緑慎也のレビュー一覧

  • 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

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    ノーベル賞受賞した山中伸弥氏による唯一の自伝です。本書によって、はじめて明かされた自身の研究人生とiPS細胞のすべてが記されております。なんとも山あり谷ありの人生でまさに『苦悩を貫け歓喜に至れ』です。




    ニュース番組で彼が『世紀の発見』をしたことは見聞きしたことがあるのですが、残念ながら僕は理系の素養が欠落しているので、彼の研究がどれほどすごいかということや、たどってきた人生については本書を読むまでは知りませんでした。

    読み終えてみて、この栄光にたどり着くまでは、本当に幾多もの挫折の果てのものであったかということを知りました。

    浮き沈みの激しい幼少期から柔道に明け暮れた高校時代。実家

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    2025年01月22日
  • 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

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    10年以上前に発行された本なので、技術的には今はもっと進展していると思うけど、なんとなくiPS細胞やES細胞の特徴と、iPS細胞の将来展望が理解できた。すごくわかりやすい例えで説明されており、医学の素人でもなんとなーく理解できた。
    実力や努力だけじゃなく、運や、政治的な働きも必要な世界なんだなと、山中さんはタフなかただなと感じた。
    時々垣間見えるプライドの高さも、大学の先生という感じでリアルでよかった。
    最後に語られた志の高さに涙が出そうになった。

    以下、わたしの理解。違うかもしれんけど。
    ES細胞:
    増殖力が高く、簡単に増やせる。分化多能性といって、神経細胞や筋肉細胞など体を構成する全ての

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    2025年01月13日
  • 13歳からのサイエンス 理系の時代に必要な力をどうつけるか

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    タイトルで勘違いしそうだが、13歳向けの本ではない。勿論、13歳が読んでも良いのだろうが、本著には明確に「我が子に科学に興味を持って欲しい、科学的な考え方を身に付けてほしいと言う願いを持つ親御さんに参考になれば幸い」と書かれている。子育て本だ。また、自らの刺激にもなる。

    「なぜ」を見つけて、自分なりに仮説を持つ。その仮説を検証し、現象を解き明かす。幼少の頃はそんな不思議な出来事に溢れていた。本著には、落ち葉の表裏に着眼し、なぜ裏向きが多いのかを突き詰めた高校生。数学の定理の拡張版を証明した不登校経験者。小学校時代に曾祖父が新聞の字を拡大して読めるようなアプリを開発した高校生。おがくずで断熱材

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    2023年12月25日
  • 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

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    素人目にもなんとなくだけどips細胞の仕組みや機能について理解できた。臨床試験を突破し、早く実用化できるようになってほしい。

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    2023年11月07日
  • 青春サプリ。なりたい自分になれる5 青春サプリ。心が元気になる、5つの部活ストーリー

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    ネタバレ

    今回は、ねこ部、吹奏楽部、演劇部、フェンシング部、折り紙同好会の実話を描いた物語だった。
    好きなことを突き詰めたい、深めたい、続けたいという思いで部活に入ったのがきっかけで、生徒の才能が開花することもあるのだなと思った。

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    2023年06月08日
  • 13歳からのサイエンス 理系の時代に必要な力をどうつけるか

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    理系の秀でた人の子ども時代がわかる。自分は文系だが、好きなことに熱中できる環境はどんな子でも重要とわかった。

    さかなクンの一魚一会、と一緒に読んでほしい。

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    2023年04月23日
  • 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

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    山中教授が研究を通して失敗をチャンスと捉えられていること、研究がうまく行った際も周囲のおかげだと書かれていて、謙虚かつ発想転換できるところを見習いたいとおもった。

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    2022年08月17日
  • 太陽系の謎を解く―惑星たちの新しい履歴書―(新潮選書)

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    私が小学生だったころ、NASAが打ち上げたボイジャー2号が木星、土星の観測を実施し、送信されてきた美しい鮮明な映像(静止画)に「凄い!」とときめいた事は今でも印象に残っています。NASAは1990年代以降も木星にはガリレオ、ジュノー、土星にはカッシーニという大型の探査機を送り込みました。カッシーニは最大の衛星タイタンに着陸機も送り込み、タイタンの地表の撮影にも成功しています。
    これらの外惑星の領域では当初は生命の存在する可能性はほとんどないと思われていたのですが、実は地熱や潮汐力による摩擦熱などにより、衛星の地表面から深い領域では生命の存在の可能性まで十分考えられる環境であることが判明していま

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    2022年07月20日
  • ウイルス大感染時代

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    当時のNHKスペシャルは全く記憶にないが、予言の書とも言える本。
    当たっているところもあるが外れているところもある。
    奇しくも、新型コロナウイルスによる予備知識があったためかスラスラと読めた。

    10年後か20年後かは分からないが、必ずパンデミックは起こるとの記載。
    まさか3年後に起こるとはね。

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    2022年03月23日
  • 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

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    山中伸弥先生が、基礎研究者になることを決めた経緯、その後、ノーベル賞授賞につながったiPS細胞の作製に成功するまでの苦労や、研究室の仲間と共に工夫を重ねながら地道に研究を続けてきたこと、そして、ノーベル賞受賞後も、その技術を患者さんの治療に役立てたいという、臨床医になったときの気持ちを持ち続けて研究を継続されている様子などが綴られている。

    多くの幸運に恵まれたのも、先生の気持ちの持ち方、お人柄に依るところも大きいと感じた。
    これを読んだら、科学や研究を応援したい、その世界に入ってみたいと思う人が増えるかも。

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    2021年06月05日
  • 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

