はまじあきのレビュー一覧
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リョウを勝手に野草食べ仲間と捉えていたのに、勝手に裏切られた心地になるきくりに笑ってしまう
いや、リョウが色々な理由で割とガチ目の金欠であるのは事実なのだけど、金持ちであるのも事実なんだよなぁ…
それはさておき、食べられる野草をしっかり味わう2人の様子に笑ってしまう。本作って一応、バンドマンガだし飲酒マンガの筈なんだけどな…(笑)
本編できくりが動画配信をしているってネタが有ったけど、こういう背景で誕生したのかと知れる35話
酒を呑んでる姿を配信するだけってきくりのものぐさな性格を反映したものだと納得していたのだけど、考えてみれば他の企画をやろうとすればきくりの場合は成功する余地が無かったとも言えるのか
自分の現況を話そうにもキツすぎてネタに成らないし、演奏動画を上げようにもホラー動画に早変わりしてしまう。なら、特にこれといった作為の無い飲酒雑談こそ彼女にとって自然な形となり、人も集まりやすくなるのかもしれないね
……まあ、雑談内容よりも極貧度合いとか幽霊要素でハネている気がしないでもないけど(笑)
本編でちょくちょく可愛いもの好きな性格が隠せていない星歌だけど、そんな彼女と可愛い犬を組み合わせたらどうなるの?という37話
他人の散歩に付いてくるって相当ですよ……。おまけにリードを持たせて貰った時の輝きとか10代女子か?ってくらいだったし…
てか、人んちの犬つれて同伴OKなカフェ行くって本気で極まっている気がする。そこまで好きなら自分で飼えば良いじゃんってなる……(笑)
まあ、これで星歌が店の常連になったと言うなら、皆してwin winと言える…のかな?
そして既に描かれていた姿という意味では39話も同種と言えるね
前々からきくり並みに金遣いが荒いと言われていたイライザだけど、こうして彼女の日常が描かれると本当にヤバいなってなるね。「一等くじ」のA賞目当てにあっさり2万円消費、コラボカフェでもそれなりの出費をして、更にアニメショップで1万超の支出、トドメに親からもしもの時の為と渡されたお金まで使い込んで…
これをたった1日の間にやっているのだから恐ろしい。きくりとは違った意味で彼女の金銭感覚は狂っているね
こうしたイライザの姿を見て、普段のきくりの生活態度とか考えると、志麻が居ないとSICK HACKってあっという間に崩壊してしまうんだろうなぁ…と改めて実感できたよ -
Posted by ブクログ
この巻は前巻にて前フリのあったSICK HACKが未確認ライオットを優勝した過去を軸に話が展開されていたね
これからライオットに挑むヨヨコにしたら大先輩に是非御教授頂きたい経験談。それに応えたきくりは良い先輩…かもしれないけど、その実態は酒を呑みたかっただけだよなぁ(笑)
ヨヨコの金で呑まない辺りとか前回描かれた他メンバーよりも余程音楽しているとか、少しは教える気があったと言えるのだろうけども
まあ、経験として得るものは少ないだろうけど、大会出場に向けて気を張り詰めていたヨヨコにとって楽しそうに我欲の為に音楽をやるきくりの姿勢は参考になった…のかなぁ(笑)
こうなってくると、ヨヨコ達が今苦しでいる未確認ライオットをきくり達はどうやって勝ち抜いたのか、どうして出場したのかという点が気になってくる
そう思えば29話からのエピソードは大変貴重
3年前まではライブハウスバンドとしては勢いがありつつも、大きく跳ねるような何かも持ち合わせていなかったSICK HACK
それでいて、きくりの酒量や暴れっぷりが今と大して変わらないなら、そりゃ金欠にも成るか。だとしても未確認ライオット出場の動機が優勝賞金一点狙いって凄まじい話だな…。あのイベントオーディションってもう少しキラキラした10代の煌めきが詰まっていたような気がするんだけど……
ただ、彼女らは賞金だけを理由に勝ち進むわけじゃないというのも良いね
最初の動機として優勝賞金狙いというのは本当でも、勝ち進んで周囲に応援される内に自分達を支えてくれるライブハウスを盛り上げたいという想いも持つようになった。その点には彼女らの成長が見て取れるね
けれど、きくりの成長には限定要素が有るわけで
根が陰の気に満ちているネガティブタイプだから、いざステージを前にすれば気圧されてしまうのは仕方ない話で
だとしてもライオットのステージに酩酊状態で登壇するとかヤバすぎるでしょ(笑)
ただ、きくりの場合は酔っている時こそ素晴らしいステージを披露するんだもんなぁ。あの状態になった彼女らがライオットを優勝するのは納得しか有りませんよ!
