バーナデットの「モミの木」があまりに印象的で尾を引くので、違う方が書いたものも読んでみた。
文字数も少なく、一場面ずつが丁寧に焦点を当てられているので理解しやすい。これならば子供も読めそうだ。
バーナデットの方は、悲壮感に覆われて暫く茫然としてしまったが、こちらはより、モミの木が幸せだった時のことに思いを馳せられるように描かれていて、もっとあの時を楽しんでおけばよかったという後悔の念が前面に出ているように思う。
一つの原作を色々な作家さんのバージョンで読むと、それぞれの作家さん達の工夫や好みが見て取れて、面白い。