春口裕子のレビュー一覧

  • 悪母 (1)
    奈江を含む4人のママ友によっていじめを受けたという告発がこわいです。被害者の復讐がどうなるのか恐ろしいです。
  • 行方
    この結末は予想出来なかった。

    過ちは赦し、哀しみは乗り越えれば良い、シンプルだが、簡単ではない。そのメッセージを結末に乗せ、それを悟らせず、読み手の想像力を掻き立てる起承転までの展開に感服した。

    結末は、通勤電車などではなく、自宅でじっくりと味わう事をお勧めしたい。
  • 悪母
    子供が出来た時点でママとなり、○○ちゃんママと呼ばれママ友の付き合いが始まります。

    みんな我が子が大切で必死に子育てをしているけれど、その一生懸命さが時にずれていたり必死過ぎて冷静になれず間違った言動をしてしまったりと言う経験は誰しもあると思います。

    人間関係は難しい、特にママ友の世界は根底...続きを読む
  • 行方
    評価は5.

    内容(BOOKデーターベース)
    公園から忽然と姿を消した三歳の琴美。両親は必死に捜すが、一向に見つからない。―22年後。自堕落な生活を送る幸子のもとに、一通の手紙が届く。差出人は、消息不明の妹を捜し続けている男だった。同じ頃、浜名湖畔で父親の誠司とペンションを営んでいる楓。ある日を境に...続きを読む
  • 行方
    3歳の娘が行方不明になり、お迎えに遅れた自分を責める妙子。22年後、登場人物が繋がり事件が動き出す。→まずペンションの親子の秘密はすぐにわかる。美津子のことも。わかりやすいんだけど、それでも泣ける。どんな理由があったにしても、許されない…。妙子や家族の22年間の思いを想像すると、やるせない。しかし、...続きを読む
  • 行方
    3歳の子供が行方不明になり、22年後、話しは動き出す。展開は読めたがグイグイ読まされました。解決からまだだいぶページがあったのでどんでん返しがあるのかと思ってしまいました。
  • イジ女
    タイトルがちょっと暗そうで、購入時に逡巡した一冊。

    でも、開いて読み始めたら面白くて、一気に読み終えた。
    作者の引用する時代にがっぷりはまり、いつもだったら違和感を感じる
    主婦や母親の気持ちに溶け込めたのがよかった!

    なんだろ、ちょこちょこと時代が古臭かったりもするんだけど、
    等身大でちょっとく...続きを読む
  • 行方
    三歳の娘が公園からいなくなり・・・
    それから二十数年
    いくつかの話が並行して進行していき
    消えた娘とどんな関係の人たちかな?と思いながら
    読み進めました
    そして明かされる謎
    そういう展開でしたかと、なるほどなるほど
    と物語を楽しめました
  • 悪母
    ママ友あるある。。子どもが中高校生になった今、ここまで行かずとも似たような事があったなぁとちょっと懐かしく。
    これって私?!て思うところもあったり。笑
    めんどくさい関係ですよね~
    群れないと何も出来ない人間は嫌いですね!
    一人の何が悪い?一人サイコー!!
    小さくとも子どもも一人の人間!親の思うように...続きを読む
  • 行方
    急に子供がいなくなることがあったら、正常ではいられないと思う

    なによりも怖いことだと思う

    1日で一気に読んでしまった
    琴美ちゃんのお母さんの気持ち、自分を責める気持ち、時間が経つにつれ胸が押しつぶされるような感じ

    絶対体験したくないと心の底から思いました
  • イジ女
    なんかイジメとかどこへいってもあるんだろうな。無理に仲良くしようと思わなくてもいいように思うが、多少は自分の味方もほしいしね〜。難しい。
  • 行方
    3歳の子供は生きることを決め、あなたにあの本をさし出した。
    家族を忘れ、あなたのことを心からパパと呼んだ。

    どんな大義名分であっても、
    やはり児童誘拐は許されません。
    決して許されません!

    読みやすくて一気に読み終わりました。
  • 行方
    娘がいなくなった前半を読むと、熱い息のような塊が胸でぶくっと広がるような辛さが追体験させられ、痛かった。展開がわかるような進行だったけど、丁寧に語られていく物語が心に染みた。
  • 隣に棲む女
    蝉しぐれの夜に
    あるときまで一緒に過ごして、そんなに差異がなかったが、現在は明らかに違う4人の物語。
    みんなの心に少しずつの『和希』という人格があれば、傷つかないのにと願ってしまう。現実はうまくいかない、女同士の難しさ。
    どこにも居場所のない感情、ドロリとした生ぬるい感情、ヒリヒリとした感情。叫びた...続きを読む
  • 行方
    展開については予想通りの所が多かったがそれぞれの特徴ある個々の空気感が分かりやすく感じられる所など面白く結末がきれいに纏まっていてすっきりした。
  • 行方
    後半はあっという間に読んでしまった。もう少し一人一人の人間描写が欲しかったし、さおごの解決への展開が急すぎて。またエンディングはテレビドラマの最終回みたいでまとめすぎ。
  • 悪母
    ママ友との関係に悩む奈江だけれど彼女の味方ばかりはしてられない。自分はどの登場するママどのタイプだろう?と考えたけれどどのママの要素もある気がする。それにしてもお受験での一件は許されない行為だと思うし、宅配便で送られてくる異物も犯罪の域だと思うのだけれど。こんなことが実際にあったら怖くてたまらない。...続きを読む
  • 悪母(分冊版) 【第1話】

    ママ友仲間の世界が怖いです。

    ママ友仲間に生じた人間関係の問題が描かれるようです。結局ママ友仲間というのは女子校の延長なのかなと、男子校育ちの投稿者は想像しますが、兎に角怖い作品です。尚、幼稚園は学校なのでいるのは教師であり、保母がいるのは保育施設である保育園で、この辺りの混同が気になりました。
  • 悪母(分冊版) 【第2話】

    更に恐ろしい内容です・・・

    女性用の漫画にはこれでもかという程の陰惨な人間関係が描かれるものがありますが、これは凄い。続きを読むのが怖くなる、そんな作品です。
  • 行方
    今回も春口さん独特の不穏な空気感が冒頭から如実に表れて、一気に物語に入り込み琴美の「行方」と小説の「行方」が気になり一気読みでした。

    ママ友の星野朱里(ほしの あかり)娘の恋文(れもん)を初め、癖のある登場人物がたくさん登場し、途中から推理的要素も含まれ、飽きる事無く最後まで読めました。

    ...続きを読む