春口裕子のレビュー一覧
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ネタバレ私は子供が居ないからママ友の面倒さや大変ははわからないけど、あらゆる人間関係に照らし合わせて読んだ。
アラフォーになり、あんなに居た友人も減り、けど寂しくなくて今は一人で過ごすことがとても心地いい。
小さな事にお互い違和感を感じたり、あれ?って思ってしまう自分に嫌気がさしたりする事もない。
女同士はその時の自分の立場と似ている人としか仲良くできない生き物なんだと思う。
どんなに仲良くしていても、同じ境遇でなければ
それでおしまい。
相手が悩んでいても幸せでも喜び合える関係性なんて、本当にあるのだろうか?無いんじゃないかな?
自分が不幸とは思われたく無くて、友人と言いながら肝心な事は隠して接したりね。
主人公目線で描かれているから気付きにくいけど、奈江みたいな人とは友人になりたくない。
車も当たり前に乗って人頼りで、ガソリン代は?
お礼は?
運転できない人って、車の人に送り迎えしてもらって当たり前だと思ってる人結構いるんだよー。
悪意なく『家まで迎えに来てor送って』って平気で言う人いるんだよ。
車だから楽でしょ?ついでにできるよね?って勘違いしてるんだよね。
車は歩く以上の神経を使うから疲れるんだけどなー。
運転した事がないから知らないとは言え、自分が出来ない事を当たり前に頼る人は思いやりが無いと思う。
『自分が大変だから、できないから、面倒くさいから、人に頼る』
私はまずそういう人が苦手。
佐和子の言う通り。主人公は一人になりたくないだけで、本当誰でも良かったんだよね。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ私はワーママだったのでべったりママ友はおらず居て「ママ顔見知り」。会えば挨拶&学校行事での立ち話程度の付き合いでした。なので感想としては「こわ」「やば」「めんど」
序盤の突撃訪問も「ムリ」。いるんですよね、図々しい人。でも純粋に被害者かと思われた主人公にも苛々する。
子供のマナーで親の生態が想像できるとか、めちゃわかります。やり過ぎな表現?もはや事件も多いですがなくはないかなと。私有地広場の件も。
ママ友に限らず人間関係は距離感を間違えるとやばい。子供が小さいと視野も狭くなりがちやろうけど冷静に測らないとという戒めの一冊でした。 -
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◆蝉しぐれの夜に・・・不妊に悩む小夜子は、子供に関する無神経な誘いに苛立ちを感じながらも断れずにいた。
◆ホームシックシアター・・・隣室に引っ越してきた女性は知っているのだろうか。その部屋が事故物件であることを。
◆オーバーフロー・・・恋人の宏志の真意が読めず悩むこともあるが、彼の姉の朝子は誰よりも味方をしてくれる。
◆ひとりよがり・・・臓器提供意思表示カードを持っていた私に声をかけてきた男は、妹がレシピエントだという。
◆小指の代償・・・人が変わってしまった佳代の小指を見つけるため、私と猛は雪山を探し続ける。
◆おさななじみ・・・母を疎ましく思う私。いつからこうなったのだろう。
以上6編の短編集。いずれも主人公は女性の、いわゆるイヤミス短編集。
◆蝉しぐれの夜に…1番印象的だったというか、主人公の気持ちがわかる気がするのはこれだろうか。世の中不公平だと思う主たるもの。
◆オーバーフロー…物語として1番うまくできていると思ったのはこれ。うん、こういう詐欺、本当にあるんだろうなぁ。 -
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女の複雑な心情を描いた短編集。子供の出産と女の友情を描いた[蝉しぐれの夜に]。大音量のホームシアターで近所迷惑をかけているのに無頓着な女が殺人事件の被害者の妹に復讐される[ホームシックシアター]。いつも我慢していた女が結婚詐欺の被害にあい限界に達する[オーバーフロー]。裕福な家庭のワガママ娘が臓器移植のカードを通して知り合った男とのドライブで災難にあう[ひとりよがり]。婚約者と友人との旅行でスノボで失った友人の小指とその指輪を探し回る女の心理を描いた[小指の代償]。近所の幼なじみの女友達と疎遠になっていたがおばあちゃんの好きな銀杏拾いを通して心を通わせる[おさななじみ]。
