見えない星に耳を澄ませて
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見えない星に耳を澄ませて

1,760円 (税込)
880円 (税込) 5月9日まで

4pt

3.6

音大のピアノ科に通う曽我真尋は、たまたま参加した大学の授業で人の心を薬のように癒す音楽もあることを知り、三上先生の診療所で音楽療法士の実習を受けることにした。大人の声に耳を閉ざす少女、キラキラと飾った虚構の自分しか愛せないパーソナルスタイリスト、探し求めた愛情を見付けられず無気力に生きる中年男性……様々なクライエントと音を通じて向き合ううちに、真尋自身も自分が抱えた秘密と向き合うことになり――。
私たちはこんなにも弱くて、脆い。それでも生きることから、逃げられない。美しい旋律と共に、生き抜く強さを与えてくれる感動の一冊。

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見えない星に耳を澄ませて のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年01月31日

    セラピーに来た人々の隠した感情に共鳴してしまう主人公が、感情に引っ張られすぎてしまうのでは?という危うさが感じられてしまった。
    陰のある三上先生よりカフェの七海さんのほうがセラピストっぽい。

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月21日

    人は誰しもこころのどこかに影があるのかなと感じた作品。一人一人が持っている闇が重くて、心がそちらへつられていきます。重いものを抱えている人が多く登場するので、喫茶店のマスターの言葉や主人公の友人に少し癒されます。
    最後の数ページでさらに心に重くなりました。でも気になって一気に読んでしまった。

    音楽...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月08日

    人を癒したり元気にしたり…偉大な力をもっている音楽。物語のように共感してくれる音楽療法士がいたらいいなあ、と思いました。

    0

    Posted by ブクログ 2023年01月08日

    スッキリしない読後感。
    答えが見つからないまま話が終わりました。

    でも生きていくってそんな感じかも?

    きっと死ぬ間際…
    というよりは死んだ後に自分が生きてきた答えが見つかるのかな、と思いました。

    で、死人に口なし。

    生きている限りわからない答えを探し求めながら私たちは生きていく。

    0

    Posted by ブクログ 2021年11月27日

    タイトルや表紙が素敵で、また題材が、あまり小説で取り扱われることの少ない音楽療法で、興味を惹かれて読み、少し希望も見えたような感じもするのですが、実際は読者に何を伝えたかったのかなぁ、、という気持ちが残ってしまいました。。
    続編でそれぞれの登場人物のその後が描かれていくのなら納得できるのかも。

    0

    Posted by ブクログ 2021年09月13日

    音楽療法士を目指す音大生の真尋。
    実習では三上先生のもとを訪れるクライエントとともに音楽療法に加わる。
    ここを訪れる人々は見ようとして敢えて見ていなかった心の中と対峙することになっていく。
    それが解決に向かう人と、より辛くなっていく人と。
    音楽療法を受けなければならないのは真尋なのでは?
    いったい真...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2021年02月08日

    『病みついた誰かを魔法のように癒やすことなんて出来ない』
    『あんたは話題が少ないわね。なんて言うか、特徴がないのよ』
    『本当に向いてることも、本当にやりたいことも、大概の人にはないんだって』
    『星はいいよ…決まった時間に必ず決まった場所にいるわけだし』
    『生きている人間を支えてくれるのなら、幻にだっ...続きを読む

    0

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