結局いつも通り酒の力に頼ったSICK HACKは優勝してもいつも通りといった印象を覚えなくもない。メジャーデビューも蹴ってしまうし
でも、そこには出場動機に有るように、変に気取ったりせずにライブを楽しむ彼女らの魅力が変わらずに存在しているとも取れる描写でしたよ
本編ではひとり達が審査に通るかどうかに緊張しつつも遊園地をキラキラした感じで楽しんでいた回の裏話となる26話。大人組は酷い感じでやさぐれていたようで
遊園地で自撮りするのは良いとして、写った自分の老けを覚えて加工にハマるとかやばいよ遊園地でやる事じゃないよ…!
それでいて学生時代を取り戻すが如く思い出作りに邁進した筈なのに、結果的に酒酔いと体力低下によりグロッキーになっているとか本当にヤバい。遊園地に居て良い姿じゃないよ(笑) -
Posted by ブクログ
きくりって素面に戻った時とかに表情が消える事が有るけれど、コスプレさせられて表情筋が死ぬ場面はある意味レアだわ(笑)
その隣で恥ずかしさのあまりスカート抑えている志麻もレアな姿では有ったけども
本作はきくりによる酒クズエピソードが大半を占めていて、呑んでいる酒よりも呑んで何をしてしまったかが描かれる事が多い。それだけに美味しい酒を呑む為にきくりが安酒を我慢する19話は珍しい回となったような
そりゃ確かに美味しい酒が手に入ったら、美味しく呑める状況を整えたいもの。ここで酒のアテを入手するに留まらず、美味しく呑めるよう身体を整える様子はきくりにしては本当に珍しいものだね。あの大吟醸を呑む為の費用をいつから準備していたのやら
これじゃまるで普通に飲酒マンガのよう。というか、きくりならこの準備工程の何処かで手痛い失敗をすると思っていただけに普通に味わう様子には驚かされたよ
それだけにちゃんとオチが付いたラストには逆に安心してしまったけども
あと、あんまり話とは関係ないけど、美味しい酒が手に入った時に皆と呑むのではなく、一人呑みを選択する辺りにきくりの本性が現れている気がしないでもない
ただ、きくりの更なる本性が現れるのはその後の話だね
本編でも酒が完全に抜けた事で大人しくなるきくりって描かれたけど、あの状態って病気になる事でも再現されるんだ…
読者にとっては意外な姿、志麻にとっては記憶揺さぶる姿。そこで昔のきくりが戻ってきたと懐かしがるのではなく、断酒させる為にあの手この手を尽くすのは面白い展開
それだけにオチには残念な想いを抱くのか安心させられるのか。志麻やイライザの健闘を受けても自信なさげで、あれだけヨイショされなきゃステージ上がれなさそうだったのに、いざステージへ行けばいつもの酔いどれきくりに戻っているとか、もう彼女と酒を切り離すなんて出来ないのだと実感させられるよ…
本編において一つのハードルとして描かれた未確認ライオット、こちらではSIDEROSが直面した試練として描かれているね
本編ではヨヨコが結束バンドに引き摺られるようにして申込みを決めた。それだけにこうしてメンバー間の温度差が描かれるのは本編では見られない姿といった印象
けど、ヨヨコのやる気が突出しているのは事実ながら、メンバーがそれを疎んじたりせず、それぞれの遣り方で練達を目指すのはいい姿だね。…ここで手本とするのがSICK HACKであるのって果たして大丈夫なの?って聞きたくなるけども。特にきくり・幽々組なんて演奏の練習法じゃなくて、きくり宅の幽霊物件を楽しんでるだけでは…?
