せなけいこのレビュー一覧
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せなけいこさんの素敵なおばけ本たちが、どのように生まれたのか、というストーリーが、ほのぼのとした文章で書かれています。
せなけいこさんの本を読んで育った人も多いのではないでしょうか。私も、私の子供たちも大好きです。
そんなせなけいこさんの本を読んで育った人なら楽しめる本です。
ご自身がお子様と触れ合う生活の中で、生まれてきたおばけ達、包装紙で作った洋服などを知ると、嬉しくなってしまいます。
下書きの絵の写真が載っていますが、あれは取ってあったのでしょうか。大切に作られた絵本たちなんだなという事が伝わってくるので、ますます大事に読みたくなります。 -
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息子Kが幼稚園児の頃、同級生Tクンのお母さんがせなけいこの大ファンで、絵本もDVDもたくさん持っていました。都合でKをTクン宅に半日預けたときのことです。その日はあいにくの雨で、室内でゲームなどひとしきり遊んだ後に、DVDを観ることになりました。Tクン母は「あっ、おばけのがあるょ〜」と『ねないこだれだ』をKに見せました。「あっ、ボクは…ちがうのがいいです」と見ないように顔を背けてKは答えたのだそうです。
そう、Kはとんでもなく怖がりなのでした。Tクン母は、知っていて敢えて言ってみたんだって。本当に怖いんだねぇ!と驚いてました。
映画『となりのトトロ』も、メイが中トトロを追って藪の中に入っていく -
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息子さんや娘さんを絵本に登場させていたが、大きくなると嫌がったそう。
息子さんが妹さんに言った言葉に思わずウフフ。
「いい子にしてないと、またママに本にされちゃいますよ!」
せなけいこさんのおばけや子供たちがたくさん登場します。
千代紙をちぎった切り口や、包み紙を使った和服の柄など、めくるページ全部素敵です。
せなさんの語り口も、柔らかくて読み聞かせされているみたい。
貼り絵を額に入れて飾りたいくらい素敵な世界です。
子供がいなかったらめがねうさぎやおばけに出会えなかったと思うと、我が子たちに感謝!またおばけの本を読み返したくなりました。 -
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絵本作家の瀬名恵子さんの絵本作りにまつわるお話がちりばめられています。
子どものころから、この特徴あるウサギやおばけの貼り絵のお話を繰り返し読んできて大ファンでした。
そんな瀬名さんの作品がどのようにして生まれたのかが書かれていて、へぇ~と思いながら楽しく読みました。
なぜ、うさぎやおばけがたくさん出てくるのか、どのようにして貼り絵を作っているのか、絵本作家になるきっかけ…。
瀬名さんのファンなら一度手に取ってみると面白いと思いますよ。
作品の絵がたくさんカラーで載っていて、それを眺めるだけでも楽しい!
タイトルの『ねないこはわたし』の意味も最後にわかりますよ~ -
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「ねないこだれだ」、「いやだいやだ」や、めがねうさぎで有名な絵本作家せなけいこの自叙伝的絵本。19歳の頃、画業で身を立てるべく実家を飛び出してから18年、自分の息子、娘の読み聞かせ用に作っていた自作の絵本が、ふとしたきっかけで出版され、サンケイ児童出版文化賞を受賞したことで一気に人気作家の仲間入りをした。
いかにも昭和一桁生まれらしい、ものを大切にする人で、それが後作においてもうさぎの服に同じ柄を使うことを可能にし、著者のアイコンとも言える柄となったという逸話は面白い。
お兄さんが妹を「いい子にしてないと、またママに本にされちゃいますよ!」と言って叱る家は、きっと楽しい家に違いない。 -
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ネタバレ思っていたのと全然違うストーリー展開の本。何か勝手にいい話系の本だと思って読み始めたのでちょっとびっくり。
日本の方が書かれたの?と表紙を見返してしまいました。
内容はファンタジー、展開はシュール。
まず表紙の女の子が寝袋風の物にくるまれてどうも雪原のど真ん中で寝てるらしい、という状況が大変気になります。
でもタイトルが「星のひとみ」だし、雪原でキャンプして満天の星空を眺めてきれいだったというような話を想像してしまいました。女の子の目の色が独特…と思っていたらまさしく「星のひとみ」の話だった!
絵が素敵ですね。ちょっと怖い話なのだけれども何だか何度も読み返したくなる不思議な魅力のあるお話で