春口裕子のレビュー一覧

  • 行方
     パートの事情でいつもの時間に琴美のお迎えに行けなかった山口妙子は、遅れて着いた保育園で、星野朱里が連れて帰ったと聞かされる。確かに朱里の娘の恋文(れもん)とはクラスメートだが、そんなに親しいわけでもなく、ましてやお迎えの代わりを頼んだわけでもない。彼女たちを追って公園へと向かったが、そこでは琴美の...続きを読む
  • 行方

    初めての春口裕子さんの小説『行方』

    ある日、突然当たり前の日常から姿を消して
    行方不明になった3歳の琴美。

    娘を探す両親と兄の遼太郎の一途さに
    胸が締め付けられます。

    一瞬の判断の間違いのせいで、手のひらから
    零れ落ちてしまった当たり前の日々。
    その失って初めてその大きさに慄き、嘆き、
    ...続きを読む
  • 隣に棲む女
    こわっ!
    女性だけじゃなくて、男性も怖い…
    そして、なんかわかるってのもあって、自分も怖い(笑)
    でもあるなぁー、なんかモヤモヤと嫉妬とかイライラとした悪意とか…
    怖くて一気に読んでしまった…

    2022.1.3
  • 悪母(分冊版) 【第1話】
    奈江を含む4人のママ友によっていじめを受けたという告発メールが怖かったです。いじめた人達は2年前の事と思ってますが、復讐されたりありそうです。
  • 悪母(分冊版) 【第3話】
    遠い幼稚園にしたら、自分の子供がいじめっこに絡まれたあげく、幼稚園で飼ってるウサギが亡くなったのも子供のせいにされて悲惨です。
  • 悪母(分冊版) 【第2話】
    広美ママの図々しさに唖然としました。居座ったあげく汚れたオムツをキッチンのゴミ箱に捨てるなんて気味悪いです。
  • 悪母
    私は子供が居ないからママ友の面倒さや大変ははわからないけど、あらゆる人間関係に照らし合わせて読んだ。

    アラフォーになり、あんなに居た友人も減り、けど寂しくなくて今は一人で過ごすことがとても心地いい。
    小さな事にお互い違和感を感じたり、あれ?って思ってしまう自分に嫌気がさしたりする事もない。

    女同...続きを読む
  • 悪母
    ママ友こええええ
    って思った
    自分もいつしかこんなことに悩む時期が来るのかと思うと憂鬱…
    良いともだちがこれからもできるといいなぁ
    2020/07/23 18:17
  • 悪母
    私はワーママだったのでべったりママ友はおらず居て「ママ顔見知り」。会えば挨拶&学校行事での立ち話程度の付き合いでした。なので感想としては「こわ」「やば」「めんど」
    序盤の突撃訪問も「ムリ」。いるんですよね、図々しい人。でも純粋に被害者かと思われた主人公にも苛々する。
    子供のマナーで親の生態が想像でき...続きを読む
  • 悪母
    女性ならではの話だろうなぁと思う。
    解説にあってしっくりきたけど、ママ友に限ったことではないのだろう。
    普通の友達関係においても同じ。
    強烈な疎外感。
    女性には付き物なのかも…
    そして、その関係性は恐ろしく怖い…

    2021.5.16
  • 行方
    3歳の娘、琴美が行方不明になった。
    その日はパートが長引き、お迎えに間に合わなかった。
    そんな琴美を幼稚園から連れて帰っていたのは、普段あまり付き合いのない朱里という母親だった。
    自分が公園で目を離した隙にいなくなったのに悪びれる様子もない。怪しすぎる…
    それなのに、捜査は進まず22年の歳月が過ぎる...続きを読む
  • 行方
    子供がいなくなるという状態が22年間。。。考えただけでも胸が痛くなる。残された家族は暗いトンネルの中にいる状態だとの表現はピッタリとはまった。その後警察官になった兄と当時一緒にいた女の子恋文(かれん)により解決されることになる。結局は悪人による犯行という事件でなかったわけだけれど22年間という月日を...続きを読む
  • 隣に棲む女
    ◆蝉しぐれの夜に・・・不妊に悩む小夜子は、子供に関する無神経な誘いに苛立ちを感じながらも断れずにいた。
    ◆ホームシックシアター・・・隣室に引っ越してきた女性は知っているのだろうか。その部屋が事故物件であることを。
    ◆オーバーフロー・・・恋人の宏志の真意が読めず悩むこともあるが、彼の姉の朝子は誰よりも...続きを読む
  • 行方
    ミステリというよりはヒューマンだから仕方ないけど、結局弟くんがどうやって犯人にたどり着いたのかが謎。いい話ではあったけど深みに欠ける。
  • 悪母
    11月-14。3.0点。
    ママ友達を描く連作短編。
    一人を仲間はずれにしたことから、ずっと不穏な出来事が。

    イヤミスの代表作家と思う。湊かなえよりパワーがある気がする。寡作なのがもったいない。
  • イジ女
    女子のイジメあるある。
    会社の同僚の結婚式で復讐する話が
    怖いというか、そりゃ復讐したくも
    なるわなあ、と思いました 笑
  • 行方
    我が子を失ったら魔がさすこともあるかも知れない。
    でも22年も黙ったままってないでしょ。
    このお父さん(誠司)、言動が不愉快なだけで楓に対しても琴美に対しても愛情がまったく感じられなかった。
    琴美が夫と娘と一緒に本当の家族のもとに戻れて良かった。
  • 悪母
    「ママ友が、怖い!」などという帯の惹き文句に釣られ、嬉々として読み始める自分が嫌だ(笑)。

    最初の嫌がらせがえげつなすぎて、その先に期待(?)したものの、真梨幸子の仕打ちのほうがよほどえぐいんじゃなかろうかと思えるレベル。それだけに、こんなことは結構ありそうで恐ろしい。

    ストレスが溜まるばかりの...続きを読む
  • イジ女
    女の人が読んだら、あーこういう人いるよね!ってアルアルだけど、男の人が読んだら女性不信になるのかなぁ。
    春口さんの作品は初だけど読みやすかった!
    あまり作品はないみたいだけどこれからに期待!
  • 行方
    よくあるストーリーではあるけど、久々に先を急いで一気読み
    タラレバを感じながら・・押入れを開けなければ、ペンション案内に写真が載らなければ、写真を見つけなければ、などなど
    最後は一気に話がとんで、なんとなくメデタシで終わっているのがスッキリしないが、感情移入できる箇所が多かった