サンドローネ・ダツィエーリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ「パードレはそこにいる」の完結編。
ぐでたま。
まさか、その名前を海外ミステリーの中で見るとは思わなかった。
しかも、またもやさらわれたダンテが体の自由を奪われた時に、
瞑想をする代わりにぐでたまが穴を通り抜ける姿をイメージするとは。
特に好きなキャラクターではないが、
もっと可愛い登場の仕方はないのか。
コロンバはレオに刺され、ダンテをさらわれたことから、
自暴自棄に近いひきこもりの生活をしていた。
そこへ雪の中、血まみれの青年が現れ、
両親は殺されていた。
この青年も「パードレ」に囚われていたのか。
ダンテが救出されるまでは、かなり重苦しい展開で、
しかも救出後もまた大量殺人が起きてしまい、
仲間も殺され、
ぐでたまの衝撃がかき消えてしまうほど重い。
(下巻へ続く) -
Posted by ブクログ
3部作の1作目。
珍しいイタリア発のミステリ、迫力あります。
コロンバ・カセッリは機動隊副隊長の有能な女性だが、休職中。
子供が失踪した事件の捜査に呼び出されます。
ダンテ・トッレは、失踪人捜索専門のコンサルタント。
自身が幼い頃に拉致され、監禁されていた過去がありました。
現場で、ダンテは戦慄を覚えます。
そこには、かって自分を誘拐した「パードレ」の影が…
コロンバは32歳、彫りが深い顔立ちで筋肉質のたくましい女性。
ダンテは長身で、「デヴィッド・ボウイにちょっと似ていて、もっと痩せている」って、どんだけ痩せてるの~?
つまり肉体的に頼りになるのは、コロンバの方。
最初はぎくしゃくするが、次第に信頼が高まっていく、恋までは行かないバディ物?
事件は深刻で、動機も理解しがたい(後に構造がわかってもまだ)陰惨さ。
爆破シーンの描写が恐ろしく上手です。作者は映像関係の脚本家だったそうで、間近に見てきた成果でしょうか。
文章はテンポよく、ぐいぐい読み進められます。 -
Posted by ブクログ
コロンバとダンテのコンビを、再び見ることが出来るとは思いませんでした。
なるほど。ヒーローとヒロインは、事件解決後、見事に復活しましたと言うプラスのパターンではなく、事件を解決してもなお、ヒーローとヒロインは慰められず、そのうえ、仲間にも理解されないと言うマイナスパターンで来ましたか。どちらもあり得ますが、まぁ、後者の方が、物語としては、より面白いですよね、確かに。
物語の時間軸が、『いま』と言うところが、非常に興味深いです。ISISとか、いま本当に世界を恐怖に陥れている存在が物語に取り入れられています。あんまり実際の時間軸に近いと、事実との干渉が出てくるので、物語を書きにくいのではないかと思いますが、それを物ともせず、力強く物語が進められています。
上巻では、まだまだ解決の発端の端緒についたばかり。下巻で、怒涛の進行になるんでしょうね。