サンドローネ・ダツィエーリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
コロンバとダンテのコンビを、再び見ることが出来るとは思いませんでした。
なるほど。ヒーローとヒロインは、事件解決後、見事に復活しましたと言うプラスのパターンではなく、事件を解決してもなお、ヒーローとヒロインは慰められず、そのうえ、仲間にも理解されないと言うマイナスパターンで来ましたか。どちらもあり得ますが、まぁ、後者の方が、物語としては、より面白いですよね、確かに。
物語の時間軸が、『いま』と言うところが、非常に興味深いです。ISISとか、いま本当に世界を恐怖に陥れている存在が物語に取り入れられています。あんまり実際の時間軸に近いと、事実との干渉が出てくるので、物語を書きにくいのではないか -
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Posted by ブクログ
サンドローネ・ダツィエーリ『死の天使ギルティネ 上』ハヤカワ・ミステリ文庫。
あの極上イタリアン・ミステリー『パードレはそこにいる』に続くシリーズ第2弾。コロンバとダンテのコンビが連続殺人犯を追う。二転三転の余りに脈絡の薄い大きな展開と謎に包まれた挿話に些か戸惑いを覚えた。前作『パードレはそこにいる』のラストに描かれた謎を引きずる形で物語は描かれるが、前作程の圧倒的な面白さは感じない。
冒頭に描かれる『スカートラ』に囚われた靴作り、元警察官、少女の3人の正体は…そして、ついに登場する不気味な女性『ギルティネ』とは…
ローマに到着した急行列車の先頭車両の乗客の大量死事件。犯人と思われたイス -
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