入間眞のレビュー一覧
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様々なホラー/スラッシャー映画への愛情、小ネタに溢れていて、いきなり急ハンドルをきるような展開……読んでいて楽しかった。物語中盤以降の加速っぷりがたまらなかった。
作者の別作品(吸血鬼ハンターたちの読書会)を読んでおり、そして今作。改めて、この作者は痛みや不快なものだとかそういう“嫌な描写”がうまいなと思った(両作品の翻訳者さんたちも!)。読み手が想像できて「うわっ」となってしまうような。
置かれた状況は全く違い、一つとして経験したことはないものの、自分が同性なのもあってか、ファイナルガール達には不思議な共感を覚えた。特にリネット。もがき続けるあの姿は痛々しく、哀れみを感じたりや滑稽に見えたりもするのだけど、とても力強いなと思った。
ホラー映画は好きでよく観ており、元ネタになっている作品は大体観たことがある。これまで「楽しんで」観ていたわけだけれど、今作を読んで(特にp.444)、ホラー映画を楽しむということについてちょっと立ち止まって考えてみる機会が持てた。(こういうことを書いたり言ったりすると真面目すぎとか何か色々言われたりするかもだけど)
ホラー映画における様々な非対称性について。性別、人種、年齢、自身の感覚(現実では嫌だし憎むべき行為なのに、映画は楽しんでしまうというような)。
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Posted by ブクログ
ビショップ好きにはたまらん1冊!
終わり方も一応ハッピーエンド(明るい)で好きです。映画では3で一度再起動され、“恥”という感覚により機能停止・破棄されていたビショップがWYの最高科学者により復元され、ロックのかかった“マザー”に関する情報を創造主が抜き出そうとします。
人類存続が最優先のアンドロイドですから、
危険とみなしたビショップは情報提供に戸惑い、ロックが外せません。
大きく三人の人物の視点で描かれます。
植民地海兵隊に入隊した、小柄ながらも優秀な若い女性。
決して楽とは言えない環境でもまわりの素敵な仲間と運搬船で働く少女。
そしてビショップ。
面白いです。
かなりビショップに対する扱いがボディ的にも、回路(精神的)にも辛いので注意です。
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ホラー映画の登場人物になった時に、映画の途中で殺されずにエンドロールまで生き残る方法を講義してくれるハウツー本。
護身用に手に取る武器はスコップやシャベルより手斧や鎌や千枚通しが良い等、具体的な対策が理由を添えて数多く掲載されている。
「会話中に商品の宣伝となるようなセリフを挟めば、監督や殺人役が戸惑うはずだ」とか「逃げる時はショッピングモールや空港に行け。そういう場所は撮影許可を取る手間や費用が莫大なので撮影隊は追って来ない」とか、映画の中の世界よりもメタな視点での記述もあり、非常に楽しめた。
体裁としてはハウツー本・サバイバルガイドだが、「呼び鈴が鳴ったらドアを開けて外の様子を伺うのではなく、ドア越しに銃を何発もお見舞いしろ」というのは、銃の所持が禁じられている日本だと実行するのは難しいかもね。
巻末には参考資料として「絶対に観るべきホラー映画リスト(寸評付き)」「全くお勧めできないホラー映画5選」が紹介されており、特に「全くお勧めできない」方は、むしろ逆に興味をそそられるほど紹介文の熱量がアツい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ最初にこの本を見た時から絶対に読もうと思ってたけれど、本のページをめくり『ウェス・クレイヴンからの謝罪』での"幾多の人びとの人生をこの手で断ち切ってしまったこと"(p8,5行目)という文で殺人鬼の手記と間違えてしまったかと思いました。ホラー映画はゾンビしか見ないのですが、(ゾンビもホラー映画と言っていいのか詳しくないのでわからない。)それでもブラックユーモアを交えての文章は読んでいて面白かったです。ホラー映画をスラッシャー、悪魔系、ゾンビ、無生物、エイリアンと分けてそれぞれに遭遇する世界でどのようにしたら生き残れるのか、最初に殺されがちなキャラは誰か、予算がないのはどんなジャンルか書かれていて、映画作成の裏側もほんの少し知れたりします。あとはホラー映画でよく舞台になる夏休みやベビーシッターのバイトの時間どう行動するかも書かれていたり最後まで楽しく読むことが出来ました。ホラー映画が大好きな人はより「あるある~」と読めると思います。
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Posted by ブクログ
"ホラー映画が大好きで、小説を書いたり、ホラー映画のプロデューサーを勤めたりしている著者が「ホラー映画で殺されない方法」を教えてくれる。
ユニークな語りで、ホラー映画ってこんなシチュエーションでこういう人が必ず死ぬよね的なことが学べる。
映画好きな仲間同士が集まって語り合うような内容だ。ドリームキャッチャーという映画の一場面を思い出す。男同士の幼馴染が、映画について語り合う場面があり、まさにその場に居合わせたような本だ。
最後に、おすすめホラー映画が掲載されている。8作品ほど見たことがないものがあった。
「悪魔のサンタクロース 惨殺の斧」
「暗闇にベルが鳴る」
「サマーキャンプ・インフェルノ」
「鮮血の美学」
「W/ダブル ステップファーザー」
「チャイルドプレイ/チャッキーの花嫁」
「チルドレン・オブ・ザ・コーン」
「ファンタズム」
紹介されている作品数は57作品。8割以上観ていた映画だったが、まだ見ていない傑作ホラー映画あるらしい。いつかきっと見る気がするが、別に見なくてもいいかとも思う。そんな気持ちでいる限り、私がいつの間にかに「ホラー映画に入ってしまったら」最初に殺されるだろうなぁ~" -
Posted by ブクログ
ネタバレまさかこんな本が出ていたとは!
