芦原妃名子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
次巻で終わる予定みたいですね。
ストーリーの核となっていた謎は解け、あとは主人公ふたりの結末に向けたクライマックスの導入部分で9巻は終わりました。
少女漫画にちょっとしたチャレンジを挑んできた作品ではありましたが、やはりミステリーのオチとしては弱く、かといって恋愛面でもそれほどの感情移入ができず、若干中途半端に思えました。
もちろん最終巻を読むまでは評価は分かりませんが、期待が大きすぎた分、クライマックス目前に尻すぼみした感が拭えませんでした。
前の巻まではとっても面白かったんですけどね。
とはいえラストまできちんとお付き合いしたいと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレさてさて最終巻。
私が「読みたい読みたい」と思っていた物語は、こんなにも拍子抜けするくらい短い物語だったのか……とちょっとがっくり来たりしています。
緋芽は、騎手の免許試験を無事に乗り越え、競馬学校を卒業して、ついに騎手としての第一歩を歩き始める。
一方の唯野は、デビュー戦で「引退」を決めてしまう。
「もうやれることは全部やったから後悔はしてない」
と言いきって、挙句、デビュー戦で初勝利をもぎ取って。
綺麗に去っていく。
そして緋芽も――
という感じの話でした。
なんというか、思ったよりも短くて。
この後、緋芽が男性だらけの世界の中で、四苦八苦する様子も書いてほ -
Posted by ブクログ
ネタバレレース中に事故でなくなった騎手だった父と同じ道を歩むために、競馬学校に入学した緋芽。
そんな緋芽は、いろいろありながらも何とか一年目の授業を終えて、二年目に突入していた。
これから成長期を迎える男子にとって、「成長」は大きな問題で。
身長が伸びて、規定体重を維持できなくて、脱落者が出てくる。
一人目は、自分の父も厩舎をやっているという神崎君で。
神崎君の次に成長がきて苦しんでるのが、唯野。
でも、唯野は人に弱みを見せたくない人だから、緋芽にも弱音を吐かないし、他の人間にも決してしんどいとは言わない。
そんなこんなしている間に、二つの場所に分かれてトレーニングが始まって。