春口裕子のレビュー一覧

  • 行方

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    ネタバレ

    先が知りたすぎて、一気に読んでしまった。

    いきなりの20数年後でえっとなったが、書かれていない間のことを想像すると、切ない。
    誰が誰なのかは思った通りではあったが、本当のご家族は聖人すぎるなー。こうありたいとは思うし、こうあればこそ、その後の幸せなんだろうけれど。

    あと解決編?みたいなところはちょっと突然すぎたかも。

    でも大満足な読後感。

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    2025年11月29日
  • 行方

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    読みました。
    もどかしい感はあるけど、母親の深い、自分の思いは娘のために飲み込むような愛情に泣かされました。
    取り返せない年月を思うと犯人を恨むのも当然なのに、大切な娘を作ったのはその犯人との年月でもあることを受け入れる家族の偉大さ、寛容さに涙します。
    欲を言えば最後に犯人と主人公の後日譚も知りたかった。
    ただ、犯人は犯人なんだけど、犯人と呼びたくはないのですが。

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    2025年11月24日
  • 行方

    匿名

    購入済み

    子供が行方不明になる。母親の悲しみが痛いほど伝わってきて何度も涙が出ました。ずるい人間や、自分達の保身に走る人達。関係のない人間からの心無い言葉。被害者家族に対してそんな酷いことができる人が本当に存在するのが事実で怒りが湧いてきました。そんな中でも子供を思う親の強い愛は変わらなく。琴美ちゃんが見つかるのを願いながら読んでいました。

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    2025年10月05日
  • 行方

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    義母、夫、ご近所、どこにも味方がいない、娘が行方不明になる、辛すぎる第一章。その22年後の第二章。そりゃぁこの構成なら真実はそうでしょうけど、至る過程や描写が丁寧で引き込まれる。

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    2025年09月28日
  • 行方

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    ネタバレ

    ハッピーエンドなようで、和彦の老後の様子(琴美のトラウマを残したままぼけていってる感じ)や遼太郎から琴美への手紙の他人行儀感(呼び方があなただったあたりが特に!)など、やるせなさや悲しさも残る小説だなと感じました。それでも遼太郎の「琴美が健康でさえいればいい」という手紙の内容には救いも感じ、最初に嫌な人!と腹を立てながら読んでいた登紀子も含めた家族団欒の描写があってよかったです。

    0
    2025年08月17日
  • 悪母

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    とにかく怖い、怖すぎる。あり得ないだろっと突っ込みたくなる箇所は多いものの、現実に有り得そうと思ってしまうのが怖い所。
    ママ友ってそんなに必要なのかなっと思ってしまった。

    0
    2025年05月19日
  • 悪母

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    読んでる間ずっと怖くて、ママ友もういらない!!と思いました笑 とても怖いけど、ずっと読んじゃうそんな作品でした。

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    2024年08月31日
  • イジ女

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    バラエティーに富んだ嫌な女達。
    あるあるな話から霊的な怖い系までどれも面白かった!
    中でも『ミーちゃんハーちゃん』が一番好き(笑)

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    2024年05月10日
  • 悪母 (1)

    購入済み

    奈江を含む4人のママ友によっていじめを受けたという告発がこわいです。被害者の復讐がどうなるのか恐ろしいです。

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    2022年11月12日
  • 行方

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    この結末は予想出来なかった。

    過ちは赦し、哀しみは乗り越えれば良い、シンプルだが、簡単ではない。そのメッセージを結末に乗せ、それを悟らせず、読み手の想像力を掻き立てる起承転までの展開に感服した。

    結末は、通勤電車などではなく、自宅でじっくりと味わう事をお勧めしたい。

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    2022年03月30日
  • 悪母

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    子供が出来た時点でママとなり、○○ちゃんママと呼ばれママ友の付き合いが始まります。

    みんな我が子が大切で必死に子育てをしているけれど、その一生懸命さが時にずれていたり必死過ぎて冷静になれず間違った言動をしてしまったりと言う経験は誰しもあると思います。

    人間関係は難しい、特にママ友の世界は根底に深い愛情があるからこそ、余計に難しい、そんな印象を受けました。

    サスペンス、ホラー的要素もあり、四話の「難転」と「第六話 トモダチ契約」は特にゾッとしました。

    ウンザリするけれど読み応えのある、そんな作品です。

    0
    2021年03月12日
  • 行方

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    ネタバレ

    評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    公園から忽然と姿を消した三歳の琴美。両親は必死に捜すが、一向に見つからない。―22年後。自堕落な生活を送る幸子のもとに、一通の手紙が届く。差出人は、消息不明の妹を捜し続けている男だった。同じ頃、浜名湖畔で父親の誠司とペンションを営んでいる楓。ある日を境に、楓は誠司に対して不信感を抱く。父は何か秘密を抱えて生きているのではないか。交わるはずのなかった人生が交錯したとき、浮かびあがる真実。切ない想いが胸を満たすサスペンス長編。

