渡辺多恵子のレビュー一覧

  • 風光る 12

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    屯所を西本願寺に移転することに反対だったのに
    土方さんにそれを無視されたことが
    山南さんの脱退の理由だった、とする説まである中で
    喪に服す間もなく移転を急いだ”理由”が描かれている。

    また、サエのエピソードも面白い。
    沖田さんには子供がいたという説を、このようなまとめ方をするとは
    流石である。

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    2011年05月01日
  • 風光る 8

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    ネタバレ

    藤堂平助をとても素直で純粋な青年として
    描かれていることにとても好感をもつ。
    良い人だが真面目すぎる、影が薄い、
    というような扱いをフィクション上受けがちな藤堂さんを
    男らしさも出しつつ、相応の年齢らしい若さを表現してくれたと思う。

    新選組と言えば池田屋、というフィクションも未だ多い中で
    多摩で近藤さんたちがどうしていたか、を描いてくれる作品には
    概ね好感を持つ。
    沖田の幼少時を描いてある今巻も、面白いと思う。
    十歳近く歳の離れていた近藤、土方から見れば
    沖田は可愛い弟分だったろうし
    そんなふたりにしてもまだ若い盛りで
    微笑ましいし、現代と比較していろいろ考えると複雑にもなる。

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    2011年04月29日
  • 風光る 16

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    ネタバレ

    原田さんの結婚話は非常に興味深いエピソード。
    身分の話や、師弟関係など、さりげなく史実が織り込まれている。

    また、割とスルーされがちと思う土方さんの労咳にも
    触れられているところが面白い。
    史料を読み込んでも、当時の慣習で大病を患ったとしか無いので
    これが事実だと知らない人もいるのではないだろうか。

    基本的に少女漫画が好きではないので
    話があまり恋愛に傾いてくると面倒になるのだが
    それでも史実がきっちり描かれているので
    読ませてくれる作品。

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    2011年04月29日
  • 風光る 18

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    ネタバレ

    単なる華やかさと切なさばかりにクローズアップされがちな遊女に関して
    作者が史実を調べ抜いて話を作っているのでリアルでとても面白い。
    小花さんのエピソードは、リアルな遊女の切なさが感じられる。

    手配書すら似顔絵だった時代
    他人に成り済ますことも多々ありかつ容易だった状況下で
    新選組の沖田と名乗って信用されない
    というのも、些細なエピソードながら面白い。
    だからこそ新選組のネガティブキャンペーンだったり
    単に人のせいにしたかったりで
    新選組の名を騙って押し借り等の悪さをした者もいた訳で
    事実を物語る重要な設定だ。
    大阪撤退時の局長の発言が非常に恰好良い。

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    2011年04月27日
  • 風光る 13

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    史実を調べていると、西本願寺については
    いろいろ思うところがある。
    この巻の展開も興味深い。
    実際西本願寺の案内板には本願寺とあったし
    新選組に対して良い思いは抱いていなさそうな印象だった。
    ギンさんの描き方はとても”ぽい”なと感じた。

    また、壬生から島原、西本願寺へ歩いたことがあるが
    それなりの距離はあったし
    現代においても整備された観光地とはいえ
    綺麗な街中と民家の立ち並ぶ町という差異はあった。
    この当時ならばやはり、セイたちのように感動したことだろう。

    斎藤さんが兎に角良いキャラをしている。

    また、この巻の風光る日誌の散華のエピソードはとても好きだ。

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    2011年04月23日
  • 風光る 4

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    ネタバレ

    芹沢一派の粛清と、土方と山南の対立は
    新選組モノの序盤の見せ場でもあると思う。
    とかく、身勝手だったり野蛮だったりで片づけられがちなこのエピソードを
    うまく少女漫画の中におさまるように
    綺麗な物語に仕上げてあるところがすごいと思う。

    個人的に、今まで接してきたフィクションで
    一番好きな芹沢さんを描いてくれたのは、
    大河ドラマの”新選組!”なのだが
    手向かいもせず愛しい人と安らかに眠ったまま逝ったというのも
    それに対して、好きだからこそ自分が斬りたいと沖田さんが願ったというのも
    これはこれで美しいと思う。

    また、山南さんと土方さんに確執があったとする話が多いが
    案外こんな謙虚と照れ屋なだけだ

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    2020年09月20日
  • 風光る 20

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    ネタバレ

    この巻の密偵のエピソードは、緩急ついており
    シリアスな面もあればオチもついていて面白い。

    この坂本龍馬の描き方は、新しいと思う。
    個人的なイメージとは違うものの、インテリな龍馬というのは
    あとがきにもあるように司馬先生の竜馬のイメージが
    あまりに世間に強く浸透しているため中々いない。
    が、こんな龍馬も”あり”だと思う。
    個人的には、”竜馬”よりこうした能天気で人懐っこい人物像の方が
    歴史上の数々の逸話に納得がいく気がする。

    こういった歴史を扱ったフィクションを読んでいると
    驚くのはそれを事実だと信じ込む読者の多いことだ。
    坂本龍馬に限らず、フィクションをきっかにして
    自分で実像を調べて学ん