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    山中先生という偉大な人物も、一人の研究者、人間であって、失敗や挫折も味わいながら生きてこられたことがよくわかった

    患者さんのために研究してるという熱意がひしひしと伝わってきた

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    2021年01月23日
  • 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

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    芦田愛菜さんがお勧めされていたので購入しました。

    一番刺さった部分は、
    人間として成功するにはビジョンとハードワークが大切だが、いつの間にか目的を見失い、何のために働いているのかわからない状況に陥ってしまう。
    だからこそ、一喜一憂することなく、目的に向かって日々前進することが大切であるということ。
    この部分です。

    又、山中伸弥先生とiPS細胞について記されており、医者や研究者の偉大さ、医療の未来について少し学ぶことができました。

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    2020年10月31日
  • 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

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    芦田愛菜さんがおすすめしていたので読んでみました。
    あの偉大なノーベル賞受賞者の山中伸弥先生がもともとはジャマナカって呼ばれるような人だったとは、とても驚きました\(°o°)/
    研究の内容は、私には少し難しく理解するのにだいぶ時間がかかりました。。。
    人間万事塞翁が馬(何か良いことがあったら、それは今度悪いことが起こる前触れなのかもしれない。何か悪いことがあったら、それは今度良いことが起こる前触れなのかもしれない。)という言葉が好きです。悪いことがあってもその分また良いことがある、そういう考え方がいいと思いました(. ❛ ᴗ ❛.)
    おすすめの一冊です!!

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    2020年06月14日
  • 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

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    iPS細胞とはどんなものか?どうやって発見されたのか?山中伸弥先生とはどんな人なのか?ということがたっぷりわかる本。すぐ読めて中身は充実。
    それにしても日本では未だにiPS細胞を使った治療法が増えていかないねぇ。新しい科学的なものが出てきても、規制の壁や既得権益者たちの壁があってね。

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    2019年12月29日
  • 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

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    iPS細胞の発見に至った山中先生の話。

    実際に何度か講演を聞いたことがあり、その時の印象と同じだった。

    「自分は運が良かったんだ」と謙遜しながらも、陰ですごい努力をされている。
    さまざまな苦難があり、それでも負けずに進んだからこそ今がある。

    そんな山中先生がグラッドストーン研究所に留学中に心に響いた言葉が以下。

    「人生で大切なのはVWだ」

    Vはvision
    Wはwork hard

    一生懸命やるだけでも、長期的なビジョンを掲げるだけでも足りない。

    両方があってはじめて形になるのだと感じた。

    果たして自分はwork hardできているのだろうか…

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    2019年10月17日
  • ウイルス大感染時代

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    NHKの特集番組のメイキングという体でわかりやすい。

    なぜ新型インフルエンザが恐ろしいのか、なぜ防げないのか、パンデミックや大被害を防ぐためにどのような研究や努力がなされているのか、ということについてよく理解できた。

    政治も科学も重要だ。直接関わらない我々にできることは少ない。

    ところで自分はインフルエンザの予防接種には2つほど疑問があってあまり積極的には受けてないんだけど、1つ目の、なんで何回も同じものを毎年受けないといけないの? 免疫って1度付いたらある程度の期間は有効のはずだよね、って疑問についてはだいたい理解できたつもり。
    もう1つの、そのワクチン、ほんとにこれから流行る型に有効

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    2018年09月26日
  • ウイルス大感染時代

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    世界的な交通網の発達や、医療の進歩で人類の寿命が伸びたことで、人類の脅威として常に注目を浴びるウイルス感染症。ここに焦点をあてたNHKの番組の書籍版です。

    当初番組ではジカ熱に焦点を当てようとしていたとのことですが、取材を進めるにつれより重大な脅威として浮かび上がってきたのはインフルエンザウイルスであり、それを柱に据えた一冊になっています。

    病原性の高さなど、インフルエンザウイルスが注目される理由はいくつかありますが、その最大の理由として「インフルエンザが最大の人獣共通感染症」であるという点があげられています。インフルエンザウイルスは、よく知られているヒト、鳥、豚だけではなく、犬、猫、馬、

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    2018年04月07日
  • 山中伸弥先生に、人生とiPS細胞について聞いてみた

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    iPS細胞のことは少し難しかったが、山中先生が苦労して研究を続けてきたことがわかった。
    山中先生が研究をマラソンに例えていることは、目標に向かって努力している人全員に通じることだなぁと思った。

    ノーベル賞を受賞した山中伸弥先生がiPS細胞の研究過程と人生について振り返る。不器用でジャマナカと呼ばれていた臨床医時代からアメリカと日本で研究を続けた苦難の時代を語る。iPS細胞が生まれるまでの軌跡の物語。
    山中先生の研究内容が難しいのでついて行くのに必死な所もあったが、iPS細胞の研究過程を知ることが出来た。研究を、自身が行うマラソンに例え、実際にどちらも進歩させていることに感銘を受けた。

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    2018年06月30日
  • 13歳からのサイエンス 理系の時代に必要な力をどうつけるか

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    ネタバレ

    わりと天才キッズたちが多くて、自分の子育ての参考にはならないけど。どんなものに興味を持って、どうつきつめたか、というストーリーを純粋に楽しむ分にはよい。

    好きや得意を見つけられるといいけどねー、なかなか。難しいものだ。

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    2025年03月06日
  • 太陽系の謎を解く―惑星たちの新しい履歴書―(新潮選書)

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    NHKコズミックフロントの太陽系惑星に関する内容を書籍化したこちら。さらりと太陽系惑星の新情報が読める。意外と知らない発見もあり、今後の各国の惑星探査に注目したくなった。数ページでもカラー写真のページがあるとよかったな。

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    2024年05月12日