望月守宮のレビュー一覧

  • 無貌伝 ~探偵の証~

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    シリーズ第5弾は怒濤の展開で、まさに冒険活劇。次作で完結だそうで、どう決着がつくのか今から楽しみです。

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    2012年11月21日
  • 無貌伝 ~双児の子ら~

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    人とヒトデナシという怪異が共存している世界が舞台。
    ヒトデナシの怪盗・無貌から犯行予告が送られてくる。
    無貌に顔を奪われた名探偵・秋津と助手(臨時雇い)の少年・望の二人はその犯行を防ぐために鉄道王一族を訪れるが・・・

    ジャンルで言えばミステリーなのか、ファンタジーなのか…迷いどころです。
    ミステリーとしてはちょっと物足りないかもしれない((+_+))
    なんせ怪異であるヒトデナシは能力によってはなんでもありなので…(^_^;)
    起きる連続殺人の犯人は人かヒトデナシか…気になって夢中で読んじゃいました。

    時代設定が昭和初期って感じなのも結構気に入った要素です。
    なんか怪盗20面相を思い起こさせ

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    2012年11月19日
  • 無貌伝 ~綺譚会の惨劇~

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    実は毎巻想う事なんですけど…

    望月せんせーの考え方とか世界観はめっちゃ好みなのですが、書き方?書き癖?地の文?がすごい合わないなーって読み出した時に想うんですよね。読み終わった時には慣れているものの。他の書き口の好きな作家さんの本を暫く読んで、無貌伝を読んだりすると違和感が激しい訳です。アレ?こういう文体だっけ??みたいにね。
    でもこの退廃的な昭和初期感は最初から好きだです。藤木凜は本当に昭和の人間が昭和の(でももっと生まれる前の、といういみですけど)世界を描いているとすれば、それの、平成の人間版ていうか……あんまりうまく言えてないかも。
    リアルタイム:江戸川乱歩、昭和:藤木凜、現代:望月守

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    2012年09月24日
  • 無貌伝 ~人形姫の産声~

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    秋津探偵の昔話。
    つくづくこの人にしか書けない話だなあと感じる。
    文庫化したら揃えたいな。
    第一作は探偵助手の悲哀が痛すぎて読み返すのに勇気がいるけど。

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    2011年11月11日
  • 無貌伝 ~綺譚会の惨劇~

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    三大名探偵の1人に呼び出しをくらい、乗り込んだ汽車の中。
    説得すべき『人』を見つけたのはいいのですが…。

    最初から、何故に混じっている? という首傾げが
    徐々におかしい、になり、ちょっとまって! に。
    むしろ最初と最後だけに出てきた某雇用主も
    仕事せんかい! と思わず叫んでしまいました。
    この話、一体どこへと転がって行くのでしょうか?

    今回の主人公は『過去』でしょうか?
    関わりのある過去が話され、どういうものかを確認する…と
    思いきや、でしたが、世間は狭い?
    多分ちょっとどころでなく違うと思いますが。

    汽車を降りる方法の時に、某Tシャツにひっついた
    黄色いカエルを思い出しました…w

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    2012年01月01日
  • 無貌伝 ~綺譚会の惨劇~

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    シリーズ第4弾は連作短編形式。ネタバレになるので詳しくは書けませんけど、ビックリ度ではシリーズナンバー1かもしれません。続編への期待が高まります。

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    2011年09月14日
  • 無貌伝 ~綺譚会の惨劇~

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    まっまさかの展開に驚いています。

    そんな、あの人がアレだったなんて。
    そして、衝撃の終わり方!次巻に続く!

    今回は探偵の八雲の招待で望はヒトデナシの情報交換会に
    参加するのですが、ソコに集まった人たちはとんでもない人ばかりで。
    いったい、この会はどこに向かうのか!?

    本自体は、短編集のような体裁でサクサク読めました。
    個人的には同時期に買った3冊(望月さん、丸山さん、天弥さん)
    では一番、望月さん押しです。

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    2011年09月07日
  • 無貌伝 ~双児の子ら~

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    望月守宮さんデビュー作。
    古典的なミステリーでありながら、そこにあやかしのような、ファンタジー要素を加えることで、読者を混乱させる新感覚さが気に入りました。
    主人公古村の両親に捨てられた過去や自暴自棄になって起こした行動、決して幸福ではない主人公の境遇はありがちながら、ひょんなことから探偵の助手、探偵業、そして殺人に出くわし、触れ、変わっていくさまが面白い。
    普通の子だよ、普通のいい子だ。という台詞がすごく響きました。

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    2011年07月02日
  • 無貌伝 ~人形姫の産声~

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    あの続きじゃないのか! というの文句がひとつ。
    あれがこれ!? という驚きもひとつ。
    …対外において、昔を振り返ると、どうしてこう
    ごく普通っぽいといいますか…。
    いや、その前に、あなた方そっくりですね、と言いたいw

    さすがに探偵が2人じゃないので、遊んでいる(?)わけでもなく
    ごく普通に事が起こって推理されていきますが…。
    騙された! という叫びたい気持ちが大きい、です。
    事態をややこしくして…というのも言えますが
    これだから文章は! という騙され感も。
    いや、普通気付く所、なのですか??

