高取芳彦のレビュー一覧

  • バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録1』ガイドブック(試し読み付)

    彼なりの考え方

    アメリカ史上初の黒人大統領となったバラク・オバマ氏が、自身の働きを振り返った回顧録作品です。国中の様々な意見がある中で、真の平等とは何か、本当の平和とは何かを常に考え続けて、その真摯さと冷静さ、そして時に見せるユニークさを持ち合わせながら、長きにわたり大統領職を勤めあげてきたオバマ。そんな経験をして...続きを読む
  • ファシズム――警告の書
    現代の世界で起きていることを理解するための信頼できる知性は、同時に未来への指針でもある。

    「歴史が教えているとおり、自由というものは守ってやらなければ生き残れないし、嘘というものは暴かなければ止まらない。」p.259
  • 約束の地 大統領回顧録1 上
    ずっと読みたかった本だが、その長さ故に後回しになってしまった。

    アメリカ大統領の回顧録なるもの読むのは初めてだが、率直な心情の描写もあり、非常に読みやすい。まるで一冊の長編小説を読んでいるようでもある。

    上巻では政治を志してから、大統領が当選直後の内容で記載されている。

    政治を志した理由、上院...続きを読む
  • 【電子合本版】約束の地 大統領回顧録1 上下

    既に10年以上前の出来事

    普通にオバマファンである自分もアメリカの近代史や政治経済には疎いので、オバマ自身によるあの時代にあった事、関わりが手に取るように判る良書。大統領という職業の想像を絶する毎日に真摯に取り組んだオバマ。ミシェル・オバマの「マイストーリー」と共に読んでもらいたい。特に給料の多少のみが自分の評価だったり人生...続きを読む
  • バラク・オバマ『約束の地 大統領回顧録1』ガイドブック(試し読み付)

    バラク・オバマ

    この度、オバマ{約束の地}の試し読み版をやませていただきました、とても興味があるので普通版を買いたいと思っております
  • 約束の地 大統領回顧録1 下
     オバマ元・大統領の回顧録。下巻の最終章を読んだ読後感は、「やっぱり、すごいなぁ~」でした。

     ミシェル夫人に、「あなたはサーカスの人みたいね。棒の先で次々とお皿を回している」と言われたそうですが、まさにそのとおり。公約を実現しようとする一方で、次々と起こる世界中の出来事にも対応しなければならず...続きを読む
  • 約束の地 大統領回顧録1 下
    前巻に比べるとシリアスなエピソードが多く必然的に重たく暗い。だがだからこその緊迫感や内情が読み物に迫ってくる。確かにトランプだったら自己賛辞でただでこそ長いこのエッセイのさらに倍は費やすはず。それほどの画期的な実績と尊敬を手にしているはずなのに。ここに書かれているのはただひたすらの内省と後悔と悔恨だ...続きを読む
  • 約束の地 大統領回顧録1 上
    これからのリーダーに必要なこと

    「リーダーに求められるものは何ですか?」
    このように聞かれて何を思いつきますか

    リーダーは他者に無い才能を最初から持っていたのかと考えてしまうけど、本当はどうであったのか

    著者は短期間における選挙において、人の心に響くメッセージを発信し続けて、応援してくれる味方...続きを読む
  • 約束の地 大統領回顧録1 下
    変化が目まぐるしい国外情勢、国内での危機管理、そして野党共和党の非協力的な姿勢による国内政治環境。こんな状況の中で、決断を続けるアメリカ合衆国大統領という職務に何の魅力があるのだろうと読みながら、重い気分が続いた。
     その解をファベーラでの一コマに感じた。そして長い長い上下巻を締め括る最後の章は、背...続きを読む
  • 約束の地 大統領回顧録1 上
    就任直後までのストーリー。特にリーマンショック後におけるオバマ前大統領から見た米国観は、当時NY市民の一人であった自分の米国観とはやや異なっていた。同じ対象であっても各人の人生や立場が異なると、こうも目の映り方が異なるのかと、非常に興味深く感じた。
  • 約束の地 大統領回顧録1 下
    あらゆる格差と分断を乗り越えて、“希望の地”アメリカを実現しようと奔走したオバマ政権の前半を克明に振り返った大統領回顧録。 

    大統領として、立ち向かった数々の困難や逆境。

    そして、オサマ・ビン・ラディンの殺害に成功するネプチューン・スピア作戦...

