小森健太朗のレビュー一覧
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推理小説を様相論理学と関係づけて説明している。
「モナドロギーからみた<涼宮ハルヒの消失>」のように具体的な作品に触れて,論を展開している。
ラキスタにおけるツンデレの元々の意味についての紹介のように,細かいことに拘っているところがよいかも。
探偵小説というよりは,推理小説と言った方が正確かも...続きを読むPosted by ブクログ -
平成デビュー作家が平成の事件・事故・出来事を題材にしたアンソロジー。平成を懐かしむタイプの本でないのは、最初の福知山線脱線事故についての話を読んで嫌というほどわかった。全体的に辛いけれど読み応えがある作品揃い。避けては通れない東日本大震災や原発のテーマは、天祢さんのキョウカンカクのキャラが登場したの...続きを読むPosted by ブクログ
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福知山線脱線事故、児童虐待、新宗教、消費税、ネット冤罪、メルトダウン。平成って酷かったんだなと分かる。稀有な傑作アンソロジー。特に青崎有吾の短編は年間ベストもの。Posted by ブクログ
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あぁ、あったな平成の時代に、というものが題材になっている。ちょっと前のことのように思うのに、考えたらそうでもなかったりして……。
時の流れははやい。Posted by ブクログ -
福知山線の事故、急速に発展するSNSと燃え上がる悪意、盛り上がり消えていく流行りと街の空気、凄惨な虐待や性被害、児童による殺人、増税、そして東北大震災。めまぐるしい平成の三十年の間にあった事柄を、空気をテーマにしたアンソロジー。
青崎先生目当てで、あとは井上先生、貫井先生、乾先生は既読かなあ。他の...続きを読むPosted by ブクログ