自分も配信だけど、エイリアン3は鑑賞済みです。
開始10分弱の、唖然とするような展開はまだ覚えています。
おおおおい!?
あとがきで、ウィリアム・ギブスン版脚本の数奇な道筋も知ることができますが、なにより2で生き残った3人(2人と1体?)が、違和感なくストーリーにのっててよかった!
ただまぁ、映画製作会社側の言い分も多分に分かるところもあります。
バイオハザード的なおどろおどろしさはパワーアップしつつも、後半の脱出劇は確かに2の焼き直しと言われてもしょうがないし、冷戦を彷彿とさせる関係性は古いというのも。
わりと頷けます。
でも、ここから推敲を重ねた作品を映像で観たかった思いはありますね。
そう感じさせられる一作でした。 -
Posted by ブクログ
もしホラー映画の登場人物だった場合に最後まで生き残るハウツー本
典型的な死亡フラグとその回避方法など
以下、公式のあらすじを読めば大体のテイストは味わえると思う
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死にたくなければ、これを読め!
ベストセラー『高慢と偏見とゾンビ』『ヴァンパイアハンター・リンカーン』を執筆し、
『IT/イット “それ"が見えたら、終わり。』をプロデューサーとして大ヒットに導いた
セス・グレアム=スミスが贈る――最高に実用的なサバイバル・ガイド
★ホラー映画の巨匠??故ウェス・クレイヴンの〝謝罪文〟付き!
ホラー映画??そこには幽霊、ヴァンパイア、ゾンビから、連続殺人鬼、人喰い、果ては日本発祥の〝呪いのビデオテープ〟まで、ありとあらゆる災厄がひそんでいる。
そんな災厄のひとつひとつに打ち勝つ方法を読者に伝授するのが、この『ホラー映画で殺されない方法』である。
・悪魔祓いの儀式はどうやっておこなうか
・去年の夏(ラストサマー)にまずいことをしでかしたら何をすべきか
・疑り深い地元の保安官をどうやって説得するか
・人殺し人形を倒すにはどうするか
・宇宙人の侵略からどうやって生き延びるか
・自分が映画の冒頭から死んでいるかどうかをいかに見きわめるか
ほかにもハウツー情報が盛りだくさん。ありがたい教訓、珠玉のイラスト、観ておくべき映画リストまでついた本書は、学園のプロムクイーンやマッチョなスポーツ選手、ベビーシッターのバイトをする十代の若者、サマーキャンプの指導員として雇われた社会人にとって必読の書である。
「まえがき」より
気を確かに持ってほしい。あなたに悪い知らせだ。今この本を読んでいるならば、あなたはホラー映画の中に閉じこめられている可能性が高い。わかってる、わかってる、馬鹿げた話に聞こえるだろう。だが、しばらくはわたしを信じたほうがいい。この本には、この本を必要とする相手を見つけ出してたどり着くという特性がある??つまり、この本があなたの手元にあるなら、そこにはちゃんと理由があるのだ。
シナリオライターや監督たちのやり口が数年のあいだにますます巧妙かつ残忍になっていくのを、この目で見てきた。そこで、わたしは自分が体得した知識を書き残そうと決心した。わたしの願いはひとつ。あなたたちに、エンドロールまで生き延びる可能性を少しでも多く提供することだ。わたしが幾多の死を回避しつつ送ってきた人生で学んだスキルを、ぜひとも分かち合いたい。
わたしの役割は何か。それは、あなたがこの地獄を切り抜けるためのガイドだ。あなたの人生を終わらせようとしているシナリオライターと監督の人生を悲惨なものにしてやる方法を示す。
さあ、わたしといっしょに来るがいい。……生き残りたいのなら。??セス・グレアム=スミス
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まずは、自分がホラー映画の世界=テラーヴァースにいるかどうかのチェックから始まるのはウケる
尚且つ、この本を手にした経緯や読んでいる状況からすでに判別要素があるというメタ的な発想も好きだ
確かにホラーに限らず、物語の導入に出てきた曰く付きのアイテムが重要な役割という展開はありがちだよなー
で、それに従わなかった登場人物が次々死んでいくというのもね
サマーキャンプやベビーシッターがそんなに危険なのかー
確かに色々なアクシデントが起こったり、不思議な存在が家の中にいたりしそう
これは洋画ホラーの定番でしょうけど
日本のホラーだと何になるんでしょうね?