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2017年、15冊目は、『イジ女』以来の春口裕子の短編集、6編収録。
今回は、それぞれ、簡単に触れておきましょう。
蝉しぐれの夜に:イヤミス調の一編。この作りは巧い。読後、速効で冒頭に戻りました。
ホームシックシアター:コレもイヤミス調でなかなか巧い。やはり、鍵は「このマンションで、5.1chサラウンドのホームシアターセット❔」だった。
オーバーフロー:マイルドなサスペンス(❔)。コレはタイトルが秀逸。クライマックス前が少し出来すぎかな。
ひとりよがり:不条理系ライト(❔)。コレもタイトルが、ほぼ全て物語ってる。
小指の代償:不条理系ライト(❔)、再び。ただし、コチラはラストが少し前向き。
おさななじみ:最後は、ラストにホッコリする系。目新しさは特にない、ベタな部類。
全体的には、イヤミス的な感触。「蝉しぐれの夜に」の作り。「ホームシックシアター」の伏線の張り方。と、特に最初の二編は、巧いと感じた。一方で、真梨幸子のドロドロなイヤミス。花房観音の丁寧に紡がれた粘度高い愛憎。その辺りが好きな、自分には、短編というコトを割り引いても、全体的に、物足りない印象。(花房観音の)エロ(真梨幸子の)グロが苦手な方向きとも言える。
幾つかの点は見落としても、解説で、ある程度フォローしてくれます。なので、解説の先読みは厳禁。 -
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2016年、34冊目は書店のPOPで気になってた、初読みの作家、春口裕子のコチラ。全8編からなる短編集。それぞれ、簡単に触れておきましょう。
目立とう精神:新築高層マンションのセレブ・ライフの表と裏、理想と現実。
あんぽんたん:同僚の結婚式という場面を軸に切り取った、女性間の社内関係。少々サスペンス仕立て。
ミーちゃんハーちゃん:三十路目前、高校の同窓生二人の現在は……。
オフレコ:女性間の社内関係モノ、その②。
やる気ナッシング:年下同僚との社内恋愛の行く末は……。
ご機嫌なナンバー:合コンを繰り返す主人公。本命とのクリスマスイブ……。
イジ女:社内イジメがもたらしたこと。ホラー風味。
『レッツらゴー』7編を結ぶ、カーテンコール的1編。
イジめる、イジめられる。イジる、イジられる。イジになる。イジが悪い。イジ汚い。……etc。奥田英郎の『ララピポ』『ガール』『マドンナ』などの人間観察的なモノから、コメディー要素を割引いた6編目までの印象。仕立ては様々。そして、7編目の『イジ女』で重いモノを持ってきて、カーテンコール。作り、並び自体は悪くない、と個人的には思う。
女性間のドロドロを期待していると肩透かし。「(デフォルメはあるも)そんなヤツいる、いる」的に読み易く、 30歳前後の女性が主人公なので、そのあたりの年齢層がターゲットかな(❔)。比較的軽めの読書向き。それだけに、7編目の『イジ女』が印象に残る。 -
Posted by ブクログ
イジメっ子ばかりが出てくるかと思いきや、「イジめ」に限らず「イジけた」「イジ悪な」「イジっぱりな」女たちが登場する短編集でした。全部ひっくるめて『イジ女』。なるほど。
『目立とう精神』
高層マンションのセレブママたち。女性誌の「イジ女特集」が気に入らないのは後ろ暗いところがあるからでしょうよ。
『あんぽんたん』
花嫁ハイな新婦と彼女に振り回される招待客の女性(一応友人)たち。起こるべくして起こった事件。
『ミーちゃんハーちゃん』
業界人と付き合っている主人公がミーハーな元同級生の女性と再会。どっちもミーハーだよ!と苦笑い。
『オフレコ』
ここだけの話をあっちこっちでする女。
『やる気ナッシング』
無気力な年下の彼氏。
『ご機嫌なナンバー』
自己評価の高い主人公。でも……。
『イジ女』
ずばり、職場のイジメ。いい歳した大人がこれじゃ子供のイジメも無くならないわなぁ。
人1人が死んだのに、しかも自分たちが原因かもしれないのに平然としていられるボスが怖い。後に起こる怪奇現象よりもそっちの方が怖い。
『レッツらゴー』
それまでの短編に登場した人物たちがある南の島のホテルのレストランに集結する。各短編の後日談とも読めます。