宇野維正のレビュー一覧

  • 1998年の宇多田ヒカル

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    自分がずっと感じていたものを分かりやすく文章にしてくれた。そんな感じだ。宇多田ヒカルや椎名林檎、そしてあの1998年と今について。先頃、宇多田ヒカルはシングルを配信した。おかえり、ヒッキー。

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    2016年06月11日
  • 1998年の宇多田ヒカル

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    1998年当時、18歳だった私は一気にあの頃の空気を思い出しました。CDが最も売れた当時、音楽業界はバブルを迎え、ものすごい才能が集まってました。そこで思春期を迎えた私は、音楽は世界を変える力があると信じていました。私や私の友人たちは、今も信じています。

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    2016年06月02日
  • 1998年の宇多田ヒカル

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    題名が気になって。
    あまり音楽の流行には疎かったけれども、色々と動きのある年だなーとは感じていました。そっかー、一番CDの売れた年だったのか、と。
    そういや、我が家にもラジカセが来て、初めて買ったアルバム大のCDが、FirstLoveだったもんなぁ、と懐かしく思い出しました。
    そして翌年、中学校の音楽室のラジカセで、凄い歌手がいる、と聴いた覚えのある歌舞伎町の女王。でもごめんあんちゃん、あの時の私には高度すぎて理解できなかったんだ、16年近くかかってやっと椎名林檎のよさを理解できるまでになりました。(報告)
    あと宇多田ヒカルのすごさも理解できました。firstloveとエヴァしか聞いたことなか

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    2016年06月02日
  • 1998年の宇多田ヒカル

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    なるほど〜と思える内容だった。

    宇多田ヒカルは作詞作曲アレンジまでを一人でやるようになっている

    椎名林檎は同期や同郷同年代などとの仕事を好む

    aikoは実はこだわりが半端ない天才
    カバーの許可を一度も出していない
    ブルーノートスケールが一番上手らしい、双璧は久保田利伸

    浜崎あゆみはこの中では一番コンサート動員数が多い
    宇多田ヒカルのカバーは好評だった

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    2018年11月25日
  • 1998年の宇多田ヒカル

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    CDの時代は終わっても、彼女たちの時代は続く。1998年の音楽バブルを振り返る1冊。アイドルからアーティスト。メモ。
    (1)ビルボードを始めとする我々が目にして来た海外の楽曲単位のヒットチャートの殆どはセールス以上にラジオでのオンエア回数に比重が置かれていた。アルバムをプロモーションする為のツールがシングルだった。
    (2)宇多田ヒカルの作品からは宇多田ヒカルの声しか聞こえてこない。音楽にある密室感と親密さはスタジオこそが自分の部屋という感覚。スタジオの音楽家。
    (3)Message from Hikki、直接webを使って対話することが音楽メディアの終わりに繋がった。宇多田ヒカル以前と以降で日

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    2016年04月30日
  • 1998年の宇多田ヒカル

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    タイトルにある宇多田ヒカルほか、同年にデビューした女性アーティストについての考察です。なるほどとうなずく点も多く、面白く読みました。手に取ったきっかけは、渋谷系のことが書いてあるという感想を目にしたからなのですが、その件については正直、そこまでくささなくても、と感じました。「渋谷系」の本では、渋谷以外からも同様の動きが出てきてほしかった(けれどそうはならなかった)という趣旨のことが書かれていて、それを信じるならば、渋谷が注目されたのは渋谷のせいではなく渋谷以外のせいです。同じように地元発の音楽を売り込もうと考えるのではなく、渋谷系という勝ち馬に乗ろうと考えた、その結果だということです。おそらく

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    2019年09月03日
  • ハリウッド映画の終焉

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    なるほどな…
    あんまり映画に詳しくないので、
    「そう言われてみれば」の連続でした。
    ほんと、スマホが出現してから、
    世界がドンドンどんどん変わっていっている。
    映画界もそうなのだなと思いました。
    学習するために、
    ろくに分からない英語字幕で
    映画を見続けるということをやっていますが、
    また一つ興味が広がった感じです。

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    2025年04月29日
  • ハリウッド映画の終焉

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    ワンスアポンアタイムインアメリカとリコノスピザ
    タランツィーノとPTアンダーソンが繋がった、ありがとう。

    TARとトップガンマーヴェリックの背景。ふむふむ。

    me tooは越えないとね

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    2024年05月22日
  • 2010s

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    2024.2.7
    大衆文化は人々の生活に密接に関係している。
    暗にも明にも。意識的にも無意識的にも。
    って当たり前だけど真面目に考えるとしんどいねー。

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    2024年02月07日
  • ハリウッド映画の終焉

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    マーベル作品を全く観ないので、第二章の内容には殆どついていけなったが、配信プラットフォームの発展やキャンセルカルチャーの余波により、映画産業が直面している問題を2020年以降の公開作品と共に紐解く論著。映画館の運営は一部のブロックバスター作品に支えられているとはいえ、似たり寄ったりの作品が軒を連ねている未来には失望を禁じ得ない。俳優及び脚本家組合によるストライキの真っ只中にある映画の都ハリウッド、その行く末に明るい兆しはないように思える。トム・クルーズ亡き後、映画界を牽引するスターは金輪際現れないだろう。

