藤崎都のレビュー一覧
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ネタバレ絵本作家の高坂遥人の甥っ子は巷で話題の人気俳優・高坂奏汰。
奏汰は、遥人が描いた絵本が映画化された際に、主役をやったことで子役とデビューし、そのまま人気俳優へとなってしまったのだった。
そんな奏汰は幼い頃「遥人と結婚する」とぐずって聞かなかったことがあった。そんな時、しかたなく遥人は「二十歳になったら」と約束してしまったのだった。
すると、奏汰の二十歳の誕生日当日、ロケを無理やり抜け出してきた奏汰が、「約束を守れ」と詰め寄ってくる。
遥人としては、大人になったら諦めるだろうし、そんな約束なんて忘れているものだと思っていたのだが、逆に大人になったことを証明する、と言い出した奏汰に襲われ -
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ネタバレ駅で倒れた藍原を助けた車掌は、数年前に変われた元恋人の国領だった。
相変わらず無口で無愛想なものの、過去など忘れたかのように接してくる国領に再び心惹かれる藍原。
けれど、自分には「お試し」とは言え、付き合っている相手でもあり、職場の上司でもある三神がいる身。素直に国領を受け入れるわけには行かなかった。
けれど、国領に惹かれていく気持ちは止められず、分かれた原因を思い出して、二度と傷つかないように国領を避ける藍原。
ところが、三神が女性と一緒にいるところを勘違いしたコック量が、激情に任せて藍原を襲ってきて……。
藍原はうっかり流されそうになってしまう。
そんな中、国領に言われるが -
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ネタバレ弟と二人で亡き父の店を切り盛りしているパティシエの麻倉佳久。
そんな佳久のもとに、ある日松嶋屋百貨店の御曹司・真田隼人が出展の話を持ちかけてきた。
過去の苦い失敗から、デパート嫌いな佳久は、話もせずに断る。
ところが、急な家賃の値上げの話を、真田は自らの財力でなかったことにしてくれ、店を閉店の危機から救い出してくれる。
佳久は、真田の真意がわからず、店を売らない保証を得るために、安易に真田に自分の体を差し出そうとしたところを逆に真田にたしなめられる。
それどころか、経営についてはまるっきり素人な佳久に、店の帳簿をチェックし、アドバイスをくれるようになる。
デパートに出店を決めたわ -
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ネタバレ彼女との初Hに失敗した営業部のホープの上総。
ホテルに行き、いざという段になって自分のモノが反応しなかったのだ。
実は上総は今まで女性とそういう関係になったことがなく、童貞でそれを隠して彼女とも付き合っていたのだ。
そしてその秘密をたまたま居合わせた会社の医務室に臨時で派遣されている医師・松前に知られてしまう。
その上「俺が診てやろうか?」と言い出した松前に、訳が分からないままイカされてしまう。
彼女との時はまったく反応しなかったのに、松前の時には、しっかり反応した挙句、イカされてしまったことにショックを受ける上総だったが、毒を食らわば皿まで、という勢いで、脱童貞の心得を松前から -
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ネタバレ新米駅員の山科は、事故のため運休している電車のホームで、酔客に絡まれているところを、怖そうな外見をしたサラリーマンの岩元に助けられる。
実は、山科は毎朝ホームで会う岩元に密かな恋心を抱いていたのだ。
そのことをきっかけに、山科は何とか岩元をお礼の食事に誘うことに成功する。
ところが、その帰り道、公園で休んでいたところを何者かに襲われてしまう。間一髪のところを、岩元に再び助けられるが、その何者かに、実は山科は、襲われた際に、媚薬を飲まされていて、それに気付いた岩元にされるがままに抱かれてしまう。
ところが後日、ホームで会った岩元の薬指に光るものを見つけてしまい、山科は激しく落ち込む。
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ネタバレ交番勤務の警察官である湊は、2年ぶりに留学から帰国した血の繋がらない弟である孝平に押し倒されていた。
それというのも、孝平が出国する前に告白され、その時に「自分の身長を追い越したら何でもしていい」という約束を孝平と交わしてしまったからだった。
帰国した孝平は湊の身長を軽く追い越し、体格も力もまったく敵わないくらいに成長しており、冗談じゃないと湊は抵抗するものの、「兄貴のくせに約束を破るのか」と孝平に押し倒されて抱かれてしまう。
その後も、孝平は湊の下を訪れ、何とか湊を口説き落とそうとしてくるけれど、湊はそんな弟をまっとうな道に戻そうとしていて……?
というような話でした。
自分の -
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ネタバレ新人編集者の浅岡馨が校了明けに上司に無理やり連れてこられたのは、実家の温泉旅館だった。
そこに滞在しているという官能小説家・久慈嘉彦に執筆を依頼しようというのだ。
「婚約破棄のショックで断筆!?」という噂まである作家に当然ながらOKをもらえるはずもなく、その日のうちにトンボ帰りしようと思ったのだが、久々に帰ってきたのだから、と家族に引き止められ、馨は一泊だけしていくことになる。
その晩、温泉に入ろうと浴場に向かおうとしていた馨だがそこですれ違った久慈にすれ違い様、キスを奪われてしまう。驚いた馨は、つい久慈を突き飛ばしてしまい、久慈にケガを負わせてしまう。
代償として、久慈の小説の口述筆