北崎拓のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレこの巻は★5か★4かすげー迷う…
2巻が俺の中では一番面白くて、その理由としては
「怜子ちゃんと上手くいかなかった」というのが一つある
(もちろんその後の桐生との展開もあるのだが)。
そういう不幸展開が、この巻には待ち受けている。
しかし…それがあまりにも大きく、あまりにも辛い。
もう初見の記憶なんて思い出せないが、結末を知っていればいるほど、
読み進めるのが辛くなるし重くなる。
その辛さのせいで、★4とさせていただきました。
話は恋愛模様だけでなく、工場の諸々、
特にレーザーカッターとか独立とか、
そういうのが絡んでるのが非常にいいと思います。
リアリティあるよう -
Posted by ブクログ
ネタバレこの巻も、心情的には盛り上がる巻だね。
終わったと思われていた大倉さんとの関係が、
まさかの逆転ホームラン!
その過程もじっくりと描いてくれて、ドキドキもたっぷり。
読ませてくれるねー。
エンタメ的都合の良さともいえるがw
飯を作りに来た桐生の言葉を聞いて、親父さんが泣くシーンは、
思わずこっちももらい泣き。
前巻の桐生の表情みたいに、一瞬にして空気を変える、
もっていくような描写うまいよなー。
俺が年取ったせいもあるのかなw
そして話は山田さんの葬式話へ。
桐生の介入はあり得なさすぎるけど、話のテイストとして、
今までの恋愛模様とは違ったアクセントを期待させ -
Posted by ブクログ
ネタバレ虹玉はともかく、恋愛漫画として、よくよく読むとあり得ない、
都合いい箇所も多いんだが、それは男性向けエンタメだから。
そして、エンタメだからこそ、面白いわけで、
それはそれで文句もないし問題ない。
特に大倉さんのスレてない可愛らしい感じなんて、男心にドンピシャじゃん!
そんな大倉さんの良さが存分に発揮されてる巻。
大倉派か桐生派かは、ビアンカ派かフローラ派のような
永遠に語り継がれるテーマだと思うけど、この巻の時点では、
断然大倉派の方が多いんじゃないかな。
そういう風に描いてると思うし。
舞台となる職場が工場系なのは凄く良いと思う。
ある種のリアリティーを演出。
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Posted by ブクログ
ネタバレ1~15巻 2017年12月10日
【千鶴の呪いとは】
後味の悪い結末。色々あったものの、二人は一緒になれそうだったのの、千鶴は男性に対する呪いのせいで、ついには倫まで拒否する形になってしまった。
最初は父へのトラウマから来る男性不信だったのが、最後には千鶴は祖母と倫を守ることが『居場所』とまだ正常(ではないが)な時に言った。そこから『悲劇のヒロインである自身を愛してた』と解釈。それが千鶴の呪いであり、居場所だった。
倫→呪い(千鶴への想い)と呪印
千鶴→男性不信と呪い(居場所を失う、倫への想い)
真琴→本心に蓋(倫への想い)
誰もが幸せにならず、悲しい結果になってしまったなと感じた。 -
購入済み
20年の時を超えて蘇る源平絵巻
深い心理描写と愛憎劇、翳を持つ少年遮那王と、彼に付き従う太陽な正義漢「弁慶」、常陸坊、三郎達義経一行の不思議な魅力と絆。
渦巻く陰謀と思惑、嫉妬と愛情。
少年サンデーでプツッと第一部終了となって20年。
満を持しての再開に驚きと歓喜がない交ぜになりました。w
更に深くなった心理描写、美しい画と構図。
読む者を「源平マニア」にさせるに十分な源平絵巻、遂に再開です。^ー^