春口裕子のレビュー一覧

  • 行方
    今回も春口さん独特の不穏な空気感が冒頭から如実に表れて、一気に物語に入り込み琴美の「行方」と小説の「行方」が気になり一気読みでした。

    ママ友の星野朱里(ほしの あかり)娘の恋文(れもん)を初め、癖のある登場人物がたくさん登場し、途中から推理的要素も含まれ、飽きる事無く最後まで読めました。

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  • 悪母
    評価は4

    内容(BOOKデーターベース)
    岸谷奈江と一人娘の真央は、入園を予定していた有名幼稚園へ見学に向かう。ところが、園長の元には一通の匿名メールが届いていた。奈江が属するママ友グループのいじめで家庭が崩壊したという告発だった。その後も、子どもたちの健やかな成長を呪うかのように、悪意に満ちた出...続きを読む
  • 悪母
    ママ友のお話のサスペンス。なかなか面白かった。
    主人公の奈江のようなタイプは嫌い。ママ友の佐和子と一緒に子供を遠方の幼稚園に通わせることになるんだが、佐和子が車を出すからと言って、毎日便乗して乗っけてもらっている。ガソリン代などのお礼はしてるんだろうか?など細かいところが気になった。しかしそんな主人...続きを読む
  • 行方
    子どもが行方不明になるというのは、世の中で起こる事の中でも一番に近い位に悲しい出来事だと思います。他に色々な悲しい出来事が有るけれど、どこかで怖い思いをしているのではないか、お腹を空かせているのではないか、自分を呼んで泣き叫んでいるのではないかと想像すると体を引き裂かれたような気持ちになることでしょ...続きを読む
  • 行方
    読むのをやめられなかった
    どうなるのだろうと
    行方不明の三歳の娘
    家族、失ったもの、もどってきたもの
    友人たちのそれぞれの家庭の事情が盛り込まれ
    かなり重くなっているが
    この子がまっすぐでよかった
    家族がまっすぐでよかった

    ≪ 行方不明 探して探して たどりつく ≫
  • 行方
    およその展開と結末は予想できたが、ストーリーは面白く読み進めて行くページの重みを感じた。幸子の家庭とヒロの存在が多少盛り過ぎだろうという気がしないまでもないが、きれいに物語を閉じてくれてほっとしたが、子を持つ親として最後まで切ない。
  • 行方
    行方不明になった少女と残された家族。そして…。
    というストーリー展開で、最後には再会できるだろうと思って読み始めたが、冒頭行方不明の緊迫場面から、ぐいぐい引き込まれて一気に読んでしまった。
    目の前に愛らしい子どもがいる家族が一気にドン底へと行く喪失感、その後家族がどう過ごし、また事件に関わっていた人...続きを読む
  • 行方
    ありふれた内容かと思ったが、なぜか続きが気になってぐいぐい引き込まれてしまった不思議な本。なかなか良かった。
  • 行方
    面白かった。   
    面白かった、で、いいんだよな、これ。   
    なんか悲惨だったんだけど。    
    ってか時効って問答無用で成立するものだと思ってたんだけど、本人が処罰を望む場合は時効扱いにはならないのか?       
    しかしまぁ22年の月日は長いなぁ……。
  • 行方
    ある日突然我が子がいなくなったらどうなるだろう。
    どうするか、どんな気持ちか、どんな未来か。
    自分に置き換えて考えてみるとぞっとします。

    全てが明らかになって、あるべきだったはずの日常に戻り琴美が思うこと。
    「この人が失ったものがどういうものであったかをー」のくだりが、この作品の伝えたかったことで...続きを読む
  • イジ女
    意地悪な女、意地っ張りな女、イジイジした女、イジらしい女、イジくる女、世の中の様々な「イジ女」を描いた短編集。
    ちょっとした女の悪意、どこにでも自分の中にもある心理、面白かった!!
  • イジ女
    女ってこわい…女って面倒くさいな
    『イジ女』はホラーっぽくて怖かったけど
    他の話はあるある〜って感じのそこらにたくさんありそうな話
    面白かった
  • イジ女
    kamosigiさんより。

    タイトルから、これからいかにも女同士のエグいあれこれが想像できたので、
    ほぼ怖いもの見たさで読み始めた「目立とう精神」
    そこからはじまり最後まで案外すんなり読めた。

    どの場面もリアルにあると思うし、
    いざ自分がその立場だったら嫌だなあというどれも状況。
    でももっと恐ろ...続きを読む
  • 隣に棲む女
    短編集です。
    うーん、なんとも読んでいてもやもやする…!どれも面白かったです。一貫してこういうオチなのかと思っていたら、少し光の見える話も用意されていてちょっと安心した。(笑)
  • イジ女
    イジ女というタイトルがなんとなく安直で嫌だなと思いつつこういう女のドロドロ大好きマンなので結局そこに惹かれて購入。読みやすかった!周りにこんな嫌な女達いなくてよかったーと思いながらも、私が気付いていないだけか?それともこれから出会うのか、と他人事のようだけど身近にも感じられる物語たちだった。女ってこ...続きを読む
  • 悪母
    ママ友のゴタゴタ話
    ありがちな話。子どものために必死な母たちなんだけどちょっと度を越してる人たち
    最後もぜんぜんスッキリしない
    結局?

    奈江にはずっとイライラさせられた
    そういう、タイプの人ちょっと苦手。
    かわいそうではあるけど、人に頼りすぎ。
    くるりママも単純すぎて嫌だけど。

    結局ママ友はママ...続きを読む
  • 行方

    3歳の琴美が突然姿を消してしまった。
    そして22年後…
    なんとなく途中から展開が見えてきたけど、
    結果はよかった。

    ただ、幼稚園に迎えに行って我が子が居ないって…
    連絡も無く他の母親に引き渡すとかあり得ない
  • 行方
    幼稚園年少の琴美の母親がパートの残業をしている間に、同じクラスの子恋文(れもん)の母親が子どもと一緒に琴美を連れ帰り、公園で遊ばせ、目を離したすきに琴美だけ行方不明になってしまうところから始まります。
    行方不明になった頃とその20年後くらいの場面が行きつ戻りつしながら、いくつかの場面が同時進行するの...続きを読む
  • 悪母 (1)
    春口裕子先生の悪母をコミカライズしたので、興味深い内容でした。
    ママ友のややこしい関係読むと、一匹狼でいたほうが平和です。
  • 行方
    子どもがいる人は私と同じく「ちょっとしたことが原因で我が子がいなくなる」というストーリーは苦しんで読んだのではないでしょうか。辛すぎます。救いのある話でよかったです。