佐川芳枝のレビュー一覧
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寿司屋のおかみさんシリーズ。
一冊目を読んだのは、何年前のことだろう?
身内に寿司屋がいるので、「そうそう。そーなんだよね」などと、共感しながら読んでしまう。
そして読み終わったら、寿司が食べたくなる。
特に名登利寿司に行きたくなる。
これを始めて読んだ時は、私の収入では行かれなかったけど、今なら行けるかなー。
でも、なかなか行かれないのだが。。。
今回、二代目が入ったと知り、とても嬉しく感じた。
これで、オトウサンの味が未来に繋がったなと。
でも、ツメを煮ることから引退したとの話に、なんだかとてもさみしくなった。。
オトウサンが、板場にいる間にいきたいな。。 -
Posted by ブクログ
寿司の食べ方なんて誰にも教わらなかったので、
勉強のつもりで買った本です。(回らないお寿司、です)
昭和25年生まれの著者の旦那が
昭和48年に親方から店を分けてもらったそうですから、
中身は昭和の本ですw
「結婚するなら木場(きば)の旦那みたいな粋な人がいい」
という部分に傍線を引いてありました(私)。
長谷川萬治(はせがわ まんじ)という木材商が
昭和48年度から昭和50年度に
3年連続で長者番付(高額納税者ランキング)一位になったという
ことをかなり後になって知って、
「木場→羽振りがいい」ということになってるのではと推測。
「奉公の足抜け」「足駄(あしだ)」とか今では使いません -
Posted by ブクログ
久しぶりの「寿司屋のかみさん」シリーズ。
1冊目から愛読しているが、前作「二代目入店」から6年ぶりの8冊目。タイトルからして、もしや!と思ったがやはり・・・
1話目から涙腺が刺激されてしまった。
2話目から生前を振り返っての話。大将とかみさんとの出会い、舅姑との生活の苦労話や夫の思い出話、そしてなによりお客さんに関した人情噺と続く。
この店、橋本龍太郎元総理も通っていたとか。
どの話も読んでいてほっこりし、ほのぼのとした気持ちになってくる。さらに、たまらなく美味しい寿司が食べたくなってくる(笑)。
今は、夫の残した「名登利寿司」を二代目(息子)とともに切り盛りしているというが、この店もコロナ禍 -
Posted by ブクログ
ゆうれいの板前さんがはじめる回転寿司。
しかも回るお皿の担当は、「皿屋敷」のお菊さん―これ以上ない店員さんです。
板前さんはキチンと修業してるのに「回転」寿司というところが今風?なんでしょうか。
話は、ゆうれい板前の一平さん側と魚屋の潮くん側の両方から進んでいきます。
ゆうれい×回転寿司だけでも盛りだくさんなのに、最近亡くなったおじいちゃんの話や学校でのいじめの話も入り、霊感少女まで登場!で、何だかすごいことになってます。
本筋とはちょっと違うけど、とにかく魚が、お寿司がおいしそう!
まわるお寿司もいいけど、たまには握るお寿司も食べたいなぁと思いました。
ごちそうさまでした!