てか、ここに来て凄い情報が出てきたね。これって本編で触れてたっけ…?てか、もし本当に優勝者なら本編できくりがケバブ売ってたのってもしかしなくても妙ちきりんな事態だったのでは……?
だって過去の優勝者が屋台でケバブ売っているって、意味判らんでしょ…… -
Posted by ブクログ
ひとり以上の不審者なんてこの作品に登場する事は無いだろうと勝手に思ってたんだけど、同レベルの不審者が登場しやがった⋯⋯
おまけにそれが先輩アーティストで同レコード所属でひとりと繋がりがあるとかどんな奇跡なの⋯?
この巻では結束バンドが次のステージへ登っていく為に必要なステップが幾つか描かれたね
特にMV撮影のシーンは印象深いものに。以前にもMVを制作した事は有ったけど、あれは少ない元手で手作りしたものだった。でも、今回は省エネ予算といえどきちんとプロに任せて制作したもの。というか、あの衣装可愛いね
自分達の音楽を体現するだけでなく、音楽を聞いた者が要求するイメージを再現する。MV撮影でリョウとひとりがすんなりOK貰えて、虹夏と喜多が苦戦したのは音楽性の違いとかも関わっているのかな?なんて考えてしまう
そう考えると彼女らは結束バンドといえど、やっぱりバラバラな部分は有って。それでもひとりの誕生日を祝う為に結束するシーンは彼女らの現在地を示すかのようだったよ
それがMVのラストカットに反映されたかと思うと感慨深いね
レコ発ライブで共演する事になったアーティスト・Ameとの交流。しかし、Ameはひとりと同レベルの引き籠もり精神…
そんな精神性の持ち主が他者とコミュニケーションを取るのは難しい。だからこそ、ひとりに何故か懐いてひとりがドヤる展開はちょい予想外
それ以上に予想外だったのは彼女が初期からのギターヒーローファンであり、少ない会話からひとりとギターヒーローを結びつけた点か
だからか、この二人の会話は珍しい展開を見せるね。Ameがどもりつつ話しかけ、ひとりが更なる言葉を引き出す。Ameの方が音楽面では先に成果を示しているのに、世間との交流という点ではひとりの方が彼女を先行している。Ameがひとりに憧れを向ける状況に納得感が生まれる
ただ、ひとりより精神性が周回遅れになっているという事は、ひとりなら対応できなくもない事態にAmeは立ち向かえないという事であり。あんな小規模な炎上と呼んで良いかすら判らない暴露記事によってメンタル病んでしまうのはかなり極端が過ぎる…
でも、そんな彼女の苦しみは同じように引き籠もり精神のひとりじゃないと解きほぐせない
その想いが表現されたのが結束バンドのカバー楽曲演奏シーンか。扉絵がひとりとAmeが一緒に何かの動画を見る風景であった点を含めこの回は良かったな
貴方が思う以上に貴方は世界に受け容れられていると伝える為、彼女が世界に産声を上げた楽曲を想いの限り演奏する。それは楽曲の良さを改めて伝えると共に彼女の曲を「好き」と言ってくれる人の笑顔を見せるものに
人と交流する事は難しいけれど、抑えきれない承認欲求を同じように持つひとりだからこそ伝えられたメッセージと言えるのだろうね
…そうして自分を少しだけ認められたAmeが炎上上等発言で一花咲かせるとは思わなかったけども。こういう極端から極端に予備動作無く移る点とか本当にひとりの同類って感じがするな(笑)
この巻最大最後の予想外はAmeが猫々と恵恋奈のバンドメンバーに加わった点か。人選完全に間違えていると云うか、絶対的に感性合ってないと云うか、実力差もかなり開いてると思うけど、本当にその相手で良かったの……? -
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人気インディーズバンドマンの酒クズ日記2冊め〜。
前巻から割と早めに出た印象。
今巻も、廣井さんのダメ人間っぷり、志麻さんのしっかり人間っぷり、イライザの実はヤバいんではってのがたっぷり楽しめます。
サイフもスマホも不明になって無銭飲食の恐怖に怯えたり。
志麻さんの平穏な日常と気苦労で、手刀の見事さに惚れたり。
メンバーで競艇場で熱くなったりして、とりあえず勝つもんだからさすがの志麻さんも甘くなったり。
ぼっちちゃんの文化祭を楽しんだり。本編にもあるように鬼ころのカップ酒をビニル袋にたっぷり持参して。
スターリーのPAさんがやってるVチューバーにイライザがご執心だったり。
ライターのぽいずん♡やみがシックハックのインタビューに来たものの、まともに対応できる人が志麻さんしかいないという状態に。
クリスマスライブに結束バンド呼んで、大槻ちゃんに嫉妬されてストーカーされたり。
それでもいざライブになったら、前座が霞むくらい盛り上がるのはさすが!