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    2023年08月04日
  • ハリウッド映画の終焉

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    映画業界の激変がよくわかる本。「映画を早送りで観る人たち」と合わせて、この方面の現状を知る上でマストかもしれない。

    配信プラットフォームの普及、新型コロナウイルスの影響、「#Me Too」運動によって、もはや後戻りできないところまできている感がある。人気シリーズへの依存度を高め、オリジナル脚本や監督主導の作品は足場を失いつつある。

    「気がつけば、ブロックバスター作品とアートハウス系作品の中間にあるハリウッドメジャーの作品が、集客面だけでなく劇場公開された本数においてもすっかりスカスカになっているのだ」(p76)

    かたや配信サービスはシリーズ一挙公開の供給過多=早送り消費のコンテンツ。現代

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    2023年08月01日
  • 2010s

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    レディーガガにラップミュージック、アメコミ、Spotify、Netflix、そしてGame Of Thronesなど2010年代のカルチャーを、田中宗一郎と宇野維正が思うがままに語り合う一冊。
    さすがに自分も全部の知識を網羅しきれてないので、また復習しないと。

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    2021年06月11日
  • 1998年の宇多田ヒカル

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    所要時間:2.5
    印象的な文章:なし
    オススメ度:
    身内 3
    身内以外 3
    過去の自分(20歳) 3
    未来の自分(60歳) 3
    子供が【25】歳のときに読んで欲しい

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    2021年05月27日
  • 2010s

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    時代を俯瞰して見ることができ、とても勉強になった。自分もハイコンテクストを読み取れる人間になりたい。それにしても自惚れがすぎる。褒め言葉です。

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    2021年01月04日
  • 2010s

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    知っていることが足りなすぎて各論のところはついていけず総論の方をざっと読む程度しかできなかった
    良質なものが次々と生み出されて目に飛び込んでくる現代社会、全てを追おうとしても人間の生身ひとつに流し込める情報量を遥かに超えてしまうので、何を選び取るか、捨てるか、をまじで意識しないと浅いところで思考停止するか訳もわからないままただ場当たり的に消費して情報に溺れるかになってしまうなと本の内容とはズレたことを強く感じた

    メモ:BLMは権利の主張というよりも生命の危機から

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    2020年10月26日
  • 2010s

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    タイトル通り、2010年代のポップカルチャーを宇野維正さんと田中宗一郎さんが総括した一冊(著者2名の対談形式)。両者ともに音楽系の評論家の方なので、話題はヒップホップ・ロック・EDM等の音楽系がほぼ大半を占め、それにマーベルを中心とした映画産業、「ブレイキングバット」「ゲーム・オブ・スローンズ」といったTVシリーズ(ネトフリも含む)を絡めて語られる。この時代のもう一つの一大カルチャーであるゲーム(絡めるのであればGTAとかCoDとかになると思う)の文脈がそぎ落とされたが、そこは文中でフォローされている。

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    2020年03月27日
  • 1998年の宇多田ヒカル

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    タイトルは宇多田ヒカルだが、彼女ひとりのことではなく、3人の天才(宇多田、椎名、aiko)プラス浜崎あゆみの話。1998年は日本人がもっともCDを購入した年だそうだ。それ以降は右肩下がり。今やCDセールスといえばAKB、ジャニーズ、EXILEが中心であり、単独アーティストが100万枚売ることはないようだ。

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    2019年01月20日
  • 1998年の宇多田ヒカル

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    1998年にデビューした、宇多田ヒカル、椎名林檎、aiko、浜崎あゆみの4人を取り上げ、彼女たちの音楽とそれが熱狂的に受け入れられた時代について論じた本です。

    「花の82年組」と呼ばれた女性アイドルたちの時代から、「アイドル再生工場」としての小室哲哉が君臨した時代を経て、本書が対象とする4人がデビューするまでのプロセスを、「アイドル」から「アーティスト」への変遷という基軸で整理しているところは、興味深く読みました。その一方で、本書の主題であるはずの4人の女性アーティストの魅力について、十分に言葉を尽くした説明がなされているかという点には、少し不満が残りました。

    確かに、宇多田ヒカルが「スタ

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    2017年11月17日
  • 1998年の宇多田ヒカル

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    日本の音楽史上、最もCDが売れた1998年。宇多田ヒカル、椎名林檎、aiko、浜崎あゆみの四人が揃ってこの年にデビューしていた。彼女たちの活動を追っていくことで、音楽業界の現状を浮かびあげる。

    「アーティスト」っていう言葉が誰が使いだしたのかも面白く読めた。

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    2017年01月14日
  • 1998年の宇多田ヒカル

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    1998年にデビューした宇多田ヒカル、椎名林檎、aiko、浜崎あゆみの4人に焦点を当ててJ-POPの変遷を描いた一冊。

    宇多田ヒカル、椎名林檎あたりがJ-POPの革命児だということを、その理由がよくわかった。
    また、aikoや浜崎あゆみについても知見を得ることができた。

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    2016年10月31日