井上智徳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この時期に読むべき本かどうかはわからないけど、あながちブレた話じゃないです。
あまり小難しく考えずに、SFファンタジーというスタンスで読んだほうがいいかも。それでも、今まで信じて疑いもしなかった原発安全神話や、他人事と思っていた災害に少しでも感心が持てるし、冷静に考えてみたくなる契機にはなるはず。
ストーリーは、安易で稚拙な部分もあるかもしれないけど、素直にその世界観に入り込んでみればいいのではないかと。
私は三人の女の子が過酷な運命を背負っているにもかかわらず、前向きに頑張っている姿はステキだと思った。女子高生の設定は、この手の話が苦手な私なんかには取っ付きやすかったかな。 -
Posted by ブクログ
「いつか現実に起こりうる、最悪の結末――の先」
荒廃、汚染、無人、凶暴化した動物、無法地帯、、、
原子力発電所がメルトダウンした後の都会を描く。
事故後20年経ってから発せられたSOS。
遺伝子操作で放射能に対し抗体を持った少女3人が
「東京」に残っているという「生存者」を救助しに行く。
この著作が秀逸な点は、よくありがちな、単なる原子力反対に帰結していないところにある。
「科学者のせいじゃない。みんなが電気を求めた結果、需要があったから、あんたら科学者が答えただけだろ!」
頬をビンタされたような気分になった。
ただ単に反対と言うのは簡単だ。
そうではない。もっと奥まで、深くまで -
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色々展開あります
表紙は左側手前がメイド、中央奥が王女さんになります。
船長も変装しますが、鬼ごっこして剥がれたりもします。
メイドは微乳枠かと思いきや、二人そろって美乳枠みたいですね。
その割にサスペンダーの位置があれなので、
成長中美乳枠なのかなあ、的な感じです。
一般論ですが女性の場合は中学で身長の成長がほぼ停止して、
高校入ってから胸がでかくなるらしい。
もちろんでかくならない人もいます。例外もありありです。
で19までに成長は停止。以後、太くなるのはウエストだけ。
大きくしたけりゃ詰め物詰めろらしい。
他方、大きくなくても構わないと考えてる殿方も
佃煮煮にする程いるので過度に気にしないことも大切。
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不幸にも現実化したSF
お台場に作られた原発が、大地震でメルトダウンし、東京周辺が放射能に汚染された近未来の話。
まさかこの内容が、2008年…東日本大地震のわずが3年弱前に描かれ始めていたとは驚きでしかない。
(もちろん、3.11の時も連載中)
内容は福島で実際に起きたことに近く、また多摩地区の現実の地名・建物などが出てくるので非常にリアル。
これは、ヘタをすると実際に政治利用されかねず、アニメ化が遅れたというのも納得できる。
一方で、背景以外のところは完全にSFであり現実味は薄い。
また、ヘリコプターの「プロペラ」という表現があったり、B-2爆撃機が機銃射撃をしたり500mの幅しかない多摩 -
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完結。
あんまり細かいことを気にして読む作品ではないのはわかるが、でこぼこコンビの設定以外は、作者が書きたいモチーフの寄せ集めで、舞台の国とか、臓器とか、背後の黒幕の正体とか、それぞれありきたりに感じられた。 -
ネタバレ 購入済み
無双グループが銀行屋の率いるより大きなモノの手に!?という展開でさらに舞台が広がる。
実際そういうことなんだから仕方ないけど、作者がラスベガスを描きたかっただけではないかという気もしないでもない。 -
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意外なところに敵の仲間が!?無双の手に落ち利用される美晴。殺しの技術を得た経緯は!?おっちゃんは救えるか?
日本が舞台なのに、絵柄のためか外国っぽいと言うか無国籍な印象。それが良い雰囲気を出しているともいえる。