後、志麻さん霊感あるんですね。
※カバー裏より。 -
Posted by ブクログ
巻の前半は後輩組にフォーカスした話が多かったね
バンドに入る訳では無いし、ひとりにとって後輩と言えるのは猫々だけ。でも後輩感は無いからひとりは先輩ヅラ出来ない
それでも年下である点は変わりないわけで。猫々のお陰でひとりは追試をやり切れたわけだ
似たような構図はリョウにも言えるね。恵恋奈は後輩というより厄介ファン。出来れば関わり合いに成りたくないタイプだけど、厄介な人間だからこそ他の厄介ファンのNGラインも指摘できる…のかな
まあ、リョウにとっては新たな財布が出来たり、楽器を教える相手が出来たという点が何よりも大きいのだろうけど
改めて考えるとリョウが順調にクズバンドマン街道をひた走ってない……?
この巻でメインのお題として上がってくるのはクリスマスの自主企画
まだミニアルバムも出せてない結束バンドだけど少しずつ人気は出てきた。オーディションは成功しなくても、バンドとして次のステージに向かうべき段階
だからって結束バンドが自主企画ライブなんて随分思い切ったものだけど
バンドにとっては大ジャンプ、そりゃ全てが上手く運ぶわけではない。失敗するビジョンすら浮かぶ。そこで最も人を集められそうにないひとりが意外な跳躍を見せたね
SIDEROSはライブに参加出来るわけじゃない。それでも人集めまで参加できないわけじゃない。その意味ではヨヨコと行った面白動画は意味があった…のかなぁ(笑)
二人の場合、普通にギター弾いてる方が耳目を集められるのにそれを望まないなんて性格が難しい(笑)
そして本番は意外とバンドが集まったようで。自主企画としても、星歌の誕生日を祝う面でも良いイベントと成ったんじゃないかな
ていうか、星歌はひとりのあんな弾き語りで大喜びするなんて、どれだけひとりが好きなんだろう……
次に始まるのは喜多の家出編ですか…。結束バンドの他メンバーってバンド活動に理解ある家族ばかりだから忘れそうになるけど、学生バンドに賛同する親なんてそこまで多数じゃないだろうし。おまけに大学進学の選択が始まる時期なら尚更
喜多はバンドの中で最も演奏面で実力が足りてないから、それを補おうとすれば大学に通う暇なんて無いように思えてしまう。特に喜多が追いつこうとしているひとりが大学進学を選ばないなら喜多だって大学を選ぶのは間違いであるように思えてしまうのかな
でもそれは視野を狭くしている証拠
大学を選べないひとりが喜多に大学で得て欲しい物が有るという点が答えと成っているね
ひとりは大学を選ばないのではなく選べない。また喜多が感じ取れる日常の様々もひとりは感じ取れないもの
バンドの音楽に多様性を持たせようとするなら、むしろ喜多は大学に進学するべき
後は反発してしまった親と和解するだけ
喜多の母親は妙な勘違いや説明不足により喜多のバンド熱を理解できては居なかった。それを理解させるには実際にライブを見るのが一番。ここぞというタイミングでひとりは言うべきことを言えたね
特にあのひとりが「百億万倍いいライブしてるので!!」と豪語したシーンには驚いてしまったよ
実際に見てみれば、自主企画ライブを成功させ、シングルリリースを控え、ファンから応援される結束バンドに不安なんて感じ取れないわけで
母親が喜多の活動に納得してくれたのは良かったね
なお、今巻で最も衝撃的だったのは酒が抜けた廣井だったのは言うまでもない(笑)