サンドローネ・ダツィエーリのレビュー一覧

  • パードレはそこにいる 下

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    ネタバレ

    (上巻より)

    途中から、そんな不満も気にならないぐらい、
    怒涛の展開になって、
    ああ、国家的陰謀なのかと思ってからの、
    最後のどんでん返しは、本当に素晴らしかった。

    途中で描かれていた、
    囚われて社会的接触を断たれていた期間を補う、
    その時代の西洋のポップカルチャーを集めた
    ”時間の箱”の存在も同じぐらい素晴らしい表現だった。

    そして、最後の謎の電話は。

    0
    2017年11月23日
  • パードレはそこにいる 上

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    ネットで見かけて。

    休職中の美人元機動隊副隊長、
    警官たちから尊敬のまなざしで見られるほど優秀だったという設定だが、
    そこが詳しく描かれていなくてちょっと不満だった。

    何せそのライバルというか、パートナーは、
    元囚われの少年が、その経験を生かし、
    次々と人々の嘘を、真実を鮮やかに見抜いていく。

    途中までは。

    (下巻へ続く)

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    2017年11月23日
  • 死の天使ギルティネ(下)

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    ネタバレ

    上巻は、ダンテとコロンバが別行動したり、警察内の軋轢描写なども多かったのだけど、下巻に入ると二人の犯人追跡行がメイン。そこに”サボテンブラザーズ”、新たな敵・味方、そしてギルティネが絡んで物語が一気に進む。
    ギルティネは、同じ監禁時代を過ごしたダンテの表裏一体の存在であり、同時に同じ陰謀の犠牲者でもあることを示唆しながら物語は過去にもおよび、ますますストーリーが膨らみ、前作ラストに現れた”弟”の存在もついに…。

    これ3部作らしく、ギルティネとの攻防は片が付くものの、大きな陰謀や弟の存在は次作に続く、で終わって、これはこれで十分読み応えがあったものの、早く次を読みたい!

    下巻はテンポが良いし

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    2017年09月14日
  • 死の天使ギルティネ(上)

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    ネタバレ

    今回も過去と現在が並行しながら物語が進む。特に過去編は前回はトッレの悲惨な生活だったが、今回はその逆の様で、被害者ではなく犯人の過去。
    その犯人が仕掛けたのが列車テロ。冒頭のテロのすさまじい描写は前作の”爆破”シーンをほうふつとさせる。
    犯人を追うのがコロンバとトッレというのは同じで、今回も警察上層部からありとあらゆる横やりが入ってくる中二人の捜査が続く。
    前作と違うのは、コロンバに男性の陰が見え隠れするてんと、”サボテンブラザーズ”の登場。この3人組のキャラがなかなかいい。

    テンポが良く視覚的に派手な場面が続く展開はまるでサスペンス映画の様で、ローマのように絵面がいいところだけに是非映画化

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    2017年09月11日
  • パードレはそこにいる 下

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    ネタバレ

    色々凝った設定はあるものの、上巻を読んだ限りでは、サイコサスペンス調の展開であり、幼児連続誘拐監禁事件の犯人を追う、心に傷を負った警官と元被害者、という構図で話が展開すると思っていたら、下巻冒頭の軍隊シーンで一気に煙に巻かれてしまった。

    そこからの展開はことごとく意表をついてきて、そもそも誘拐の動機が全く違っていて、まるで”Xファイル”調の動機であること、事件を追っていた二人が、今度は濡れ衣を着せられて警察から追われる立場になり、さらにはその捜査の過程でダンテ自身の出生自体が謎に覆われていると言う急転直下の展開・・・、う~ん、実に鮮やかで見事。
    次々と関係者が登場して、わかりにくいイタリア姪

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    2017年07月31日
  • パードレはそこにいる 下

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    いやー、壮大な事件でした。もうこの人の他に犯人はいないだろう、と思ってたらその人でした。予想当たっても全く気にならないほどの怒涛の展開で、ぐいぐい引き込まれました。しかし、このラストは反則でしょう。そりゃないよー。