    読みごたえあり、非常に面白い!
  • 約束の地 大統領回顧録1 上
    史上初めて、有色人種としてアメリカ合衆国の大統領に就任したバラク・オバマ。その回顧録は見るからに重厚だが、恐る恐るページをめくると、そこにはその重厚さを必要とした物語が鮮やかな筆致で描かれていた。

    上巻は、いわゆる「エピソード1」的な側面を持ち合わせている。若き日のバラクと周囲の人々、いかにしてバ...続きを読む
  • 約束の地 大統領回顧録1 上
    かつてこれほど筆達者な政治家がいたであろうか。翻訳が素晴らしいのは分かるが、それにしても文章の構成、倒叙、修辞法、紋切り型を避けた比喩を駆使して綴られているところを見ると、オリジナルの文章が素晴らしい証拠だと確信を持って言える。
    決してイヤらしくはないが、それはいくらなんでも自虐が過ぎるのではという...続きを読む
  • ビジネス・フォー・パンクス ルールを破り熱狂を生むマーケティング
    数年ぶりの再読。
    改めてとても良い本でした。

    ビジネスの作り方・考え方について、
    そもそも何のための会社を始めるのかについて、
    起業する際に押さえておくべきポイントについて、
    企業文化とは、などなど。
    まさに今の時代、つまり商品が社会に溢れ、世の中が国境を超えて繋がっている時代に起業する方・リーダ...続きを読む
  • 金正恩の実像 世界を翻弄する独裁者
    2020年4月に出版されたもの。
    英語から日本語に訳されたものによくあるように、北朝鮮の固有名詞の翻訳に若干の不満がある(「党代表者会」が「党大会」と訳されているが、この2つは大きく違う)。

    しかし、本の内容は極めて分かりやすく、楽しんで読めるものとなっている。北朝鮮を専門とする者には既に知ってい...続きを読む
  • 金正恩の実像 世界を翻弄する独裁者
    【この若者と彼が受け継いだ政権は、どうやって下馬評を覆したのだろうか。私はそれを明らかにしたかった。金正恩について知るべきことをすべて知りたかった】(文中より引用)

    脱北者やかつて一緒に生活したことがある人物を含めた膨大なインタビューから、金正恩その人は一体何者なのかという問いに答えようと試みた作...続きを読む
  • 絶滅動物は甦らせるべきか?
    我が家は日頃から「ニホンオオカミ再導入」を切に願っているので、絶滅動物は甦らせるべきか、というテーマにはとても興味があります。
    夫がこの本を見つけてきたので私も読んでみました。

    「ディ・エクスティンクション」とは遺伝子救済の取り組みのうち、絶滅種に対するものを指します。ちなみに絶滅危惧種に対するも...続きを読む
  • 世界の覇権が一気に変わる サイバー完全兵器
    【私たちは今後何年もの間、主要国のなかでも群を抜いて脆弱な国となる。その事実が反映されるよう戦略を調整しなければならない】(文中より引用)

    一足飛びの進歩を見せるサイバー攻撃・兵器に光を当て、アメリカが今後取るべき方策についても一石を投じた作品。圧倒的な情報量で複雑なサイバー戦の世界を鮮やかに描い...続きを読む
  • 伝説のハッカーが教える超監視社会で身をまもる方法
    伝説のハッカーが教える 超監視社会で身をまもる方法。ケビン・ミトニック先生とロバート・バモシ先生の著書。高度情報通信社会は便利だけれど、便利さと引き換えに監視したり監視されたりの超監視社会になっている。必要最小限の監視は仕方がないけれど、必要以上の監視は気持ちが悪いし不快。超監視社会で身をまもるため...続きを読む
  • 伝説のハッカーが教える超監視社会で身をまもる方法
    原題:The art of Invisibility
    個人情報を全く公開しないで、ウェブを利用することは不可能で、情報の出し方をできる範囲でコントロールする方法を知っておくことは大切だと改めて考えた一冊。

    出てくる主なツール、技術:
    Whats App
    Signal
    Open wisper sys...続きを読む