高座朗のレビュー一覧
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ネタバレ 購入済み
ベルリンの壁崩壊前夜のソ連が舞台の物語。KGBにスパイ容疑で拘束監禁尋問暴行凌辱される受けくんと、それをする攻めくん。容易にストックホルム症候群とかリマ症候群とかの発想が出てしまうのですが、なかなかどうして受けくんが墜ちないです。攻めくんは自覚が無かっただけで割とすぐに陥落していたように思います。
えちは多いです。もう少し微に入り細を穿つくらいの濃厚さも欲しいと思いましたが、今から20年程前の作品だとこのくらいの濃さかもしれません。 -
購入済み
更なる続編を読みたいです。
年下の受×社会人の攻
純粋な青年と擦れた生き方をした成年のストーリー。
サスペンスの要素もあり、幸彦の健気さと素直さ、桐山の気持ちの強さが、愛し合う二人を伝えていました。
幼なじみがいい味出してる -
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表紙に惹かれて購入。一気にBL小説ベスト3にランクインした作品。
水壬楓子さんの「スキャンダル」スピンオフ作品ですが、スキャンダルを私は読んでません。
読まなくてもこれだけで大変美味しかったです。
30代といういい年なのに、それに輪をかけたようにいいお年の大物政治家であり恋人である久賀先生に翻弄される城島が可愛くて仕方ないです。無邪気な子供のように久賀に甘えることも出来ず、プライドとの狭間でそれでも久賀に食いついて取引しようとする城島がもう・・・!
因みにさらにスピンオフ作品「ルール」が発売されてます。城島の浮気相手(?)高森さんのお話。
「リスク」が割とエロ少なめだった(久賀先生はねちっ -
Posted by ブクログ
ネタバレ▼あらすじ
戦後の闇市に暮らす稔は、GHQの日系人大尉・ハラダと知り合う。
彼に親切にされ、徐々に惹かれていく稔だったが…。
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終戦してまだ間もない頃のお話でした。
作者さん曰く闇市の雑多な雰囲気が大好きという事で、このお話はそういった内容をテーマに描かれております。
戦後、闇市、GHQ、と何やら不穏な単語がずらりと並んでいた為、シリアス路線の重たいお話なのかと思っていたのですが、思っていた以上に糖度高めで個人的には凄く読みやすかったです。
攻めも傲慢系かと思いきや割と紳士だし、甘々好きには嬉しい誤算でした。
かと言ってサラッと読んではい終わりというようなライト過ぎる印象はなく、色 -
Posted by ブクログ
探偵同士
攻め:利重義実
受け:天野広基
元刑事の利重は広基と組んで裏の仕事の探偵をしている。広基は利重よりは年下だが探偵歴は長い、頭脳明晰、沈着冷静な広基と正義感が強く熱い利重は互いを信頼し合ってるパートナーとして難しい依頼をこなしてきていた。
プライベートはお互いなに一つ知らなかったがある事件で助かるために、利重が広基を抱くことになり。そこで利重は広基に対する気持ちに気づいてしまう。
面白かったぁ。二人の関係性や事件のことなど序盤が長く感じたけど、ただの相棒がどうやってそういう相手になるのだろうと思いながら読んでいて、なるほどなっとくの展開でした。こうなるのは必然、仕方ないような展 -
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この『スキャンダル』シリーズでは、一番萌えました♥
年の差CPばかりの作品で、それほど年の差がないお話しでしたが、うん・・・冷静沈着大人な男が、受に対してどんどんドSぶりを発揮していくお話しでもありました。
決して俺様ではありません。でも受攻共にプライド高いです。
政治秘書×キャリア警官です。
どちらも敬語で話します。もちろん言葉責めも敬語・・・エロい・・・。
ショートではバカップルぶりも発揮しておりまして、このシリーズでは一番甘いCPなんじゃないかな~♪と、感じております。
全4巻
1.「スキャンダル上」
2.「スキャンダル下」
3.「リスク」
4.「ルール」 -
Posted by ブクログ
「仕事はデキるけれど本当の愛を知らなかった男が、清純な美形にころりと落ちる話」が非常に上手い名倉センセです。こちらはその土曜サスペンス調バージョン。ツッコミどころは満載ですが、土サスをBLにしたら大体こんな感じだと思うので比べれば遜色なしでしょう。
桐山は、仕事のためなら手段を選ばない雑誌記者です。そんな彼が、ある事件の真相を追究する目的で、目の見えない雪彦にあざとく接近しようとします。桐山の小芝居を疑うこともなく、素直に好意として喜ぶ雪彦。その上、警戒心のまるで無い雪彦になつかれてしまい、良心がチクチクしてしまうことに。
一目惚れですね。
気がついたら攻が天然受にメロメロになってるストーリー -
Posted by ブクログ
バーバラセンセと言えば、監禁陵辱のエキスパート。ハードなだけじゃなくエロティックで程よい甘さを内包していて、いつもドS心を満足させてくれます。
でも、こちらはそんなタイプの監禁モノとは違ってひとひねりあり。
おとなしくて弱そうな作家が、色男の頑丈そうな編集者を「取材旅行」と騙して1週間別荘に閉じ込めちゃうという、いつもとは逆バージョン。面白かったです。
全く対人スキルがなくネガティブ思考で、自分の恋心をはっきり告げることもできない那須。恋焦がれていた担当編集の中浦が結婚すると噂で聞いてショックを受け、思い詰めるあまりの行動でした。やらかしちゃったんですね…30歳の男としては思慮不足で極端です