臆病な女神

臆病な女神

アイアンサは心の扉を閉ざして生きている。彼女の唯一のやすらぎは絵を描くこと――絵筆を取って風景画を描いているときだけ、忌まわしい過去の記憶を忘れられるからだ。今日も雪が降りしきるなか、彼女は外へ出かけていった。だが突風にあおられ、足を滑らせて、斜面を転がり落ちた。気がつくと、大柄な紳士が馬上からアイアンサを眺めている。「断じて危険な者ではありません」紳士は穏やかに言い、雪まみれのアイアンサに手を貸そうとした。次の瞬間、彼女はピストルに手を伸ばし、紳士の心臓に狙いを定めた。彼の眉が上がり、二人の間の空気がぴんと張りつめた。★独特の流麗な筆致でスリリングな世界を描くパトリシア・F・ローエル。RITA賞ファイナリストの彼女が今回送り出すのは、自分の中の闇と闘うヒロインが再生していく物語。彼女を見守るヒーローの辛抱強さに乾杯です。★

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臆病な女神 のユーザーレビュー

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    購入済み

    もう一捻り!

    Ikm
    2014年06月05日

    知り合って間もない二人がお互い歩み寄り、特にヒーローに至っては、傷ついたヒロインをいたわりヒロインの心の壁を壊していく様は、本当のヒーローで良かった。ロマンスは★4つ。
    サスペンスについては、もう一捻り欲しかったかな。兎に角登場人物が多い。犯人はえって?いう人が良かったよ。

    0

    Posted by ブクログ 2012年12月16日

    パトリシアFローレルの描くヒーローは
    優しくて理解があって理想的だね。
    でも、ミステリー作家としてはいまいちだね。

    ヒーローも優しく理解がある素敵な人物で、
    ヒロインも過去に傷を負いながら懸命に生きようとする
    好感のもてる、素敵なヒロインなのに......!!

    どうして
    ミステリーに重点をおいて...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年01月15日

    雪崩がおきそうな時に、紳士が親切心でレディに声をかけたら
    何と銃を突き付けられ?!
    軽妙な会話からはじまります。
    甘いロマンスかなと思っていたのですが、
    女性は男性に非常な警戒心を抱かざるをえない事情があり・・・
    と、考えさせられるものでした。
    今も昔も女性が暴力にさらされる危険はあります
    危険な目...続きを読む

    0

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