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    2017年07月29日
  • パードレはそこにいる 上

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    ネタバレ

    先日までドイツ物を読んでいたが、今度はイタリア。
    ということで相変わらず名前が覚えずらいが、ドイツよりはましかな?
    しかし、内容は面白い。とてつもないトラウマを持った女刑事と失踪人を探すプロ。二人が連続児童誘拐犯を追うというストーリー展開だが、何より二人のキャラが良くできているうえ、会話もユーモアをまぶしながらも歯切れが良い。トラウマ描写もスパイスになる程度で物語の足を引っ張っておらず、誘拐犯との知恵比べが次々に展開されて、テンポも良い。
    凝った構成にも引き込まれるし、作者の描写力も視覚的にも迫力があって、”爆破シーン”の描写なんてすさまじい。
    いよいよ犯人像が浮かび上がって情感は終わるが、下

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    2017年07月25日
  • パードレはそこにいる 下

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    イタリアの作品ですが、イタリア感はあまり感じません。むしろ、アメリカっぽい感じがします。

    物語終盤、衝撃的な事実が判明していきます。「まさか彼が!」と言う人がパードレなんですねぇ。ミステリーの王道からいうと、ちょっと邪道な設定ではありますけどね。

    最後の最後、次に続きそうな展開で終わります。案の定、ダツィエーリのこのシリーズの次の作品が出版されています。

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    2017年06月26日
  • 死の天使ギルティネ(下)

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    ネタバレ

    なんてことだ。ここで終わるの!?ねえ、ほんとに!?だって、最終刊出るのいつなのかわかんないのに!?

    ダンテはどうなるの?CCは立ち直るの?

    ダメだ。シリーズ全巻発売してから読むべきだった。気になる気になる気になる!!!

    0
    2017年06月25日
  • パードレはそこにいる 下

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    パードレ捕まえた…!!
    下巻からはずっと落ち着かなくて先が読みたくて読みたくて。CCはかっこよすぎるし、ダンテは可愛すぎる。

    そしてこの終わり…!続きが読めるのはいつになるのだろう…。でもまたこの二人に会えるのかと思うと楽しみだぁ。

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    2017年06月03日
  • パードレはそこにいる 下

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    マジかマジかマジか!!パードレは君だったのか!!というかイタリア人なんだから、CCもダンテもちゅうのひとつくらいかましとけよ!!(錯乱

    しかもこれ続く感じ?二人の捜査はまだまだ続く感じなのね??

    あー久しぶりにドキドキハラハラワクワクした!
    二人がちゅうするまでは死ねないから早く続刊出てくれますように(・∀・)

    0
    2017年05月24日
  • パードレはそこにいる 下

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    下巻も予測不能の怒涛の展開が続く。

    ローマで起きた児童失踪事件に端を発し、コロンバとダンテは触れてはいけない事件の核心へと近付いていく。次第に事件の周辺で色濃くなる幼い頃のダンテを監禁した犯人パードレ(父親)の姿…

    イタリアのベストセラー・サスペンスというだけのことはある、ここ数年では5本の指に入る面白さ。良く練られたストーリーとダイナミックな展開。本当に面白い。

    0
    2016年10月05日
  • パードレはそこにいる 上

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    正直なところ余り期待していなかったのだが、上巻を一気読みした程のものすごく面白いイタリアン・ミステリーだった。

    ある出来事をきっかけに休職に追い込まれた女性捜査官コロンバと、少年時代に誘拐犯に監禁され続けた過去を持つ失踪人捜索コンサルタントのダンテの二人が、ローマで起きた女性の惨殺と彼女の六歳の息子の失踪事件を追う。

    早々にダンテの壮絶な過去は明らかになるのだが、コロンバが休職に追い込まれた理由はなかなか明かされない。その理由も気になるのだが、次々と驚きの展開を見せる女性の惨殺と六歳の男子の失踪事件からも全く目が離せない。

    これは絶対にお勧めの海外ミステリーだ。

    0
    2016年10月04日
  • 死の天使ギルティネ(下)

