渡辺多恵子のレビュー一覧
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のっけから笑いました。斉藤さん大好きです。
なんとなく、自分の思い描く斉藤さんはクールでどこか熱く、表面は暗いストイ
ックなイメージなのですが
この風光るの斉藤もこれはこれで非常にはまります。
人を斬って逃げている身で、周囲に迷惑をかけたくもないし目立ちたくないと当
然考えたでしょう。
その状況で実際どうやって京で暮らしていたのか。近藤さんたちと実際どこで出
会ったのかは
いろんな説がありますけども、富永さんみたいな友達がいたのだと想像するのは
救われます。
無念桜の概念は面白いなぁ。
あの時代にも、数羽くらいは甘いものが好きなすずめもいたかもしれないし、い
いじゃないですか。(笑)
非常に良いです。
良いと言えばもう一点。
沖田総司左利き説。根拠は、稽古に使っていた木刀の指の跡が、左で握っていた
ことを示すので、
というもので、だからと言って何もかも左利きだったかは分からないけれど、確
かに左利き説は有力かも。
と自分個人としては思っており、その辺りのオチは使うのか、使うならどうつけ
るのかと思っていたので、
この巻でこのように設定づけるのは非常に面白い。
やられました。
流石、きちんと史実を踏まえた上で描いてくれている筆者ならでは。
やられたなー。こうくるか。と思いました。
これはこれで面白いじゃないですか。本当にそうだったかもしれない。
いくら読み進めても、史実を曲げないのなら悲しい結末が待ち受けていることは
動かしようもないことなのですが
それでもどう話を組み立ててくれるのかと思うと、今後の展開も楽しみです。 -
Posted by ブクログ
近藤さんのお妾さんの深雪とお孝。
いくら現代と価値観が違うとは言え
相手が太夫だったとは言え
わざわざ姉妹を近藤さんが妾にするというのは
伝わっている史実の中で、
どうもしっくりいかなかった点のひとつ。
それを上手く纏め上げている。
もしもこうだとすれば、確かに納得がいく。
谷さんのエピソードもそうなのだが
史実とされていることは大半が
口伝や資料であり
必ず時も事実であるとは限らない。
名誉を守る為に敢えて嘘を書いたり
自分の都合の良いように伝えたり
ということは儘在る事で
そういった事実をきちんと踏まえて
資料を読み解く必要があると思う。 -
Posted by ブクログ
萌 え 禿 げ る 。
自分の恋心に気付いてしまった宗ちゃんと、
ぐんぐん男前になってゆく清との関係性に悶えるー。
あとはやっぱり、服装も建物も、きちんとしているから、
作り話なんだけどリアリティがあって、
安心して入り込めるから素晴らしいなぁ『風光る』は。
私、歴史はさっぱり興味ないけど、
これ読んでいると、ちょっと身近に感じるもの。
昔の人が、“教科書の人物”じゃなくなるっていう感じ。
もちろん漫画を鵜呑みにしているという訳ではなくて、
昔の人も、恋をしたり、仕事したりしていたんだよなぁ、とか、
感情があって、“生きて”いたんだよなぁ、とか、
当たり前のことに気付かされる。
描き手が、時代背景含め、細かなところまで、
きちんと配慮して描いているからなんだろうな、と思う。 -
Posted by ブクログ
いちばん好きな表紙の巻で。
これは、私を新選組の虜にさせたきっかけ。
少女漫画ではあるのだけど、これだけこだわりと細かな史実を上手く取り入れている新選組漫画を私は知りません。
江戸時代の文化なんかについても詳しく知ることができて、目からうろこなこともしばしば。絵も細かいところまで、よく描きこまれていて綺麗!
巧妙な手段で性別を偽り、新選組隊士として活躍する女の子が主人公ですが、「女子」っていう設定がすごく上手く全体に絡みながら「武士とは」「誠とは」と哲学的な部分まで話が突き詰められていきます。史実も本当に上手に解釈され、違和感無くフィクションの話が溶け込んでいきます。「なるほど、この史実をこう解釈して、こうフィクションにつなげていくのね!」と作者のストーリーを練る技量に何度も驚かされました。
キャラクターも魅力。
主人公は、わりと最近の少女マンガにいそうな感じではありますが、強い明るい女の子。その師が沖田総司。この沖田総司はどの作品の沖田よりもカッコイイです。容姿というか生き方やセリフ、が。惚れます。
主人公も沖田に恋心を抱きますが、武士としての立場と悩み苦しむ。そんな物語の軸です。(連載中なのでどうなるか分からない…)
話のテンポがそうとうゆっくりなので、ひとりひとりのキャラクターや心情が掘り下げられていて、悪人はいないようにすら思えます。芹沢だって慶喜だって竜馬だって…
もちろん近藤・土方はそれぞれ大物でカッコイイ。
ここまでカッコイイ器の大きい近藤像を、新選組作品で私は他にみたことないです。いっつも他の作品では、土方に祭り上げられて能力もなくて実直バカみたいな描かれ方をしますが、「風光る」の近藤は本当に大将の器です…!!土方はそのまま策士だし。
「風光る」の山南さん・明里さん、そして松本良順は本当に主人公にとってもキーパーソン。山南さん、松本先生の偉大さを私はこの作品で知りました。。。
最近は作者がキャラクターに頼りすぎちゃって、ストーリーがおざなりになってる感もあってちょっと残念。。。なんか、原作なのに同人誌みたいなノリがあるときも。私はとことんストイックで鬼な沖田先生に惚れたのに…
ただ、ストーリーの軸はしっかりしているので、ぶれることがないので大丈夫だと思います。今後にも期待!
でも沖田先生が死んじゃうのイヤだなあ。。。 -
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新撰組で(性別を偽って)頑張る女の子セイの話。
ツンデレな朴念仁が恋に目覚めると、なぜこれほどに盛り上がるのでしょう。真っ赤になった沖田先生が見ていて楽しい。
そして斉藤先生のツッコミが絶妙。武士道にこだわりながら、セイが女だと分かったとたん、男でも女でもよかったんだとあっさり切り替えられる柔軟性も素敵。彼がいなければ、ここまでさわやかに話は進まないだろうね。
とはいえ、いつまでこのネタ?さすがにそろそろ進展してもとか思ったりするのですが、時代も時代だし、この後ハードな結末しか待っていないのなら、もう少し長くこの平穏が続いてほしい気もするなあ。 -
Posted by ブクログ
もう24巻なんだな〜。早い。総司はもうおセイに惚れてると気づいてしまっているので、反応がいちいち可愛くて仕方ありません。恋を知った少年かお前は。あ、そうか(笑)お互いに気づいていないですが、回りはもう気づいている(一部除く)という状況がおいしすぎです。でもそういう状況も長くは続かないでしょう。一番幸せな時期は短いもんです。総司はそろそろ病が進行してきているでしょうし、セイもごまかしがきかない年齢になろうとしている。どんなにあがいても、宿命からは逃れられないなんて……なんて哀しいストーリーでしょうか。あと、歳の昔話はずっと読みたかったので、今回から回想場面に入って非常に嬉しいです。とくに総司と出会った辺りが凄い見たかった。それは次回への持ち越しとなりましたが、とにかく楽しみです。