    最後は丸く収まったので良しとしたが、やっぱり被害者家族の事を考えるとたまらない気持ちになった。

    0
    2020年09月14日
  • 行方

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    ネタバレ

    3歳の娘が行方不明になり、お迎えに遅れた自分を責める妙子。22年後、登場人物が繋がり事件が動き出す。→まずペンションの親子の秘密はすぐにわかる。美津子のことも。わかりやすいんだけど、それでも泣ける。どんな理由があったにしても、許されない…。妙子や家族の22年間の思いを想像すると、やるせない。しかし、後半すぐにたどり着いたのに、前半でなぜたどり着けなかったのか。あと、修平はきっと誰の子であっても受け入れてた気がする。

    0
    2020年02月25日
  • イジ女

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    タイトルがちょっと暗そうで、購入時に逡巡した一冊。

    でも、開いて読み始めたら面白くて、一気に読み終えた。
    作者の引用する時代にがっぷりはまり、いつもだったら違和感を感じる
    主婦や母親の気持ちに溶け込めたのがよかった!

    なんだろ、ちょこちょこと時代が古臭かったりもするんだけど、
    等身大でちょっとくたびれて、そこそこずるくてでもたくましい、
    そんなジョシへの賛歌、あたしにはそう読めた。

    うまく各ストーリーがぴぴっとつながる最終話。
    えっと意外ではあったけど、でもくすっと笑ってみたりして。

    あたしは好きだな、この作家さん。

    0
    2011年06月30日
  • 行方

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    保育園へのお迎えが少し遅れただけで、3歳の娘がいつも遊んでいる公園から姿を消した。
    代わりに保育園から連れ出したという、それほど交流のない同じ保育園に子供を通わせる女の怪しいこと、怪しいこと。
    母親の必死の捜索にもかかわらず、娘は見つからない。

    行方不明のまま月日が流れ、浜名湖でペンションを営む親娘と、自堕落な生活を送る女の話が同時進行的に語られていく。

    子供を探し続ける母
    人気ペンションになりつつある親娘
    自堕落女

    この4人がどこでどう絡み合ってくるのか?

    驚きと、悲しみと、安堵と…。
    いろんな感情が湧き上がってくる。

    0
    2025年05月07日
  • 行方

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    全体を通して起承転結がはっきりしており読みやすい。
    序盤に琴美が行方不明になる場面では、家族含む関係者の心理描写が非常にリアルで繊細で胸を締め付けられた。
    真相解明のための話の繋げ方が上手く驚かされた場面もあったが、物語の結末は正直予想通りだった。
    ミステリーというより感傷的な小説で、しかし他人事にもできない生々しさがある作品。

    ※個人的にあとがき・解説も読みたい派なので、ついてないのは少し残念でした。

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    2025年04月22日
  • 行方

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    ネタバレ

    誠司のしたことは、たとえどんな事情があったにせよ許されることではない。
    22年の間の家族の思いや、父•和彦の認知症のことを考えると「生きていてくれてよかった」では済まされない。

    それにもかかわらず、
    宿泊客としてペンションへ訪れ、長年探し続けた娘が目の前にいるのに
    その生き生きとした幸せそうな姿を見て
    事実を告げず、それまでの人生を尊重しようという母•妙子の決断は、本当の愛だなと思った。

    家族と離れ離れになってしまったが、愛されて生きた琴美と
    家族がそばにいながらも、消えたいと願ってしまった恋文。
    どちらが幸せだったのだろう。

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    2025年01月12日
  • 行方

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    三歳の娘が公園からいなくなり・・・
    それから二十数年
    いくつかの話が並行して進行していき
    消えた娘とどんな関係の人たちかな?と思いながら
    読み進めました
    そして明かされる謎
    そういう展開でしたかと、なるほどなるほど
    と物語を楽しめました

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    2023年05月04日
  • 悪母

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    ママ友あるある。。子どもが中高校生になった今、ここまで行かずとも似たような事があったなぁとちょっと懐かしく。
    これって私?!て思うところもあったり。笑
    めんどくさい関係ですよね~
    群れないと何も出来ない人間は嫌いですね!
    一人の何が悪い?一人サイコー!!
    小さくとも子どもも一人の人間!親の思うようには行きませんよ。
    気の合う人としか付き合わないと決めた今はこんな時もあったと俯瞰して見れてすごい面白かったです!!

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    2023年02月25日
  • 行方

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    急に子供がいなくなることがあったら、正常ではいられないと思う

    なによりも怖いことだと思う

    1日で一気に読んでしまった
    琴美ちゃんのお母さんの気持ち、自分を責める気持ち、時間が経つにつれ胸が押しつぶされるような感じ

    絶対体験したくないと心の底から思いました

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    2022年08月04日