香月夕花のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
"はじめまして"の香月夕花さんは、とても印象深かった。 この文章、好みです。
離婚・貧困・不登校・犯罪など、愛不在の悲しい子どもたち・大人たち。心やすらげる居場所がない。
そんな哀しみをまとった人々の物語。
でも、哀しいだけの物語ではない。温かさがある。
だが、物語は、憐れみなどいらないとばかりに、淡々と進んで行く。
そこに、わたしの感情は無く、物語を淡々と追う。
そして、ラスト、"あぁそうくるか"と、納得、わたしの心は息を吹き返し、鮮やかな色に染まる。淡い淡いピンクに、明るいブルーに、といった具合に。
そんな風に感じさせてくれる香月夕花さんの文 -
Posted by ブクログ
初出 2017年「オール讀物」
高校生だった元基が20代の継母希帆との肉体関係を持ち、生まれた弟が自分の子供だと仄めかされ、苦しんで家を出る。
雇ってくれたガラス工房の雨宮もまた、自分が兄の子であろうことを、母が兄を愛していたことを知って鬱屈を抱えてきていた。
信頼していたバイト先のカフェの優しいマスター倫夫が事故死し、裏でたくさんの女性関係があって、希帆もその中にいて事故死のきっかけを作ったことに衝撃を受け、希帆への思慕を断ち切って溶けたガラスに向かう。
十代の義理の息子の子を産む二人の母親が登場し、雨宮の方は純愛っぽく描かれるがおかしくないか?
他方の希帆は、子供の頃から男の弱みを見抜 -
Posted by ブクログ
お掃除をすると開運につながる
っていうのは
もうだいぶ前から信じられている
トイレの神様とか流行ったり
徳を積むみたいなものだと
ただそれをビジネスにしちゃうとは!
某片付けアドバイザーを思い出したりしつつ
最初の方は
まあ掃除っていいことだし
体動かして心身ともにスッキリするのはたしか
うん、掃除しよ!
とさえ思ったくらいで
面白くよんでたけど
お金取り出したのがな〜
どんどん調子に乗っちゃったもんな〜
そりゃ何様かってなるよな〜
あと母親の彼氏?が
イマイチなんなのかつかめなかった
ため口でしゃべってるけど
いくつくらい?
なんかこの男のこと
よくわからなかった