風野潮のレビュー一覧
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植物と会話ができる少女・葉山水希。中学生にも見えるような童顔で、弱冠17歳ではあるが、小学生のうちから飛び級を繰り返して大学を卒業し、現在は植物学者で樹木医でIPPO(国際植物保護機構)の保護観察補佐の職についた。
そして、地球を飛びたち、ランタナ星系の第三惑星に派遣されることとなった。
そこには兄である葉山生樹(いぶき)が主任(上司)として派遣されている。生樹もまた、植物の声は聞こえるが、水希ほど鮮明でもなく、植物と会話などは出来ない。だが、この兄の教えで、幼い頃から、植物と話が出来ることは、ほかの人には内緒だと教えられる。
ランタナIIIは、地球とよく似た惑星ではああるが、同じというわ -
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ネタバレ植物に覆われた惑星、植物と交感できる少女、森の命の源である「ハハノキ」に育てられた少年。歌で森を癒やし雨を操る能力。「ぼくの地球を守って」に夢中になった世代にとっては、こういった舞台設定だけでご飯3杯はいける。
……のだが、筋立てが悪者に追いつ追われつのマッチョな展開なので、どうも歌や植物とはなじまない気がする。最後に明かされる主人公の「本当の両親」は、ストーリー上あまり必然性を感じず、むしろ「ハハノキ」に育てられた少年と兄弟ではないのかと期待したし、行きと帰りの船で同乗した愉快なアメリカ人同業者は、本筋中でヒーローのごとく登場してほしかった。そしたらもっとハードボイルドに振り切った方向で楽し -
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今でこそ男子フィギュアは大人気になったけれど、かつては女子の陰でTV放送も夜11時ぐらいから録画でダイジェスト放送されていた。それが今やゴールデンで生中継ですもんねえ。本書はその男子フィギュアを先駆的に描いた作品。キンドル化されたのを機会に読んだ。カラフルなキャラたちは、数年前に読んだら、いや、こんなにうまくいかないだろと思ってしまうかもしれないけれど、現実の世界がまるで物語をなぞるようにカラフルになってるから、納得できちゃう。
伊藤みどりのことを思うと、コーチが下宿人をひきとるというのもありだし、やっぱりフィギュアの世界ってすごいなとあらためて思う。 -
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元選手でコーチの父を持ち、幼い頃からずっとフィギュアスケートを続けていた輪。だから普通の人よりはずっとうまく滑れるってだけで、スケートが夢ってほどでもない。やめたいと思うこともあるけど、やめたら自分には何も残らないような気もして…。
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面白かったー!
YA!って感じ。中学生とかで読んでたらだだハマりしてそう。
イケメンパラダイスだしな!笑
私はスケート全然詳しくないですが、それでもわかりやすく書いてあるし、主人公の葛藤みたいな部分はスケートだけじゃなくて、何かしら熱中してやってた事がある人なら感じたことのある感覚だろうなぁと思いまする。
レンと映画行ってるとこのエピ