石井あゆみのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2011年に読んで面白かったマンガその2。
高校生がある日突然タイムスリップして、顔がそっくりであったために織田信長として生きていくことになる、というストーリー。
設定自体に目新しさは感じませんが、この作品はなぜかすごく斬新に感じられます。
主人公のサブローは、堅苦しいことが大嫌いでありマイペース。性格も飄々としており、なんだかいわゆる「織田信長」っぽくはないのです。
しかし、そんな性格ゆえに言動が当時の人たちとはズレまくりで「うつけもの」っぽくなってしまい、時には常識にとらわれない新しい発想をすることもあり、なんだかんだで「織田信長」を立派にこなしているところがとても面白い!
タイムスリ -
Posted by ブクログ
第4巻にきて、今さらですが「協奏曲(コンチェルト)」について調べてみました。コンチェルトとは「独奏楽器とオーケストラによる合奏」のことで基本は3楽章だそうです。
このマンガでは独奏楽器が「主人公」、オーケストラが「戦国時代」といったところでしょうか。
武田信玄が登場したら次の楽章なんでしょうね!
そしてもちろん最終楽章は「本能寺の変」
飄々と進む軽やかな感じのストーリーで終わりまでしっかり見えている。
でもどう話を持っていくのかまるで読めない。
音楽と似ている気がしてきてしまいました。
そう思った時点で作者の思惑にはまっているんでしょうね?! -
Posted by ブクログ
2巻ではタイムスリップした主人公が、なんだかんだで信長らしくなってきたと思います。
自由奔放に振舞う姿がうつけ者として有名になってしまった信長。
この漫画を読むと冷酷非道なイメージがあるけど本当は心優しい人だったんじゃなかったのかな、とも思います。
ある時、義理の父親である斉藤道三に会わなくてはならなくなり、正装だと言って制服を引っ張り出してくる。
すると道三もなにやら怪しげな装いをしてきた。
ここで主人公の他にタイムスリップしてきた人物を出すとは…予想外でした。
次巻では誰が出てくるのかが楽しみでもあるけど、全体の雰囲気とかが壊れなければ良いと思います。