田舎や旧家とか?と思ったけど、これは旧来のミステリであってホラーではないかも
日本のホラーの定番シチュエーションって何ですかね?
私はホラーはああり見ないし、洋画はほぼ見ないので色々なネタを見逃してるのでしょうねぇ
でもまぁそんな程度の知識でも面白く読めた -
Posted by ブクログ
めちゃくちゃ真面目に書かれています。
きちんと、その状況に至るのに正解であろう背景の解説から、キャラクターにおける役割、事象における対処方法までがしっかりと書いてありました。
素晴らしかったのは、フィクションにジャンル分けされるものだけでなく、サイコな殺人犯(つまりは実在する人間)も扱っていたこと。
とはいえ、基本的には「ありえないこと」の集大成です。
しごく真面目に語られているし、しっかり情報も載っているけれど、全力で真面目におふざけをしているに過ぎません。
それをこちらはやっぱり真面目にしっかり読んでしまうわけです。
おふざけに対して真面目に取り組むのって、非常に楽しい!読みながら、「あの作品でいうと、こういうことか」「ああ、確かにキャシーはビッチ枠だったよ」なんて自分が鑑賞した作品にあてはめながら読み進めれば終わりを迎えるのはあっという間でした。
文体が語り掛けるような表現で、まるで講義を受けているようだというのも、読みやすさと楽しみやすさの理由のひとつでしょう。 -
Posted by ブクログ
昔のサイコ系スプラッタ映画好きはより楽しめる作品。
主人公が統合失調オチだけはやめてくれ!とハラハラしながら読んだけど、大丈夫だった。
スプラッタ系映画で生き残った人のその後ってどうなるのか確かに考えることはあんまりない、というかシリーズ化されてまた狙われるって事が多い。
間に挟まれた映画の批評がリアル過ぎて現と区別が付かなくなってくるけど全部フィクションです。
というかオマージュだったんですね、最後の解説で元ネタ映画全部見てて笑いました、エド・ゲイン(悪魔のいけにえ)元ネタはなんとなくわかったけどそれ以外は言われてああって感じ。
犯人は予想と大ハズレで、いやまぁ言われてみたらそうかもって感じだけど相方は無理やりすぎる気もする?
シリアルキラー好きってのは日本にも結構いるけど、信者がいて崇拝の対象で…っていうのはフィクションじゃないんでしょうか。
銃社会というかアメリカの犯罪事情があんまりわからないのでその辺がファンタジー。
気になったのは、性的虐待受けた的な匂わせがあるけどそういう描写は無いので、犯人の願望が絵になっただけなのだろうか?
幼少期に何かあったのかそこの所は言及されてないのがちょっとモヤっとしたけど単純に構ってちゃん?
一気読みしたのでもう一度読み返してみたいと思います。 -
Posted by ブクログ
殺人鬼による殺戮事件で最後に1人だけ生き残った女性=ファイナルガールたちを主人公にしたサスペンス小説。
作中のスプラッター映画は現実に起きた事件を基に製作されており、その事件のファイナルガール本人も現実世界で有名になっているという設定。
ただでさえややこしい設定の上に、語り手となる主人公が事件の影響から強迫性障害を発症していて、不安定な感情の地の文をひたすら読まされるため、序盤は小説の世界に入り込むのにちょっと苦労した。けれど世界観を把握してからは主人公のイカれ具合も含めてかなり面白くなってくる。
ファイナルガールの1人が殺されたことから、ファイナルガール全員が狙われていると主人公が"確信"して行動を始めるも、誰も耳を貸してくれない。普通ならモヤモヤする展開だけど、この主人公も本当のことを言ってなかったりするので誰を信用していいのか読者も分からないまま進行するのが良かった。
作中で登場する映画には元ネタがあったりするものの、同じくファイナルガールを題材にした映画『ファイナルガールズ 惨劇のシナリオ』ほどメタネタに満ちた映画オタク向けの作品ではなく、サスペンススリラーとしてしっかり成立していて、ちょっと長かったものの後半は夢中になって読んだ。
主人公のやり過ぎな言動も段々クセになってきて、一つの魅力になってた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレサイバーパンクの泰斗ウィリアム・ギブスンが興行主からの依頼で書いたものの、結局映画化されずにお蔵入りになった「エイリアン3」の脚本を、”サイバーパンクの女王”パット・カディガンがノベライズ。いわば、映画「エイリアン3」とは異なるパラレル・ワールドによる「もう一つの『エイリアン3』」。
うーん・・・これは評価が難しいですね。
SF者としては、「えっ、あのギブスンが書いた脚本を元にしてるの!?」と、そこに惹かれて手に取りますよね。しかーし、ギブスン風味は皆無。ついでに言うとカディガン風味も皆無。まぁ、カディガンはノベライズを得意としている作家でもあるので、あえて個性を出さずに書いたのだと思います。が、それにしても何だか「脚本をそのまま文章にしました」的な、小説としてはかなり読みづらい筆運び。ストーリー展開は「エイリアン2」のバリエーション以上でも以下でもなく、閉鎖空間でわらわら増殖するエイリアンと人間がドンパチやって闘い、生き残った数名の人間が脱出に成功して、ジ・エンド。
語弊を恐れずに言うと、本当に徹頭徹尾、「エイリアン」でしかないんですよ。「エイリアン」と聞いて想像するイメージそのままで、そこから抜きん出るものは何もないです。
しかし、だからこそ鴨は声を大にして言います。「エイリアン」好きは読め!特に「2」好きは絶対に、今すぐ読め!!