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    ネタバレ

    一気読みしてしまった!
    絶対何度も死んでるよね?と思うアクションだらけ。
    そこがまた面白いけど。
    最後は、一作目読んでからなのか、こんなんじゃ終わらないよね?と謎に猜疑心持ちながら読んでいたので、やっぱりかー。でどうなるの?!で終わって続きが気になる。

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    2025年08月11日
  • パードレはそこにいる 下

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    裏社会との関係性、夜の逃亡劇のくだり、場面場面の登場人物の反応など、所々でハリウッド的なステレオタイプを感じさせるものの、基本のアイデアはユニークで素晴らしく、最後まで飽きることなく読めた。
    ただ、このネタならもっと面白く書けても…という思いもあり、星5つとはしなかった。偉そうなことを言わせてもらえば、アイデアに筆力がついていってない状態ではないかと。マンガでいうなら、原作者の素晴らしいストーリーを平凡な作画・演出(下手ではない。プロとしての実力は十分)で読まされてる感じ。

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    2022年10月27日
  • パードレはもういない 下

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    ネタバレ

    (上巻より)

    個人的には、
    前作、前々作を読んでから時間が経ってしまい、
    細かい内容を覚えていなかったのが残念。
    これから読む人は、3作品続けて読むか、
    読み返してから読んだ方がいい。

    田舎の警察署長が、
    コロンバに呼び出され、
    世界中が死んだと思っているダンテと
    ダンテを救うために自分の鼻を殴って砕いたコロンバと同席している
    非現実性に思わずバーボンを頼んでしまった場面は面白かった。

    ダンテが「一緒に来ないか?」と勇気を出してコロンバに言ったラストも良かった。

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    2022年03月24日
  • パードレはもういない 上

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    ネタバレ

    「パードレはそこにいる」の完結編。

    ぐでたま。
    まさか、その名前を海外ミステリーの中で見るとは思わなかった。
    しかも、またもやさらわれたダンテが体の自由を奪われた時に、
    瞑想をする代わりにぐでたまが穴を通り抜ける姿をイメージするとは。
    特に好きなキャラクターではないが、
    もっと可愛い登場の仕方はないのか。

    コロンバはレオに刺され、ダンテをさらわれたことから、
    自暴自棄に近いひきこもりの生活をしていた。
    そこへ雪の中、血まみれの青年が現れ、
    両親は殺されていた。
    この青年も「パードレ」に囚われていたのか。

    ダンテが救出されるまでは、かなり重苦しい展開で、
    しかも救出後もまた大量殺人が起きて

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    2022年03月24日
  • パードレはそこにいる 上

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    3部作の1作目。
    珍しいイタリア発のミステリ、迫力あります。

    コロンバ・カセッリは機動隊副隊長の有能な女性だが、休職中。
    子供が失踪した事件の捜査に呼び出されます。
    ダンテ・トッレは、失踪人捜索専門のコンサルタント。
    自身が幼い頃に拉致され、監禁されていた過去がありました。
    現場で、ダンテは戦慄を覚えます。
    そこには、かって自分を誘拐した「パードレ」の影が…

    コロンバは32歳、彫りが深い顔立ちで筋肉質のたくましい女性。
    ダンテは長身で、「デヴィッド・ボウイにちょっと似ていて、もっと痩せている」って、どんだけ痩せてるの~?
    つまり肉体的に頼りになるのは、コロンバの方。
    最初はぎくしゃくするが

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    2021年11月11日
  • パードレはそこにいる 下

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    二転三転する展開が王道サスペンスだった。そして、最後の最後にまた1つ謎を残すのも憎らしい。続編がある事を知らなかったら、すごくモヤモヤしたと思う。面白かった。

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    2021年02月02日
  • パードレはそこにいる 下

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    変転する”パードレ”とせめぎあい。
    身を潜めていた"パードレ”が姿を現す。
    最後の最後まで、変わっていくストーリーに翻弄される。

    読み直すとさらに面白くなるような気がする。

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    2020年02月09日