佐竹アキノリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ9人の現役医師による医療小説アンソロジー。
医師作家でしか表現できないと思われる臨場感あふれる詳細な描写、ヒューマンでミステリアスなストーリーが魅力の作品集だ。
1〈研修医ヒナノの洞察〉
上司からパワハラを受けている研修医が患者の膠原病を見つけ上司を見返す痛快な話
2〈魚類譚〉
封建的で理不尽な医大の内部構造、詳細な手術シーンにミステリーとホラーの要素を取り入れた作品
3〈パイナップルのある光景〉
同じような引きこもり系の精神疾患でも、一方は入院治療、一方は家族による対処という示唆をする精神科医。専門的な見解が押し付けなく、ふわっと伝わってくる秀作
4〈救いたくない命〉
救急外来に運び込まれて -
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Posted by ブクログ
北海道の病院に赴任された四人の研修医。コロナ禍ながらも、懸命にそれぞれの科で働く四人。働いてわかってくる医者や患者の実情。苦難に立ち向かいながらも、医療の現場と向き合っていく。
コロナ禍での研修医の活躍に頭が下がる思いでした。研修医でも、現場に出れば「プロ」。どんな状況でも対応する描写が「緊迫」というよりは「爽やか」に描かれていて青春だなと思いました。
その分、コロナの扱い方があまり緊迫感がないなと思いました。コロナ禍での現場なのに報道で見るかのような緊張感があまり伝わってこない印象でした。
また、四人の研修医の群像劇なのですが、研修医の一人・風見を主人公にしてもよかったかなと思いました -
Posted by ブクログ
貴族の末っ子である主人公は、頑張ってはいるものの
まったく魔術師としての才能の芽が出ない。
それは一体何故かというと…という現実と
幼少の頃から見知ったヒロインとのいちゃつき具合。
こういう話にお約束の、ハーレム状態がありません。
ひたすらに、隙さえあればヒロインといちゃつき。
これはこれですごい主人公だな、とw
何やら昔(?)の関係者というか関係が出てきたり、で
一体この物語はどこに行くのか、という謎があります。
末っ子であり、家督は兄が継ぐので、目指すのは
自力の生活。
とはいえ、権力(?)はあるので、生活には困らず
どう私兵を増やし、実家を安定させるか?
とりあえず、ヒロインが無事に