風野潮のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
読む本が無くなったので本棚を漁ってたら見つけた本。
これも奥さんのかな?と聞いてみたら、読んでないと。
子供らが買った本かもしれない。
なんてったって「児童文学」っすからねぇ(笑)
一昨日、東京への出張だったんだけど、帰りの新幹線の中で読み始めて、浜松に着くまでにほぼ読み終えてしまいました。
でも、特別ペラペラではなく、ちゃんと普通の厚さは有るんですけどね。
それだけ読みやすいって事です。
物語の進行のテンポも良く、どんどんページをめくりたくなります。
不覚にも新幹線の中で泣いてしまったり(笑)
※最近は、本読んで泣いてしまっても別に恥ずかしい事じゃないと思うようになってきた。
大阪の中学 -
Posted by ブクログ
中高生の繊細な時期を描いた短編小説集。
アンソロジーなので著者は異なるが、小中高校生にも読みやすいようにシンプルな文体で構成されている。
部活や恋愛など甘酸っぱく爽やかな思春期らしい話もありながら、最後の話「リーシュコード」はなかなかに重い。
繊細な年頃ならではの闇や、個人である前に大人―主に家族によって人生を変えられていく様が描かれている。
個人的には「時限の友」という物語が強烈だった。消滅性人格転換の障害を持つ友人と主人公の話で、記憶を忘れていく友と何度も友になる主人公の真摯な姿勢が、素敵だとかで済ませられない痛々しさを伴い、とにかく切ない。その姿は、人生の美しさと儚さと理不尽さを凝縮させ -
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(No.14-12) フィギュアスケート少年を描いた児童書です。
「クリスタルエッジ」「クリスタルエッジ 目指せ4回転!」「クリスタルエッジ 決戦全日本へ!」の3冊をまとめて書きます。
内容紹介を裏表紙より転載
『「クリスタルエッジ」
幼い頃からずっとフィギュアスケートを続けていた輪。スピンだけは世界一、との自負もあり、親友でライバルの葵と仲良く練習に通っている。スケートをやめたいと思うこともあるけれど、やめたら自分には何も残らないような気もして・・・・。
「クリスタルエッジ 目指せ4回転!」
スケートのジュニア選手で中2の葵と輪は親友でライバル同士。アイス・フェスタの演技中、葵は不注意で -
Posted by ブクログ
ネタバレ今度の物語は西日本大会ジュニア男子から。今回は無口な天才スケーター和真が主人公。全日本選手権までの日々を必死にスケートに打ち込み、1年でやめたくない!と大声で懇願する物語。輪も葵も順調に実力を伸ばし、瀬賀と3人で次世代トリオと評されるに違いないと和真がいう位になっています。
今回の友人ポジションは、1作目から出てきたライバル瀬賀……ではなく、クラスメイトの浅野君。彼は橘の従弟で複雑な事情を抱えている。和真の家庭の事情が判明したり、無口な和真が必死に自分の言葉で話そうとしたりと、今回もがんばれー!と応援したくなる青春ストーリー。
えぇと。和真が主人公ですが、仄かにヒロインポジションなのはなぜ… -
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「ビート・キッズ」の続編です。前作と比べると英二がずいぶんと成長しているように思えます。人間的にも、ドラムの技術的にも。しかも前作には無かった望との恋模様!ちょっぴりドキドキしました。もちろん作品の中心は恋ではなく音楽なのですが。
でも物語中盤でのKちゃんの言動には腹が立ったなぁ…。何て自分勝手なんだ。ゲンタの言うことは正しいです。それに彼女が関東弁を使っているのが、全編大阪弁のこの物語の中では、腹立ち度にさらに拍車をかけます(笑)終盤ではしっかり自分と向き合ってくれて良かったですけれど。
しかし、相変わらず英二は言葉にするのが恥ずかしいようなこともサラッと言ってしまいますね。すごく素直だ -
Posted by ブクログ
冒頭からラストまで主人公・英二からの視点、それも大阪弁で描かれた物語。生粋の大阪人である私としては読みやすかったです。何だか英二たちをものすごく身近に感じられました。彼らの一挙手一投足、一人ひとりの想いがじんわりと胸に沁み込んで来ます。
そして、お互いそれぞれに家庭問題(と言うより悩み、ですか?)を抱える英二と七生の友情も良いです。英二はアホだけど真面目で優しい子で、七生はクールで意地悪だけど、こちらもまた優しい子で。英二の父ちゃんも良い味を出しています。笑いあり、涙ありの物語です。続編の「ビート・キッズ2―Beat Kids2」で高校生になった英二が、どんな仲間たちと出会い、どんな花火を見