ユーザーレビュー 2010s 宇野維正 / 田中宗一郎 自分が好きな物のほとんどを総括してくれた本です。 対談形式のやり取りで出てくる横文字の羅列はほとんど意味がわかりませんが言いたいことは本当によくわかる! 特にMCUとDC映画の勝敗の分かれ目に関しては激しく同意する次第。 タナソーのどっかいけ好かねえ感じが好きなのですが、今回も炸裂しまくってます。 ...続きを読む宇野さんはくるりの本の人だったんだーと読みながら気づかされました。 手元に置いておいてふとした時に読み返したくなる時代の批評書です。 Posted by ブクログ 2010s 宇野維正 / 田中宗一郎 2010年代のポップカルチャーを総ざらいできる名著。日本のガラパゴスオリコンだと、世界の流行りを点で捉えてしまう。ナラティブがキー。ブレイキングバッド・MCUしかり、世界線を拡大させていくか。 Posted by ブクログ 2010s 宇野維正 / 田中宗一郎 「興味深いことは全てメインストリームで起きている」ということを理解しているのとしていないのでは、世界の理解の深さのレベルがまるで違う。 ポップカルチャーの世界で、どれだけ我々が内向化していたのかを知ることで、他の分野や業界の状況を推し量ることができる。 Posted by ブクログ 2010s 宇野維正 / 田中宗一郎 まずは、自分があまりにも2010年代のポップカルチャーについていっていなかったということにショックを受け、読みながら「くそー、わかんねー」と辛くなり。。 でも、調べながら、聴きながら(アップルミュージックに感謝)読み進める楽しさに、熱心なスヌーザー読者だった頃を思い出す。お二人が純粋に、この楽しかっ...続きを読むたディケイド(横文字多かった)を共有したい!というのが伝わってくる。 と共に、アートの話だけしていたいけれどそれでは現状の「ハイコンテクスト」なポップカルチャーへの理解は深まらないのだとも。 ポリコレ、ブラックライブスマター、METOO、トランプ政権、そして気候変動など、ありとあらゆる文脈が、スピード感と連続性を持って線で語られる。 (まさか、大菩薩峠まで出てくるとは) NHKの100分deナショナリズムの回で、大澤真幸さんが「歴史を知ることが未来に繋がる」みたいな話をしていて、タナソーも同じような話をしてた。教養、知ろうとすること、意識すること。 読みながら、ドレイクとかグライムスとか色々ダウンロードしたんだが、ストロークスの新曲カッコいいなーって、結局好きな感じっていうのは、、んー、なかなか変わらない変われない。MCUなんて一作も見た事無くて。 メインストリームで起きていることを知ると、今がわかるという文脈なら、興味も湧くし楽しめそう。そういう気持ちになれたのもこの本のおかげ。間口が広がった感。それにしても膨大なコンテンツ、お二人はいつ寝てるんだろうなとも思いました! Posted by ブクログ 2010s 宇野維正 / 田中宗一郎 田中宗一郎さんと宇野維正さんが対談しながら、2010年代のポップカルチャーを縦横無尽に駆け抜ていきます。 『Breaking Bad』がブルース・スプリングスティーンの『The River』の現代版だ、という指摘はなるほどな、と感心しました。 Netflixは映画界と競争しようとしているわけじゃない...続きを読む、という視点は目から鱗。 Posted by ブクログ 田中宗一郎のレビューをもっと見る