望月守宮のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人とヒトデナシという怪異が共存している世界が舞台。
ヒトデナシの怪盗・無貌から犯行予告が送られてくる。
無貌に顔を奪われた名探偵・秋津と助手(臨時雇い)の少年・望の二人はその犯行を防ぐために鉄道王一族を訪れるが・・・
ジャンルで言えばミステリーなのか、ファンタジーなのか…迷いどころです。
ミステリーとしてはちょっと物足りないかもしれない((+_+))
なんせ怪異であるヒトデナシは能力によってはなんでもありなので…(^_^;)
起きる連続殺人の犯人は人かヒトデナシか…気になって夢中で読んじゃいました。
時代設定が昭和初期って感じなのも結構気に入った要素です。
なんか怪盗20面相を思い起こさせ -
Posted by ブクログ
実は毎巻想う事なんですけど…
望月せんせーの考え方とか世界観はめっちゃ好みなのですが、書き方?書き癖?地の文?がすごい合わないなーって読み出した時に想うんですよね。読み終わった時には慣れているものの。他の書き口の好きな作家さんの本を暫く読んで、無貌伝を読んだりすると違和感が激しい訳です。アレ?こういう文体だっけ??みたいにね。
でもこの退廃的な昭和初期感は最初から好きだです。藤木凜は本当に昭和の人間が昭和の(でももっと生まれる前の、といういみですけど)世界を描いているとすれば、それの、平成の人間版ていうか……あんまりうまく言えてないかも。
リアルタイム:江戸川乱歩、昭和:藤木凜、現代:望月守 -
Posted by ブクログ
三大名探偵の1人に呼び出しをくらい、乗り込んだ汽車の中。
説得すべき『人』を見つけたのはいいのですが…。
最初から、何故に混じっている? という首傾げが
徐々におかしい、になり、ちょっとまって! に。
むしろ最初と最後だけに出てきた某雇用主も
仕事せんかい! と思わず叫んでしまいました。
この話、一体どこへと転がって行くのでしょうか?
今回の主人公は『過去』でしょうか?
関わりのある過去が話され、どういうものかを確認する…と
思いきや、でしたが、世間は狭い?
多分ちょっとどころでなく違うと思いますが。
汽車を降りる方法の時に、某Tシャツにひっついた
黄色いカエルを思い出しました…w -
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あの続きじゃないのか! というの文句がひとつ。
あれがこれ!? という驚きもひとつ。
…対外において、昔を振り返ると、どうしてこう
ごく普通っぽいといいますか…。
いや、その前に、あなた方そっくりですね、と言いたいw
さすがに探偵が2人じゃないので、遊んでいる(?)わけでもなく
ごく普通に事が起こって推理されていきますが…。
騙された! という叫びたい気持ちが大きい、です。
事態をややこしくして…というのも言えますが
これだから文章は! という騙され感も。
いや、普通気付く所、なのですか??
しかし…無貌、無害そうですけど…?w
そしてこれ、ある意味恋愛もの?w -
Posted by ブクログ
ホテルに取り憑いたヒトデナシは、1年に1度
人を夢のホテルに連れて行く。
ただし、入るには誓約書にサインをしなければならない。
そんな所で行われた殺人に、探偵助手試験。
保護者(?)はいないわ、宿敵はいるわ、死体は転がってるわ…。
探偵組、詐欺師組、警察組に医療組。
そして良く分からない組。
やたらに色々な人が色々な問題で自分達の目的のため
さくさくと動いているわけですが…。
どこがどこに通じて、何がどう殺人事件に必要なのか。
もうこんがらがりすぎて分かりません。
核はシンプルなもの、という
1巻の言葉は大切です。
しかし今回、前回のせいなのか、良いとこどりはしてるわ
ペテンも詐欺もどっち -
Posted by ブクログ
現代とあまり変わらない世界で繰り広げられるミステリー?
怪盗20面相の様な登場人物、と言えばいいんでしょうか?
探偵がいて助手がいて、懇意にしている警察がいて悪がいて…。
ただ、どこを取っても性格がすごいかと思われますが。
自信と自身を喪失してしまった探偵と
そこに押し入った助手。
この助手が主人公なわけですが…すごいです。
やる気だけが空回りタイプの小悪人と思いきや
単なるお人よし。
ヒントを貰って、がしがしと推理していく様は
これでいいのか探偵…と、雇い主の方が心配になってきたりw
最後の謎解き場面が長かったは長かったですが
それ以上にすごいものを読んだ感じです。
とりあえず、今更な父 -
Posted by ブクログ
2作目であるので1作目程のインパクトはないが、主人公が前回より若干丸くなっているので素直に読める。
この作者のセンスで好きなのがヒトデナシの名前。こういう名前の選び方が100%私の好みと合致しているので読んでいてとても楽しい。
割と裏の裏をかく…というか、読み手の推理を全て逆手にとってやろうとした結果こうなった的な感はあるが、酷い破綻がある訳でもなく安定している。
何より今回の舞台の仕掛けが面白い。探偵も復活したことだし今後の展開が楽しみな作品の1つ。
個人的に巾裂はもっと出番をあげても良かったと思う…。
ただアノ人がアレでああなってああなるのはなー…(ネタバレせずに書こうとするとこういう表