「エイリアン」の作品イメージとはほど遠いギブスンが脚本を依頼され、結果的に採用されなかった顛末は、「訳者あとがき」で詳しく紹介されています。このいきさつを読む限り、そもそもギブスンに依頼したのが間違いだったし、ギブスン自身もこの状況では辛かったろうな、と思います。
でも、唯一幸運だったのが、ギブスン自身が大の「エイリアン」ファンだった、ということ。だからこそ、世界中の「エイリアン」ファンを喜ばせるために、「そうそう、こんな『エイリアン』が観たかったんだよ!」と言わしめるための要素をてんこ盛りに盛り込み、自分が大好きな「エイリアン」の世界を純粋に描ききった、それがこの脚本なんだと鴨は感じました。
だから、「えっ、あのギブスンが・・・」と思って読むと、かなり「???」です。小説としても読みづらいです。
でも、シンプルな「エイリアンのノベライズ」として読むと、くっそ面白いです!正に巻を置く能わざる面白さ。リプリーもヒックスもニュートもビショップも全員生き残り、それぞれの道で生を模索します。結構なボリュームの本ですが、脳内に映像を展開しつつ一気読みしてしまいました。
とはいえ、本質的にはアクションものなわけで、終盤の展開もまぁ想定内で、「エイリアン」だしこんなもんかな、と思ってたんですよ。
ところがなんと、最後の最後の数ページで、突然に直球王道の”SF的ヴィジョン”がぶわっと展開するのです。しかも、人間ではないアンドロイドのビショップの語りによって。SFとして文句のつけようがない、見事な落とし前の付け方です。ギブスンの底力ですね。
この”SF的ヴィジョン”によって、もしこの脚本が映画に採用されていたら「エイリアン4」は無かっただろうな、と鴨は思いました。それまでは「SFとしての評価は星2つか、良いとこ3つかな・・・」と思いながら読んでいましたが、この最後の数ページで、星4つ行きました!
ことほど左様に、読み方によって評価も大きく変わってくるであろう、難しい作品です。
しかし、繰り返して言わせていただきます。「エイリアン」好きは読め!特に「2」好きは絶対に、今すぐ読め!! -
Posted by ブクログ
……あなたは以下に当てはまる人だろうか。
●日常生活にイヤフォンまたはヘッドフォンが欠かせない。
●二輪車にまたがる時にヘルメットを被らない。
●通り魔の情報がある地域に赴くのに耐刃性がある服を着ない。
一つでも当てはまる人は――ああ残念だ――哀れな被害者となる確率が跳ね上がる。
なぜならここは、恐怖の世界《テラー・ヴァース》なのだから――。
ホラー映画に精通したヴェテランが贈る、最高に実用的なホラー映画サバイバル・ガイド!
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本書はホラー映画のルール・お約束のお重箱だ。本書が役に立たないタイプのホラー映画ももちろん存在するが、それでも本書を読んでおくことで生存率を上げることは可能――のはず――だ。
クリエイター側の視点に立てば、本書から得られる知見は多い。ルールを活用することで観客を楽しませたり、ルールを逆手に取ることで観客を驚かせたりできる。
そしてなにより、本書は、ホラー映画に限らず全てにおいて、可能な限り生を引き伸ばすコツを教えてくれる。それは、"決して後悔しないこと"ではなく、"決して油断しないこと"だ――。