パトリシア・F・ローエルのレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
痛快エンターテーメント
ハーレクインはヒストリカルしか読みませんが、個人的にはトップ5には入ります。
サスペンス、ユーモア、ウイット、笑い、ロマンティックな場面、濃厚な場面ありで、痛快エンターテーメントの物語。
恋愛抜きでも大変面白いです。話の展開のリズムが良く後味がいい。
海賊姿のヒーローにハデスという名前をつけるヒロイン。彼女の名前ペルセフォネの由来。ギリシャ神話と登場人物を関連させた作者のウイットが伺えます。
ヒロインは拉致された運命を素直に受け入れ、名も知らぬ海賊のヒーローを愛するようになります。切ない実らない恋の別れが来ますが、侯爵に姿を戻したヒーローとの再会し、海賊とと侯爵の間で戸 -
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購入済み
無口で無表情だけど、デレデレ
さちみ先生のコミック版で最初に読み、こちらの原作を読みました。全然違っているので、二つ読んで大満足。
責任感のある立場を自覚し、小さいころから自分を律することに重きを置いて、感情を表に出さずに生きてきた伯爵が、快活で思ったことを言わずにはいられない少女に一目ぼれします。財力にものを言わせて彼女を花嫁に迎え方は、褒められた方法ではないけれど、彼は彼女のことが大好きで、彼女の人生に対する責任をきちんを果たす心構えは、現在にはない責任感の在り方なのかな、と伯爵の彼女への強い想いを羨ましく思いました。彼女の子供っぽい癇癪を、楽しみの一つにしてしまう大人の伯爵で、そういう点でも、彼女にデレデレなのが -
購入済み
伯爵可愛い!!
この伯爵可愛すぎる!!大金持ちで、領地では理知的で物事に動じない領主として人々の信頼を得ている伯爵だけど、実は、ケイトが好きで好きでしょうがない。ケイトもそのことが、あとからじわじわとわかってきて、伯爵のことを信頼し、好きになっていきます。こんなに大切にされたら、愛さずにはいられないよね(笑)!結婚して、領地に奥方を連れてきたとたんに殺人事件が何度もおきてとても物騒なのだけど、ケイトを守り抜こうとする伯爵がカッコいい。こちらが面白くて原作を読んだら、全然違っていました。この作品の面白さは、さちみ先生の力量によるものだということがよくわかりました。原作も全く違った面白さがあるのでお勧めです。
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購入済み
面白かった
灰色の伯爵の甥の話。
冒頭でヒロインの旦那は何者かに刺されて死にます。その時を見守った旦那の知人3人。犯人の目的も分からずヒーローはヒロインと二人の子供を保護。ヒロインはヒーローに言えない脅迫を受け怯える。ヒーロー一向を追う謎の犯人とヒロインの葛藤。サスペンスも「灰色の伯爵」より面白かった。 -
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購入済み
さちみ先生だから間違いないと、特に何も確認せずに即決。
そしてページの少なさにびっくり。
めちゃくちゃいいところで終わってる。。そんなぁ~(>_<)
と嘆きました。 -
Posted by ブクログ
無表情で冷たい視線、感情を表に出せないチャールズが選んだキャサリンは酷い癇癪持ち。彼女の叔父の借金の肩代わりををエサに結婚の約束を取り付ける。「お金で買われた!」と鍵をかけた部屋で荒れまくり迎えに来たチャールズを追い返そうとするが…領地でおこる連続殺人から2人の絆は深まり、チャールズも感情を取り戻していく。2人の特徴がイマイチ活かしきれてない気がした。とはいえ、 妻が癇癪 を起こすのを楽しみにしたり、その癇癪で大事な物を壊される前に、すり替えたり… チャールズがなかなか面白い反応をしてくれるので、楽しめるポイントは結構あった。乗馬鞭を渡して発散されるシーンは好きじゃない。
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購入済み
もう一捻り!
知り合って間もない二人がお互い歩み寄り、特にヒーローに至っては、傷ついたヒロインをいたわりヒロインの心の壁を壊していく様は、本当のヒーローで良かった。ロマンスは★4つ。
サスペンスについては、もう一捻り欲しかったかな。兎に角登場人物が多い。犯人はえって?いう人が良かったよ。 -
Posted by ブクログ
パトリシアFローレルの描くヒーローは
優しくて理解があって理想的だね。
でも、ミステリー作家としてはいまいちだね。
ヒーローも優しく理解がある素敵な人物で、
ヒロインも過去に傷を負いながら懸命に生きようとする
好感のもてる、素敵なヒロインなのに......!!
どうして
ミステリーに重点をおいてしまうの!?
何かこうもっとさ、違うドキドキハラハラ感を期待してるのに。
描いて欲しいのはそういうとこじゃないのにっっ!!
っていうもどかしさの残る作品でした。
必要とする方がここを通るか分からないけど、
これから読む方の為に...。
(読んでる内に訳分からなくなってきたので自分用にまとめたものを -
Posted by ブクログ
ネタバレ雪崩がおきそうな時に、紳士が親切心でレディに声をかけたら
何と銃を突き付けられ?!
軽妙な会話からはじまります。
甘いロマンスかなと思っていたのですが、
女性は男性に非常な警戒心を抱かざるをえない事情があり・・・
と、考えさせられるものでした。
今も昔も女性が暴力にさらされる危険はあります
危険な目に合わないことも大事
危険な目にあった場合、どう立ち直るかも大事
べたな展開と言われるかもしれないですが、ヒロインが
愛されて立ち直っていくハッピーエンドに安心します。
ミステリー色は薄いです。
あれ、こんな終わり方しちゃったかというところもありました。 -