    しかし…無貌、無害そうですけど…?w
    そしてこれ、ある意味恋愛もの?w

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    2011年02月08日
  • 無貌伝 ~人形姫の産声~

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    ファンタジー的な設定とミステリーの融合が相変わらず巧い。どんでん返しもあって楽しめる。秋津の若い頃の話。

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    2011年01月19日
  • 無貌伝 ~夢境ホテルの午睡~

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    ホテルに取り憑いたヒトデナシは、1年に1度
    人を夢のホテルに連れて行く。
    ただし、入るには誓約書にサインをしなければならない。
    そんな所で行われた殺人に、探偵助手試験。
    保護者(?)はいないわ、宿敵はいるわ、死体は転がってるわ…。

    探偵組、詐欺師組、警察組に医療組。
    そして良く分からない組。
    やたらに色々な人が色々な問題で自分達の目的のため
    さくさくと動いているわけですが…。
    どこがどこに通じて、何がどう殺人事件に必要なのか。
    もうこんがらがりすぎて分かりません。

    核はシンプルなもの、という
    1巻の言葉は大切です。
    しかし今回、前回のせいなのか、良いとこどりはしてるわ
    ペテンも詐欺もどっち

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    2010年09月30日
  • 無貌伝 ~双児の子ら~

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    現代とあまり変わらない世界で繰り広げられるミステリー?
    怪盗20面相の様な登場人物、と言えばいいんでしょうか?
    探偵がいて助手がいて、懇意にしている警察がいて悪がいて…。
    ただ、どこを取っても性格がすごいかと思われますが。

    自信と自身を喪失してしまった探偵と
    そこに押し入った助手。
    この助手が主人公なわけですが…すごいです。
    やる気だけが空回りタイプの小悪人と思いきや
    単なるお人よし。
    ヒントを貰って、がしがしと推理していく様は
    これでいいのか探偵…と、雇い主の方が心配になってきたりw

    最後の謎解き場面が長かったは長かったですが
    それ以上にすごいものを読んだ感じです。
    とりあえず、今更な父

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    2010年06月07日
  • 無貌伝 ~双児の子ら~

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    ヒトデナシという設定を自分で作り、その世界の中で展開させたミステリ。どうせなら無貌がもう少し活躍しないとタイトルに不満を感じそうだが、デビュー作としては存在感のある内容

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    2010年04月01日
  • 無貌伝 ~夢境ホテルの午睡~

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    2作目であるので1作目程のインパクトはないが、主人公が前回より若干丸くなっているので素直に読める。
    この作者のセンスで好きなのがヒトデナシの名前。こういう名前の選び方が100%私の好みと合致しているので読んでいてとても楽しい。
    割と裏の裏をかく…というか、読み手の推理を全て逆手にとってやろうとした結果こうなった的な感はあるが、酷い破綻がある訳でもなく安定している。
    何より今回の舞台の仕掛けが面白い。探偵も復活したことだし今後の展開が楽しみな作品の1つ。
    個人的に巾裂はもっと出番をあげても良かったと思う…。

    ただアノ人がアレでああなってああなるのはなー…(ネタバレせずに書こうとするとこういう表

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    2010年03月12日
  • 無貌伝 ~双児の子ら~

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     “ヒトデナシ”と呼ばれる怪異が存在する世界。孤独に生きてきた少年望は,怪盗・無貌に「顔」を奪われた名探偵・秋津の助手となり,鉄道王一族の怪異と連続殺人事件に遭遇する。第40回メフィスト賞受賞作。
     序盤はやや冗長ながら,中盤以降の展開はかなり読ませる。設定から伝奇小説的な物語を予想したが,実際は最初から最後までかなりオーソドックな本格ミステリ。無貌や望の設定は怪人20面相のオマージュとしても面白い。

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    2010年03月01日
  • 無貌伝 ~夢境ホテルの午睡~

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    がんばれ望!!
    でも、なんだかんだで秋月さんが好きですけど。

    ホテルにとりついたヒトデナシが見せる夢。
    その中でおきた殺人事件に望が挑む。

    複線に複線。
    多いような少ないような登場人物に
    踊らされてしまいます。

    ぜひ、推理しながら読んでください。

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    2009年11月06日
  • 無貌伝 ~双児の子ら~

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    「ヒトデナシ」という名前に安直さを感じたのも最初だけ、なかなかどうしてこの命名はあざといぞ。
    無貌に奪われた人のルールを上手く使って論理を組み立てるやり方は、少しチョーモンインを思い出す。

    探偵の少年助手というとどうしてもリンゴのほっぺの小林少年を思い出す。
    小林少年ほど素直でかわいくないけれど、望少年はなかなかピュアで微笑ましい。

    二作目が楽しみな作品。
    違う「ヒトデナシ」とその能力をルールに織り込んで、チョーモンインシリーズみたいな展開にするのかな。

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    2009年12月10日
  • 無貌伝 ~双児の子ら~

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    ラノベかと思ってたら意外ときちんとミステリしていた印象。
    キャラ読み者的にはヒロインが××しちゃうのが残念だったなー。
    現実世界風の異世界が舞台なのでそのへんに拒否反応でない人ならオススメ。

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    2009年10月04日
  • 無貌伝 ~双児の子ら~

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    いかにもメフィスト賞らしく、純粋に「面白い」。世界観に工夫を凝らしているので超常現象にも論理的(?)な説明を付けていて、「新本格のニューウェイヴ」と呼んで差し支えないかも。続編の出版が決定済みだって所も、いかにも講談社らしい(笑

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    2009年10月04日
  • 無貌伝 ~双児の子ら~

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    星四と半分なイメージ。

    メフィスト賞だから期待しすぎたかな……。すっごく面白かったですよ、それでも。
    ただ、なんつーか、もうすこしヒトデナシがどんなものか書いてあると(それがもたらす私達の社会との相違点)いいかなぁ、と。
    とりあえず今年の秋にはシリーズ二冊目が出るそうなので。

    それはぜひとも購入したいと思います。

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    2009年10月04日