オノ・ナツメのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ついに完結ですね~。
オノ・ナツメって「リストランテ・パラディーゾ」「LA QUINTA CAMERA ~5番目の部屋~」といったちょっとほっとする感じの作品が印象的で好きなんですが、「さらい屋」はそういう雰囲気をかもしつつ、シリアスな作品ですね。
最初のほうはどちらかというというと政の物語なのかなーと思ってたんですが、だんだんと弥一の苦悩にシフトしていきましたね。それを取り囲む人たちの物語でもあるんですが、さらりとそこも描かれていて、本当にストーリーテラーとしての力を感じますね。
そこは政が、同心の八木に真剣な勝負を挑んで、はじめて人と政自身が気持ちの上でこれ以上ないというところまで真剣に向き合って戦おうとする。
そして自分の強さを魅せつけた後、剣を捨てるという選択肢を選ぶ。
弥一との再会のときの弥一が
「…おめえ、刀はどうした?」というところまでの一連の流れは無駄な部分がまったくなく、男同士のなんともいえない絆をみせられましたね。
五葉という場所をそれぞれが大事にしているというラストがなんとも味わいがあってよかったです。
モーニングツーで連載されている「つらつらわらじ ~備前熊田家参勤絵巻~」のコミックも出てるらしいので買わなきゃ。