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    2011年04月12日
  • 風光る 1

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    有名処。もうセイちゃんは可愛いし沖田はかっこいいし!じれったい!くっつくのが楽しみ。史実に沿いながらもあくまでも少女漫画というのを忘れずに、と作者も言っているから二人がどうなるのか結末が予想出来ない!斎藤さんも素敵すぎる!寡黙キャラ健在。とても勉強になります。

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    2011年04月07日
  • 風光る 29

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    「俺は無骨な瓶でいい 魚(=土方さん)が中でどんなに跳ねてもこぼさないからせいぜい跳ねろ!」
    なんか…目頭が熱くなった…(ノД`*゜)゜・:。. 風光るの近藤さんは懐が広くて素敵。そんな近藤さんを心配しつつも慕う土方さんと純っ粋に慕う沖田さんがまた愛おしくて好き。そして悲しい程一方通行な伊東さんもなんだかほっとけなくて好き…?になってきたかも(笑)

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    2011年08月15日
  • 風光る 29

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    ネタバレ

    買い損ねていたことに気がつき、購入。

    どうしても、史実上この先新選組には厳しい事件がいくつも待ち受けているだけに
    読み進めるのがつい憂鬱にもなる。
    また、沖田さんの鈍感さはあまりにも不自然。
    まぁ、それに対する斎藤さんが面白いので良いのだけれど。

    伊東一派について、大概の新選組モノは伊東さんを悪者にするか
    土方さんを残酷な人扱いにするかだが
    風光るは本来の史実に対して自分がよく思う、
    誰か悪役がいるわけではなく、それぞれの立場で
    それぞれの信じることのためにただひたすら戦った、という描き方。
    中村さんが神谷を救わなくては、と考えるシーンはぐっときたし
    伊東さんの遊説について土方さんにも織り

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    2011年02月25日
  • 風光る 29

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    歴史漫画大好き(^-^)/な私です

    ただ
    風光る
    は、歴史漫画と言うより、
    背景が歴史という漫画です

    それでも、作者はかなり史実を調べて、髪型を含めて生活習慣も描いています

    ちなみに全巻持っていますが、このままいくと何巻まで行くのか⁇の世界です σ(^_^;)

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    2010年12月25日
  • 風光る 29

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    ネタバレ

    夜伽を迫られたセイを救ったのは斉藤さんーー♪
    相変らず 本人には気付かせない男っぷりに涙!!
    浮サン(慶喜)の思いもせつなかった。
    ・・・これが過ちでいつか この世が近藤先生を裁くなら
    私も共に裁かれるまでーー沖田の笑顔がまぶしい・・。
    それは新撰組みんなの思い・・。土方も同じはず。
    もはや伊藤参謀に打つ手はないとみた・・・(涙)
    この後道を分かつ伊藤参謀をどう描くのか?
    新撰組はどうなるのか?渡辺さんの切り口に期待したい!

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    2010年12月08日
  • 風光る 29

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    慶喜将軍就任騒動メイン。ゆっくりだけど、確実に時代が動き出してるかんじがする。
    あいかわらずなメンバーとあいかわらずの展開。齋藤さんは出番は多くないけどかっこよくおいしい役どころだし、総司はセイに関することは自信なさすぎで鈍すぎるし。やきもきするけどそれも楽しい。今回もおもしろかったー。次巻も楽しみだ。

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    2010年12月04日
  • 風光る 29

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    運命の歯車が刻々と廻って行く。
    くるくると。
    多くの命を振り落としながら。

    普段は土方さん信仰だけど今回一橋公が色っぽいです。
    あと、セイちゃんと総ちゃんは早くお互いの想いに気付いてください!

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    2010年11月28日
  • 風光る 29

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    セイちゃんますます男らしくなっていくくせに、乙女なんだからー…ってわけわからない感じの感想ですみません…^^;

    でもしばらく前の巻を読み返してないせいかイマイチ史実についていけない自分…。

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    2010年11月28日
  • 風光る 1

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    女の子が新撰組にっ!?
    …というありがちな設定で嫌煙するには勿体ない面白さ。登場人物みんなが、味があってかっこいい。
    作者の時代考証へのこだわりは脱帽もの。なのに少女漫画のためなら嘘をつくという作者の漫画家魂も好きです。
    日常の小話で話が進まないときもあるけど、最後まで書ききって欲しいです。

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    2010年10月20日
  • 風光る 28

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    2010.10
    家茂死去。かわいらしい将軍だったなぁ。史実だから仕方ないとはいえ、死んでしまったのはかわいそう。

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    2010年10月10日
  • 風光る 28

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    左之の赤ちゃん誕生~家茂公薨去まで。見どころは、土方さん新技の「デレツン」(笑)ちょっと少女漫画の触手が土方さんにまで及んできているのがイヤかなぁ・・・と(ノ∀`*)新選組に恋愛色はあまり要らなくていいので、総司までにしといていただけると有り難いですm(__)m

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    2010年09月05日
  • 風光る 1

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    新撰組漫画ならまずこれをお勧めしたい。
    このかたが書かれる土方さんが好きすぎる^^
    ただ長い笑
    集めはじめたの7巻くらいからだけど今や……少女漫画でこんだけ続くのもすごいですよね!!
    どういう結末にもっていくのか楽しみ。

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    2010年07月31日
  • 風光る 27

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    密かに追いかけている本。

    少女漫画で新撰組ネタなのに
    沖田が美化されていない所が個人的にグッド

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    2010年07月20日