亜沙美のレビュー一覧
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■タケルは小夢野中学の2年生。彼のクラスにしのぶが転校してきた。みんなが見とれる美少年。でも、彼が来てから、タケルのまわりは変なことばかり。頭に不思議な声が響いたり、保健室のセクシー先生が消えたり…。しのぶは何かをかくしている…はず。
■■児童文学。イラストがとっても綺麗でした。どちらかというと中学生向け。文中にやや下ネタあり。タイトルは映画の「MIB」と引っ掛けてある。内容もやや似てる、かな。エイリアンと中学生らしい恋や友情の物語でした。微妙にBL風味でもあると、感じた。お話の中で、エイリアン(超長命)と人間は時間の流れが違い、その中で生まれる孤独を葛藤してて、まあ、そこが切ないというか -
Posted by ブクログ
一巻に比べ、挑戦的な試みが随所に取り入れられている。三話の地上&地下同時進行や、四話のロイス陣取りゲームなど。
さらに、上級ルールであるDロイスやEロイスを活用したシナリオはなかなか綺麗にまとまっていて、筆者の手腕を窺わせる。
一巻が『基礎問題集』ならば、こちらは『応用実践模試』といった感じ。(なんだその例えは)
新しい話を取り入れて次へと繋ぐだけでなく、前回の話に区切りをつけている。
長編の中盤としては素晴らしい出来だと言えるだろう。
ただ、同じネタの繰り返し感が少しだけある。これが『繰り返しつつ、さらに昇華させる』段階に達すれば、星は五つになる。
三巻が楽しみである。 -
Posted by ブクログ
"「おう!チョコ!助けに来たぜ!」
ギュービッドさま!
「おい、ワッハとモーチャント。話は、ぜんぶ聞かせてもらったぜ。」
ギュービッドは、そういうと、一直線に肖像画の下へ。
「あたしのかわいい弟子を、ひどいめにあわせやがって。ただですむと思うなよっ。」
すると、肖像画のなかの、ワッハさんとモーチャントさん、ぶるぶるふるえはじめて。
「い、いや、これには深いわけがあるんだ……。」
「モー、チャントあやまります。ご、ごめんなさい……。」
「ごめんですむなら、魔界警察も暴れん坊将軍もいらないんだよっ。成敗してやる!」
ギュービッドは、かっと、肖像画をにらむと、右手をあげた。"[p