柴田ヨクサルのレビュー一覧
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待望の第三巻!!
毎週、週刊ヤングジャンプ本誌で読んでいるのに、いいや、読んでいるからこそ、コミックスの発売が楽しみで、年甲斐もなく、ドキドキさせてもらえます。この『プリマックス』は一巻から、イイ漫画と称される条件のそれを満たしており、巻を増す毎に、本屋へ買いに行く際の気分が上がっております
私が、この(3)を心待ちにしていた理由は、何と言っても、竹雄が表紙を飾る事にありました。その期待、見事に裏切られなかったです!! 柴田先生、蒼木先生、ホント、ありがとうございますッッ
断言できますね、私、この表紙が一番、好きです。もちろん、(1)のモン太、(2)のツバメ、どちらにも“カワイイ”はありました -
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前巻以上に、宇宙へ届きかねないほどの「カワイイ」が炸裂している
面白くなっている、と私に感じさせてくれた理由は判っている
なし崩し、場の流れと言ってしまうと失礼かも知れないが、モン太、ツバメ、竹雄の三人組の強力なライバルとなった、アイサキアオの登場と、「カワイイ」勝負のインパクトは大だ
アイサキアオが、単なる勘違い、自意識過剰な、ちょっと容姿の整った女子でなく、本気で血反吐を吐きかねない程、カワイくなるための努力を惜しまず、パンチラなど少女としての自分の「カワイイ」を120%アピールするための手段を知り尽し、認めた相手には出し惜しみは絶対にしない性格の、「カワイイのプロ=アイドル」を自称するだ -
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勝手に断言しよう、今、この『プリマックス』こそが、YJで最も面白く、熱く、最高な青年漫画だ!! と
私は毎週、欠かさず、アンケートを書いて出しているのだが、大抵、一位を獲得するのは、この『プリマックス』だ。稀に、『もぐささん』が競り勝つ事があるにしろ、やっぱり、そう簡単には一位を譲らない
だって、原作が『ハチワンダイバー』、『妖怪番長』の柴田ヨクサル先生で、作画を担当しているのが、『仏像のまち』の蒼木雅彦先生ですよ。この異色コンビの作る青年漫画が、逆に、どうやったら、つまらなくなるんですか!?
ストーリーは骨太で、方向性がまるで予測できない、ハイテンションで、理屈抜きで熱い。対して、絵は美麗で -
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何度でも、声を大にして、喉が潰れるのもお構いなしで訴えるが、私の中で、『うしおととら』が一番に熱い妖怪漫画だ
けど、もし、この熱、一点で超えないけど、届きそうな作品が他社から出ているモノの中にあるとしたら、集英社刊では梅澤春人先生の『妖怪伝奇 Roku69Bi』、そして、講談社刊では、この『妖怪番長』だろう
柴田イズムは、理屈抜きで読み手の魂を根っこから揺さぶる事が出来るチカラ、藤田イズムに近しいモノを感じる。柴田先生と、藤田先生が人間的にも、漫画家としても、種類が似ているからだろうか?
ストーリーにこれ以上ないほどマッチしている絵も、ファン以外からしたら、下手に映るだろう。けど、ファンには、 -
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濃い、じゃなく、濃ゆい
一見かつ一読しただけで、柴田先生の漫画と理解できるくらい、画もキャラの個性も、ストーリーも濃密
今現在、YJでメキメキと人気が上昇している『プリマックス』の原作も、柴田先生は担当しているのに、この『妖怪番長』の質がまるで下がっていない。一体、どこから、こんだけのバイタリティが湧いてるんだろうか
私は柴田先生の作品を、『エア・マスター』からでなく、帯でも推されている『ハチワンダイバー』から入ったタイプだが、正直、『ハチワンダイバー』は将棋っつーより、バトル漫画だよな、と思っている。ある意味、柴田先生は新しい将棋漫画を描いた
私の中で、柴田先生と言えばバトル漫画なので、この -
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史上最熱の将棋漫画!将棋を知らない?ウェルカムです
『エアマスター』『谷仮面』と同一の作者。
やはり熱い展開には定評があります!(個人的にではありますが。)
この作者はどういう展開にしたら胸に込み上げるものを感じられるか、どうしたら抑えきれないこの熱い想いを表現できるのか。全てわかっているような気がします。少なくとも私は読む度に感動してます。これは大袈裟ではなく本音です。
さて、漫画の内容としては将棋漫画。
但し、ただの将棋漫画ではありません。
これが重要!では、言います。将棋のルールなんて知らなくていいんです。言いました。
そう、将棋の知識はこの漫画に一つも必要 -
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最初は小規模個人的な真剣勝負から始まったこの物語。でも話はどんどんスケールが大きくなり、膨れていった。一体この物語をどうやって締めるのだろう。なぁなぁの展開でお茶を濁すのか、だらだらと続けるのか。それとも序盤は面白かったけどしりすぼみな作品として終わってしまうのか、それだけが心配だった
でも最後の2冊を読んでいる最中にそんな不安は吹っ飛んでしまった。最後の最後の真剣勝負で賭けていたのは、結局のところ世界でもプライドだもなくたった一人の女だった。そして全ての元凶であったタニオはどこまでも純粋な男だった。もちろん中だるみはあったが、タニオの最期の言葉と表情が見られただけでも言うことはないと思う -
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将棋の皮をかぶった、恋愛漫画の極北、32巻。
ついに主人公・菅田健太郎と、受け師・中静そよとの直接対決が開戦。『はじめの一歩』でいえば、一歩と宮田の再戦に相当する、相思相愛の真剣師同士の勝負は、まさかの相矢倉。歴代名人をして最後に指したいといわしめた戦型での対局は、くんずほぐれつの「ほとんどベッドイン」状態に♪
画としては将棋であり、その棋士の凄さを可視化した天使の翼、そして深海へのダイブだったりするのだが、これはもはや究極の官能漫画といっても過言ではない域へ突入。2重の共感覚的表現によるずっしりとした読みごたえ……いやぁ、素晴らしい。
同時並行で進む右角と凛の肉弾的なからみ(笑)しかり -
Posted by ブクログ
師匠かっこよかった。
テンションありきでつっぱっしてきた数々の戦いだけど、師匠とはテンションぐつぐつ煮えたぎるのを、制御しながらの戦いでした。
今まではどこかで、テンションの煮えたぎりが噴出していたけれど、最後まで自分の制御下で戦いを終えました。
師匠からの「平安」で戦え、というのはそういうことでしょ。
なんか、解説せずにはいられない。そんなスポーツの試合ってあるよね。だれかれ構わず、話をしたくなる。
この試合を見たこと、それこそが価値を持つ。そんな戦いだと思うんですよ。
という特異点のような戦い終わった後、VS名人。
あくまで、アングラの価値観であった鬼将会。ここへきての名人登場で、表の