たちはどう生きるか――ロシア滞在28年で考えた日本復活への7つの指針
    内容は、これまでの著作やメルマガのサマリーで、長年の読者としては特に新奇な点は無いが、サマリーが上手く、改めて骨太に物事を捉えることの重要性を感じさせられる。また、本書では、どうしても漠然とする国家戦略レベルの話に個人の戦略のアナロジーを加えることで、理解促進を努めようとしている。

    本書で推奨する...続きを読む
  • 米中覇権戦争の行方
    現在、米中は覇権を国家間で争っているのであり、貿易戦争もその一部だからすぐに収束することはない。しばらくこの戦いは続くということを認識しましょう、というただ1点がとても分かりやすく述べられている。著者としては、中国が国家のサイクルとしては成熟期から停滞期に向かっていることから、最終的にこの覇権戦争は...続きを読む
  • 日本自立のためのプーチン最強講義(集英社インターナショナル)
    北野氏の久しぶりの本だが、いままでと趣が異なる。パラレル世界のプーチンが日本に住みつき、安倍さん石原さんに講義をするという設定。日本がこれから目指すべき方向性を示してくれる。スジが通っており、なかなかよい。アメリカ、中国とのつきあい方など、参考になる。
  • 日本人の知らない「クレムリン・メソッド」 世界を動かす11の原理(集英社インターナショナル)
    親友おすすめの1冊。
    世界に過去起きたこと、今起きてることの理由がよくわかる本。ただ私の事なんできっと直ぐに忘れてしまうだろう(かなしいことに)。
    とりあえず北野さんの他の著者を読んでまたこれに戻ってこようっと。
  • 中国に勝つ 日本の大戦略 プーチン流現実主義が日本を救う
    中国に負けないための戦略が、仲間を作って絶やさないことというのは、当たり前のようだが、それを維持するのとても難しい。改めて再認識できる本でおススメ。
  • 日本の生き筋―家族大切主義が日本を救う―
    日本の生き筋

    ある調査によると、日本人はあまり幸福を感じていないようだ。自分自身に満足していないし、将来に明るい希望も持っていない。満足度は先進国で最低とのこと。

    あなたはどうだろうか?

    著者は反対に「日本には、明るい未来が待っている」という。

    著者の北野幸伯氏は、モスクワの大学を卒業し、そ...続きを読む
  • 日本の生き筋―家族大切主義が日本を救う―
    これからの日本がこうなっていったらいいな〜と明るい未来をイメージできる良書。
    心のゆとりが善良な精神を育むというのはその通りだと思った。