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Posted by ブクログ
本格ミステリの王道。初心者におすすめ!!そんなことはありません。
バカミスだということ以外、いまいち的を得ない噂が出回る本作。なるほど。これはバカミス最高峰だ笑
マークという青年がこの物語のメインキーパーソンである。とんだ爆笑もんのひょんなことから、相撲部屋に入門することになる。
さて彼がみた力士とは…土俵で爆破された力士笑。首を切断された力士笑。女人禁制の土俵密室笑。連続力士殺人事件が多発笑。黒相撲笑笑。
しかも名探偵マーク笑。聡子と御前山の無能爆笑コンビときた。もう無茶苦茶である。だがしかし。大傑作である。
まったくもって本格ミステリである。(いや、正確にはコメディミステリ…
ページをめくるたびに、力士が死ぬことに気を取られてしまいがちですが、しっかり不可解な謎があり、トリックがあり、きちんと解決がある…文句のつけようがない!!(いや、あるんだけどさ笑
もう愛しかない。絶対布教するわ。
ここで名シーン↓
「一年前に幕内にいた力士も、この一年で四十パーセントくらいいなくなっちゃったわねぇ」
Posted by ブクログ
くっそ面白い。アホすぎる。いわゆるバカミス(バカミステリー)ってジャンルに入るのかな。日本の小説史上、いちばん力士が死ぬと思う。死にすぎ笑
「しょうもない」ことを面白いと思える人はめっちゃハマるはず。リアリティは全然ないし、誰にも感情移入できないけど、ただただストーリーが面白い。あー笑った。
連続短編集で、各話のタイトルは「土俵爆殺事件」「頭のない前頭」「対戦力士連続殺害事件」「女人禁制の密室」「最強力士アゾート」「黒相撲館の殺人」。まずアメリカ人マークが、大学と間違えて相撲部屋に入門してくるシーンから始まる。
どれも面白いんだけど、「頭のない前頭」「最強力士アゾート」あたりは、めっちゃしっかりした本格ミステリーでもある。
お気に入りは「対戦力士連続殺害事件」。マークは幕の虎という四股名をもらって、幕内まで進出する。初めて十五戦を戦う夏場所。しかし当日の夕方になり、対戦相手が死亡したニュースが流れる。翌日も、その翌日も、なんと十四日連続でマークの対戦相手は他殺されてしまうのだった。何が起きている!? 十四連勝(全て不戦勝)となってしまったマークは、横綱との取り組みに挑むことになってしまった……。
Posted by ブクログ
大相撲とミステリが融合したバカミス
あらすじの荒唐無稽さが興味を惹かれるとtwitterで話題になったり
それがきっかけでちょっと売れて増刷がかかったり
さらにそのエピソードから、タモリ倶楽部で「文庫本の裏にあらすじあり!!ウラスジ大読書会」が放送されたりと、出版業界にちょっとした影響をもたらした本作
ちなみに、文庫のうらすじ
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ひょんなことから相撲部屋に入門したアメリカの青年マークは、将来有望な力士としてデビュー。しかし、彼を待っていたのは角界に吹き荒れる殺戮の嵐だった!立合いの瞬間、爆死する力士、頭のない前頭、密室状態の土俵で殺された行司…本格ミステリと相撲、その伝統と格式が奇跡的に融合した伝説の奇書。
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内容的には、うらすじに書かれていない、取り組み相手連続死亡事件、力士四肢持ち去り事件、力士見立て連続殺人事件(館もの)の3つをプラスした6つのエピソードの連作短編になっている
タモリ倶楽部では、ストーリーをそのまま文章にしただけと編集さんが言ってたけど、読んでみたら実際にそのストーリーだったわ(笑)
・本場所の立ち会い時に起こった爆発
・密室の浴室で発見される力士の頭部
・公表される取り組み対戦相手が次々と殺されて不戦勝が続く主人公
・女性が立ち入ってはいけない土俵の真ん中で殺された神官
・体の一部分が持ち去られた力士の遺体
・密室殺人が連続して起こる怪しいいわくつきの館
外国人のマークは日本文化を学ぶため、大学を受験しに来日したが
相撲部屋の「千代楽」を「センダイガク」と読み間違った結果、そのまま力士として学費を稼ぐために在籍することになった
探偵役は主にマークと、部屋住みの万年幕下の御前山
そしてマークの通訳的に、高校でESS部に所属する親方の娘の聡子
トリックに関してはありがちなミステリなんだけど
大相撲殺人事件と銘打ってるだけあって、場所中の事故、取り組み表、大柄な人は通れない通路、女人禁制の土俵という心理的密室、相撲の裏歴史(大嘘)などが事件の制約や解決の糸口になっている
角界に対する批判めいたものも含まれている
観客の安全管理、付き人への虐待、女性府知事のアレ、外国人力士等々
部分的には本格ミステリで、大筋ではバカミス
この作品の荒唐無稽な動機やトリックも、本格ミステリでも同じように「おいおい……」とツッコミを入れたくなるようなものもあるので、本格ミステリ批判としても読める
各タイトルでも有名ミステリのパロディがいくつかあるしね
ただ、バカ方向への突き抜け感がいまいち足りない
京極夏彦の「どすこい」の方が、もっとバカで他作品のオマージュの要素が感じられる
ただ、こんなに荒唐無稽な事件が起こっているにも関わらず
中盤の聡子の発言で「一年前に幕内にいた力士も、この一年で四十パーセントくらいいなくなっちゃったわねぇ」などと結構呑気な感じのヌケ感は好き
黒相撲とか黒力士の大嘘に関しては、マンガの「ケンガンアシュラ」に通じるものがあるな
それにしても、ここまでヘンテコな小説でありながら、結末ぶん投げて終わりにしていない
解説でも書かれてあるように、続編として「中相撲殺人事件」や「小相撲殺人事件」も予定されているとのこと
実際に単行本で「中相撲殺人事件」は発売されている様子
幕内力士が激減したから、大相撲から中相撲になったとかって設定なんだろうか?
文庫化されて機会があったら読むかもね
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